ギリアド、第2四半期業績を発表、ベクルリーを除く製品売上高は前年比10%増の76億ドル
ギリアド・サイエンシズ株式会社
ギリアド、第2四半期業績を発表
-ベクルリーを除く製品売上高は、前年比10%増の76億ドル- -ビクタルビの売上高は、前年比7%増の38億ドル- -希薄化後1株当たりの損失は(8.45)ドル、非GAAPベースの希薄化後1株当たりの損失は(6.75)ドルで、最近の買収に関連するIPR&D費と税費用の1株当たり(9.08)ドルを反映-
ギリアド・サイエンシズ(本社:米カリフォルニア州フォスターシティ、ナスダック:GILD、以下ギリアド)は本日、2026年第2四半期の業績を発表しました。
ギリアドの会長兼最高経営責任者(CEO)ダニエル・オデイ(Daniel O’Day)は「ギリアドの2026年第2四半期の業績は、HIVポートフォリオ、トロデルビおよびLivdelziに牽引されて、ベースビジネスが対前年比10%増と、非常に好調でした。HIV領域の売上高は12%増加しました。これは、治療薬が引き続き好調に推移し、PrEP事業が急速に拡大したことを反映しており、2026年のベースビジネス売り上げ見通しの引き上げを支えています。また、3つのFDA承認の取得と3つの肯定的な第III相試験の更新により、有意義な臨床的進歩も遂げました。2026年後半には、オンコロジーとHIV領域での2つの製品上市を含めて、多くの機会を提供できることを期待している」と述べています。
2026年第2四半期の業績
• 2026年第2四半期の売上高は、2025年同期比10%増の78億ドルでした。これは主にHIV製品、トロデルビ(R)(サシツズマブ ゴビテカン)およびLivdelzi(R)(seladelpar)の売上増によるものですが、一部はベクルリー(R)(レムデシビル)、細胞治療製品、慢性C型肝炎ウイルス(HCV)製品の売上減に加えて、知的財産の過去の売却に関連するロイヤルティ、その他の収入の増加により相殺されました。
• 2026年第2四半期の希薄化後1株当たり損失(EPS)は(8.45)ドルとなり、2025年同期の1.56ドルの希薄化後1株当たり利益から減少しました。この主な要因は、Arcellx, Inc.(Arcellx)、Tubulis GmbH(Tubulis)およびOuro Medicines, LLC(Ouro Medicines)の買収に関連するインプロセス研究開発(IPR&D)費用による1株当たり9.08ドルのマイナス影響(Lakefront Biotherapeutics NV(Lakefront)との提携による影響および関連税効果を反映後)に加え、過去にImmunomedics, Inc.(Immunomedics)から取得した資産に関連するIPR&D減損費用ならびに営業費用の増加によるものです。
• 非GAAPベースの希薄化後EPS(損失)は、2025年同期の2.01ドルに対し、2026年第2四半期は(6.75)ドルでした。この減少は主に、前述した買収によるIPR&D費用による1株当たり(9.08)ドルの影響と税金、および非GAAPベースの販売費・一般管理費(SG&A)と非GAAPベースの法人税の増加によるもので、一部は収益の増加により相殺されました。
• 2026年6月30日現在のギリアドの現金、現金同等物および有価証券は、2025年12月31日現在の106億ドルに対し、32億ドルでした。この減少は主に、買収に関連した年初来の現金支出113億ドル、負債の返済28億ドル、配当金の支払い21億ドル、普通株式の買戻し7億7,400万ドルによるもので、一部は負債による資金調達額(純額)41億ドルと営業キャッシュフロー61億ドルで相殺されました。
• 2026年第2四半期中、36億ドルの営業キャッシュフローを創出しました。
• 2026年第2四半期中、ギリアドは10億ドルの配当を支払い、普通株式3億5,500万ドルを買い戻しました。
2026年第2四半期の製品売上
2026年第2四半期の製品売上高は、2025年同期比8%増の76億ドルでした。2026年第2四半期のベクルリーを除く製品売上高は、2025年同期比10%増の76億ドルとなりました。これは主に、HIV製品、トロデルビおよびLivdelziの売上増によるもので、一部は細胞治療製品およびHCV製品の売上減により相殺されました。
HIV製品の2026年第2四半期の売上高は、2025年同期比12%増の57億ドルとなりました。これは主に平均販売価格上昇と需要増に牽引されました。
