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町田社長が語るマッチングワールドの変遷と未来戦略:副業支援で個人を豊かにする —— マッチングワールド株式会社


町田博氏は、ゲーム業界で起業し200億円の売上を達成するも、多額の負債を抱え倒産。その後2001年にマッチングワールド株式会社を設立、現在では売上100億円を超える企業へと成長。マッチングワールドは余剰在庫問題を解決するマッチングプラットフォームを開発し、ゲームやトレーディングカードなどの専門的な卸売事業を展開している。リーマンショックの厳しい時期を乗り越え、現在は今後の海外市場への進出も視野に入れた成長戦略を描いている。副業支援にも力を入れており、個人向けの指導を通じて新しい市場の開拓に努める方針。

マッチングワールド株式会社
(画像=マッチングワールド株式会社)
町田 博(まちだ ひろし) ―― マッチングワールド株式会社
1949年生まれ。鹿児島県出身。
鹿児島商業高校卒業後、近畿電気通信局に入社。その後、大阪の現金問屋に就職。1983年に株式会社光陽を設立。
設立時に年商200億円の企業を作り上げる。しかし、創業から6年後、慢心や不運が重なり在庫負債46億円を抱えて倒産。
その後、浪人時代などを経て、2001年に株式会社マチダ(現・マッチングワールド)を設立。代表取締役社長に就任。現在に至る。

略歴
1968年 近畿電気通信局(現・NTT西日本)入社
1975年 株式会社日経 入社
1983年 株式会社光陽 設立
2001年 株式会社マチダ(現マッチングワールド株式会社)設立
当社は、独自に開発した会員制の卸売・仕入れサイト「M-マッチングシステム」による在庫マッチング事業を主体としております。「余剰在庫を有効に活用処分したい企業」と「それを仕入れたい企業」をマッチングさせることで、「在庫問題を解決させるサービス」を行っております。主な商材は、ゲーム、トレーディングカード、アニメグッズ、玩具などです。その他、各種ECモールの運営や、ホビーショップ「まちキャラ」を首都圏エリアに4店舗展開しております。

これまでの事業変遷について

——マッチングワールドの創業から現在にいたるまでの変遷や事業内容について教えていただけますか?

マッチングワールド株式会社 代表取締役・町田 博氏(以下、社名・氏名略) マッチングワールドは、私が23年前に設立した会社です。その前にもゲーム業界で会社を経営しており、年商200億円を達成した時期もありましたが、在庫処理の難航が原因で倒産し、46億円の負債を抱えてしまいました。

その後、浪人時代を経て、2001年に株式会社マチダ(現・マッチングワールド)を立ち上げました。

当初は在庫をお客様から借り、ファックスで商品の案内を行っていました。おかげさまで注文が殺到し、ファックスが止まらないほどの忙しさでした。しかし、時代の流れとともにインターネットの活用を始め、迅速かつ効率的に在庫情報を管理できるようになりました。これが、現在の事業の基盤となっています。

——会社の成長はどのように進んでいったのでしょうか?

町田 一時は、金融機関から融資を受け、マッチング事業の売上は61億円に達しました。しかし、リーマンショックの影響で売上が大幅に減少し、金融機関への返済が困難な状況に追い込まれました。社員の給料を削減し、事務所も移転するなどの対策を取り、10年ほどの苦しい時期を乗り越えました。

現在は、その困難を経て事業は安定し、売上は100億円を超えました。事業としても大きな成長を遂げていると感じています。

自社事業の強みについて

——御社のマッチングビジネスの強みは何でしょうか?

町田 当社の強みは、特定の分野に特化したマッチングを行っている点です。ゲーム業界で培った経験を基に、専門的な知識を持つ人材を集め、業界に特化したマッチングを行っています。例えば、ゲームの専門バイヤーがいると、商品の価格や需要を即座に判断でき、スムーズに取引が進むのです。

さらに、当社は豊富な業界データを活用しています。これにより、より精度の高いマッチングを提供でき、クライアントにとっても信頼性の高い取引が実現しています。単に広く浅くビジネスを展開するのではなく、特化した分野で深く掘り下げる戦略が、当社の成長を支えているのです。

——特化した戦略が、成長を押し上げているのですね。

町田 そうです。特化することで、競合他社との差別化が図れます。また、業界の専門家を採用することで、営業活動も非常に効率的に行えます。これが、当社のマッチングビジネスの強みであり、今後もこの方針を継続していく予定です。

ぶつかった壁やその乗り越え方

——経営の中で最も困難だったこと、そしてそれをどう乗り越えたかを教えてください。

町田 最も困難だったのは、リーマンショックの時期です。当時、金融機関からの融資を受けていたため、経済危機の影響で返済が非常に厳しくなりました。それでも、金融機関との関係を悪化させないように、返済計画をしっかりと守り、社員の給料削減や事務所移転などのコスト削減策を講じました。

それに加えて、会社全体として「この事業を続けたい」という強い意志を持ち続けたことが、乗り越える原動力になったと思います。社員の皆も、私と同じように会社を大切に思ってくれており、何とかその苦しい時期を乗り越えることができました。現在では、当時の困難が逆に成長の糧となり、さらに強固な基盤を築くことができたと感じています。

——社員の協力が大きかったのですね。

町田 そうですね。当社は社員同士の信頼関係が非常に強く、長期にわたり勤続している社員も多いです。こうした信頼と協力があったからこそ、リーマンショックの困難を乗り越えられたと思います。

今後の経営・事業の展望

——今後の事業展望や経営戦略についてお聞かせください。

町田 当社は、今後も成長を続けていくために、新しい分野への進出や海外市場の開拓を視野に入れています。現在、国内市場だけでなく、越境ECなどを通じて海外市場にもアプローチしています。特にアジア市場は大きな成長が見込まれるため、今後はさらに力を入れていく予定です。

また、資本提携やM&Aも重要な経営戦略として考えています。成長を加速させるために、他社との提携や新規事業の立ち上げを進め、企業価値の向上を図っていくつもりです。上場も視野に入れており、5年以内にはIPOを実現させたいと考えています。

——海外市場への進出がカギとなるのですね。

町田 そうです。現在、売上の50%は国内ですが、今後は海外市場での売上比率を高めていくことが目標です。特にアジア市場は今後ますます拡大していくと思いますので、そこでのプレゼンスを強化することで、さらなる成長を目指します。

ZUU onlineユーザーへ一言

——最後に、ZUU onlineユーザーに向けたメッセージをお願いします。

町田 私たちが今最も力を入れているのは、副業支援です。副業に関するノウハウをまとめた書籍を無料で提供し、個人がリスクなく始められるようサポートしています。現在、当社のシステムを利用している個人の登録者は約4,000人おり、年間では20億円に達しようとしております。

ビジネスを成功させるためには、まず自分の情熱を見つけ、それに全力を注ぐことが大切です。失敗を恐れず、挑戦し続けることが、成功への近道だと信じています。皆さんも、好きなことに挑戦し続けてください。

氏名
町田 博(まちだ ひろし)
社名
マッチングワールド株式会社
役職
代表取締役社長
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