【ロサンゼルスAFP=時事】米西部ユタ州の砂漠地帯で見つかった謎の金属製柱「モノリス」がどのように出現したかは依然として謎に包まれているが、その消失の謎は解けたようだ──残念ながら、異星人とは無関係だ。(写真は米ユタ州の砂漠地帯で見つかった謎の金属製柱)
 インスタグラムに1日、世界中の注目を集めたモノリスを持ち去ろうと、真夜中に作業する男性4人を捉えた写真が投稿された。
 投稿したのは、先月27日に現地を訪れた写真家のロス・バーナーズさん。バーナーズさんが写真に添えた説明によると、4人は同日夜に突然現れ、モノリスを横倒しにして解体し、手押し車に載せて持ち去ったという。
 バーナーズさんは、「男性の一人が私たち全員を振り返り、『痕跡を残すな』と言った」とつづった。
 1日夜、スラックラインのパフォーマーでアドベンチャースポーツの選手でもあるアンディー・ルイスさん(34)が、「われわれがユタのモノリスを撤去した」と題した動画をユーチューブに投稿した。
 動画には、手押し車で運び去られるところと思われるモノリスが映っていたが、詳しい説明は書かれていなかった。
 モノリスは三角柱の形状で、高さ3メートル。地元当局が18日、上空からオオツノヒツジの頭数を数えていた際に発見した。
 発見のニュースはインターネット上でたちまち拡散。スタンリー・キューブリック監督の名作SF映画『2001年宇宙の旅』に登場する奇妙な物体「モノリス」に似ているとの投稿が相次いだ。映画では、地球外からやってきたこの物体により人類の進化が飛躍したという設定になっている。
 現時点では、撤去した男性たちがモノリスを設置したのかどうかも、バーナーズさんとルイスさんの説明が合致しているかどうかも明らかになっていない。
 バーナーズさんによると、モノリスを撤去した男性の一人は「砂漠にごみを残しちゃいけないんだ」と述べたという。
 近隣のモアブに住むシルバン・クリスチャンセンさんは、自身がモノリスを撤去した男性の一人だと主張。人間が大地と生態系に及ぼす影響を懸念していると米紙ニューヨーク・タイムズに語った。
 バーナーズさんは、「母なる自然はアーティストだ。自然の中のアートは母なる自然に任せるのがベストだ」と結論付けている。
 好奇心旺盛な見物客らが大勢押し寄せることを懸念し、当局はモノリスの所在地の公表を控えていたが、ほどなく数十人が特定し、現地を訪れていた。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2020/12/03-12:08)

情報提供元:時事ドットコム ワールドアイ
記事名:「米ユタのモノリス、消失の謎解明「砂漠にごみを残すな」