• ビクタルビ(R)(ビクテグラビル50mg/エムトリシタビン200mg(FTC)/テノホビルアラフェナミド25mg錠(TAF))の2026年第2四半期の売上高は、2025年同期比7%増の38億ドルとなりました。これは主に平均販売価格上昇、在庫動向の改善および需要増によるものです。
• デシコビ(R)(FTC 200mg/TAF 25mg)の2026年第2四半期の売上高は、2025年同期比48%増の9億6,700万ドルでしたが、これは主に平均販売価格上昇と需要増によるものです。
2026年第2四半期の肝臓疾患領域のポートフォリオ売上高は、2025年同期比10%増の8億7,700万ドルとなりました。これは主にLivdelzi、慢性B型肝炎ウイルス(HBV)製品、Hepcludex(R)(bulevirtide-gmod)の需要増によるものですが、HCV製品の売上減により一部相殺されました。
ベクルリーの2026年第2四半期の売上高は、2025年同期比81%減の2,300万ドルとなりましたが、これは主にCOVID-19関連の入院率低下によるものです。
細胞治療製品の2026年第2四半期の売上高は、競争環境の影響を受け、2025年同期比14%減の4億1,700万ドルとなりました。
• イエスカルタ(R)(アキシカブタゲン シロルユーセル)の2026年第2四半期の売上高は、2025年同期比12%減の3億4,600万ドルとなりました。これは主に、クラス内(同種製品)およびクラス外(他機序製品)の競争によるものです。
• Tecartus(R)(brexucabtagene autoleucel)の2026年第2四半期の売上高は、2025年同期比24%減の7,000万ドルでした。これは主に、クラス内の競争によるものです。
トロデルビ(R)(サシツズマブ ゴビテカン)の2026年第2四半期の売上高は、2025年同期比26%増の4億5,700万ドルでした。これは主に需要増によるものです。
2026年第2四半期の製品売上総利益率、営業費用、および実効税率
• 2026年第2四半期の製品売上総利益率は、2025年同期の78.7%に対し、79.3%で横ばいとなっています。2026年第2四半期の非GAAPベースの製品売上総利益率も、2025年同期に対し、横ばいで86.9%でした。
• 2026年第2四半期の研究開発(R&D)費は、2025年同期の15億ドルに対し、18億ドルでした。これは主に統合費用およびその他の買収関連費用によるものであり、一部はオンコロジー領域の臨床試験活動の減少により相殺されました。2026年第2四半期の非GAAPベースのR&D費は、2025年同期の15億ドルに対し、14億ドルでした。これは主にオンコロジー領域の臨床試験活動の減少によるものです。
• 2026年第2四半期の買収に伴うIPR&D費は112億ドルで、これは主に、Arcellx買収の70億ドル、Tubulis買収の31億ドル、Ouro Medicines買収の10億ドルに起因しており、Lakefrontとの提携による影響を調整後の純額です。
• 2026年第2四半期のSG&A費は、2025年同期の14億ドルに対し、19億ドルとなりました。これは主に、買収に伴う統合費用とHIV製品販売促進活動の増加によるものです。2026年第2四半期の非GAAPベースのSG&A費は、2025年同期の14億ドルに対し、15億ドルとなりました。これは主にHIV製品販売促進活動の増加によるものです。
• 2026年第2四半期の実効税率(ETR)は、2025年同期の19.3%に対し、(2.4)%でした。非GAAPベースのETRは、2025年同期の18.8%に対し、2026年第2四半期は(11.4)%でした。これらの変更は主に、Arcellx、Tubulis、およびOuro Medicinesの買収に伴う、税務上控除対象とならない買収関連IPR&D費を反映しています。
ガイダンス、および今後の見通し
ギリアドの2026年通期業績見通しは、以下の通りです。
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M106647/202608224542/_prw_PT1fl_HUwNeqO3.png】
2026年通期のGAAPベースおよび非GAAPベースの希薄化後1株当たり損失のガイダンスには、Arcellx、Tubulis、およびOuro Medicinesの買収に関連する111億ドルのIPR&D費用による約9.08ドルの影響が含まれており、Lakefrontとの提携および関連税効果控除後の純額です。
