大分県別府市にある扇山の斜面で夕方から野焼きをし、温泉への感謝を示す「扇山火祭り」が6日、開かれた。昨年は日中に行われたため大きな炎は見られなかったが、2年ぶりに炎が市街地の夜空を照らし、高台に市民や観光客が集まった。  火祭りは、温泉の神様が扇山で休息を取っているという言い伝えから、山に火を放ち、温泉の神様に感謝を伝えようと始まったという。1976年に現在の形となり、今年で45回目。  昨年は見物客の密集を防ぐため、炎が見えにくい日中に実施したが、今年はマスクの着用徹底や密集防止を呼び掛けて夜間に開催。祭りに先立ち行った神事では疫病退散の願いも込めた。  祭りが始まった午後6時、市西部にある扇山の市街地に面した山肌に日没直前に火を放ち、約3時間草木を焼いた。東側にある市内からは炎が見え、空は赤く染まった。  例年は市内温泉の無料開放やイベントも同時に行っているが、大部分は中止しオンライン形式の企画を実施した。 【時事通信社】

情報提供元 : 時事通信社
記事名:「 扇山火祭り、2年ぶり街照らす=大分県別府市〔地域〕