本2026年のガイダンスに関する追加情報およびGAAPベースおよび非GAAPベースの財務情報の調整は、添付の表に記載されています。本ガイダンスは、さまざまなリスクおよび不確実性の影響を受ける可能性があります。また、後述の「将来予測に関する記述」もご参照ください。
前回の四半期報告書以降の主な更新情報
ウイルス性疾患
• HIV曝露前予防(PrEP)のための週1回投与の経口製剤Yeztugo(R)(レナカパビル)の300mg錠について、米国食品医薬品局(FDA)が医薬品承認事項一部変更承認申請を受理し、審査完了予定日(PDUFA Date)を2027年2月2日とすることが発表されました。
• ウイルス学的抑制が得られている成人HIV陽性者を対象に、ビクタルビ(ISLEND-1試験)または標準治療の抗レトロウイルス療法(ISLEND-2試験)から、開発中の長時間作用型、週1回経口投与イスラトラビル2mg/レナカパビル300mg配合錠への切り替えを評価する第III相ISLEND-1試験およびISLEND-2試験の良好な結果が、Merckとの共同で発表されました。
• 肝硬変を有しない、または代償性肝硬変を有する成人における慢性D型肝炎ウイルス(HDV)感染症に対する治療薬として、HepcludexがFDAから迅速承認を取得しました。Hepcludexは現在、米国で初めてかつ唯一のFDA承認済みのHDV治療薬です。
• 現在のエボラBundibugyoウイルス疾患(BVD)流行への支援のため、ウガンダ共和国にバイアル2,000本のレムデシビルを提供することが発表されました。レムデシビルは、世界のいずれの国でもBVDを含むエボラウイルス疾患の治療に承認されておらず、この使用の安全性と有効性は確認されていません。
オンコロジー
• 切除不能な局所進行または転移性トリプルネガティブ乳がん(mTNBC)の一次治療(1L)において、PD-1/PD-L1阻害剤をベースとした療法が適応とならない成人患者さんに対する単剤療法、または腫瘍がPD-L1を発現している(CPSが10以上)患者さんに対するキイトルーダ(R)(ペムブロリズマブ)またはキイトルーダQlexTM(ペムブロリズマブおよびベラヒアルロニダーゼ アルファ-pmph)との併用療法として、トロデルビがFDA承認を取得しました。
• 転移性疾患に対して全身療法歴がなく、PD-1/PD-L1阻害剤療法が適応とならない、切除不能な局所進行またはmTNBC治療を目的とした単剤療法として、トロデルビが欧州委員会の販売承認を取得したことを発表しました。
• 転移性疾患に対して全身療法歴がなく、腫瘍にPD-L1が発現している(CPSが10以上)切除不能な局所進行またはmTNBC治療として、キイトルーダ(R)(ペムブロリズマブ)との併用によるトロデルビについて、欧州医薬品庁の医薬品委員会から肯定的な見解を得ました。
• PD-L1が高発現(TPSが50%以上)している転移性非小細胞肺がん(NSCLC)の1Lとして、Merckとの共同でキイトルーダ(R)とトロデルビとの併用療法を評価した、第III相EVOKE-03試験の中止を発表しました。この決定は、事前に規定された無増悪生存期間の最終解析および全生存期間の中間解析結果について、外部のデータモニタリング委員会による検証と勧告に基づいています。
• 2026年の米国臨床腫瘍学会年次総会において、1L mTNBC患者さんを対象にキイトルーダ(R)の併用下または非併用下でトロデルビを評価した第III相ASCENT-03試験およびASCENT-04試験の新たな解析結果と、初発または再発・難治性(R/R)の多発性骨髄腫患者さんを対象に開発中のanitocabtagene autoleucel(anito-cel)試験の製造成績に関する新たなデータが発表されました。
• 2026年の欧州血液学会年次総会において、R/R B細胞リンパ腫(BCL)を対象に、開発中のCD19/CD20二重標的自己CAR T細胞療法KITE-753を評価する第I相試験の最新結果が発表されました。
• 初期対価31億5,000万ドルでTubulisの買収を完了しました。今回の買収により、GS-8824などの次世代抗体薬物複合体(ADC)、NaPi2b標的トポイソメラーゼI阻害剤ADC、および新規ADC開発のプラットフォームを取得しました。
炎症領域
• 初期対価16億7,500万ドルでOuro Medicinesの買収を完了しました。これにより、自己免疫疾患に対する臨床段階のBCMAxCD3 T細胞エンゲージャー、gamgertamigを獲得しました。買収はLakefrontと共同で行い、初期対価はLakefrontと折半しました。今後発生する条件付きマイルストーン支払いについても、慣例的な調整を前提として両社で均等に負担する予定です。
• 原発性胆汁性胆管炎(PBC)を対象とした第III相IDEAL試験において、ウルソデオキシコール酸(UDCA)による治療で十分な効果が得られない、またはUDCAによる治療を継続できないALP高値(基準値上限の1.0~1.67倍)の患者さんにおけるLivdelziの有効性を示す良好な結果を発表しました。
• 2026年欧州肝臓学会(European Association for the Study of the Liver Congress)で、非盲検第III相ASSURE試験のデータを発表しました。この試験では、ALP高値(基準値上限の1.0~1.67倍)で、UDCA治療の効果不十分またはUDCAに不耐性のPBCを対象に、Livdelziの長期安全性および忍容性プロファイルを評価しています。
企業展開
• 元本総額30億ドルのシニア無担保債券を発行し、借入期間が1年間のタームローン融資枠に基づいて元本総額11億ドルを借り入れました。
• 内臓リーシュマニア症の撲滅に向けて資金提供、戦略的支援、AmBisomeの寄付を行う、世界保健機関(WHO)との5年間の新たな協力関係を発表しました。
• 当社取締役会は、2026年第3四半期の普通株1株当たり0.82ドルの四半期配当を決議しました。配当金は、2026年9月15日の営業終了時に登録されている株主に対して、2026年9月29日に支払われます。将来の配当は取締役会の承認を得るものとします。
本プレスリリースでは、一部の金額および割合が四捨五入されているため、合計値が一致しない場合や、再計算した数値が一致しない場合があります。
電話会議
ギリアドは、太平洋時間本日午後1:30に業績説明のための電話会議を開催します。ウェブでの生配信はhttp://investors.gilead.comでご覧いただけます。また、アーカイブはwww.gilead.comで1年間ご覧いただけます。
非GAAPベースの財務情報
本資料に記載されている情報は、非GAAPと明記されていない限り、米国では一般に公正妥当と認められる会計原則(GAAP)に基づいて作成されています。経営陣は、非GAAP情報をギリアドのGAAP財務情報と併せて検討することにより、投資家に有益な情報を提供できると考えています。これは、経営陣がこのような情報を経営、予算管理、および財務計画を目的に社内で使用しているためです。非GAAP情報は、包括的な会計規則に基づいて作成されたものではなく、GAAPに基づいて報告されたギリアドの業績の理解を補完するためにのみ使用されるべきものです。一般的に、非GAAP財務情報には、買収無形資産償却費、構造改革費、その他通常では想定できない項目やギリアドの事業の基本的な事業状況を反映していない項目を含む取得関連費用、保有株式等の公正価値評価、当該の除外事項ならびに税法の変更、法人間での無形資産の移管、および法人の構造改革費など基本的な状況を反映していないその他の個別の税金費用や便益を伴う当該税金費用や便益は含まれていません。ギリアドは、非GAAP財務情報から買収した無形資産の償却費を一貫して除外していますが、経営陣は、このような無形資産が買収の一部として計上され、継続的な収益創出に貢献していることを投資家に理解してもらうことが重要であると考えています。非GAAP評価指標は、同業他社では異なる定義や計算方法を採用している場合があります。非GAAPベースの財務指標と最も直接的に比較できるGAAP基準の財務指標との比較表は、下記の表をご参照ください。
ギリアド・サイエンシズについて
ギリアド・サイエンシズは、すべての人々にとってのより健康な世界の実現を目指し、30年以上にわたり医療の革新を追求し、飛躍的な進歩を遂げてきたバイオ医薬品企業です。当社は、HIV、ウイルス性肝炎、COVID-19、がん、炎症性疾患などの生命を脅かす疾患の予防と治療のため、革新的な医薬品の開発に取り組んでいます。カリフォルニア州フォスターシティに本社を置き、世界35カ国以上で事業を行っています。
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