聖マリアンナ医科大学がNTTプレシジョンメディシンの「Japan Precision Medicine Platform(JPP)」にデータパートナーとして参画
2026年2月5日
NTTプレシジョンメディシン株式会社
学校法人聖マリアンナ医科大学
BC Platforms
NTTプレシジョンメディシン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:是川幸士、以下「 NTT プレシジョンメディシン」)、および、BC Platforms(本社:スイス、CEO:Mukhtar Ahmed、以下「BC Platforms」)は、学校法人聖マリアンナ医科大学(以下、聖マリアンナ医科大学)が「Japan Precision Medicine Platform※1(以下「JPP」)」のデータパートナーとして参画し、データパートナー契約を締結したことを発表いたします。
聖マリアンナ医科大学は、地域の基幹病院として幅広い診療領域における高度医療を提供するとともに、医学研究・教育の推進に力を入れており、多様で質の高い臨床データを保有しています。今回の参画により、JPPは国内の医療機関ネットワークをさらに拡大し、研究者や製薬企業が日本のリアルワールドデータ(RWD)へ安全かつ効率的にアクセスできる環境の整備が加速します。
JPPは、NTTプレシジョンメディシン・BC Platformsが共同で構築する、日本初の包括的医療データ連合解析プラットフォームであり、国際標準モデル「OMOP CDM」およびBC Platformsの分散解析技術(Federated Analytics)※2を活用し、院内データへの安全なアクセスを可能にするTrusted Research Environment(TRE)※3アプローチを採用しています。
■ 聖マリアンナ医科大学の参画による主な効果
難病診療・研究に強みを持つ同大学の参画により、希少疾患・難治性疾患に関するリアルワールドデータ(RWD)が大幅に拡充され、国内では入手困難な症例群の可視化が進む。
JPPの枠組みを活用することで、従来は個別の医療機関では難しかった難病領域の詳細な病態解析や治療評価が可能となり、製薬企業・研究者による革新的治療の創出につながる。
国内外の研究機関や製薬企業と連携することで、希少疾患の症例数不足という課題を克服し、国際共同研究や多施設連合解析が加速。難病患者のための新たなエビデンス創出が期待される。
今後は、院内の高品質な難病データを安全に外部研究者へ提供できるTRE環境が整備されることで、社会的ニーズの高い難病領域で「データを動かさずに解析を進める」モデルケースとなり、日本の難病研究の発展に広く寄与する。
エンドースコメント
聖マリアンナ医科大学 臨床研究データセンター センター長/脳神経内科 主任教授 山野嘉久
このたび聖マリアンナ医科大学がJPPに参画することは、医療データ利活用を新たなステージへと押し上げる、大変意義深い一歩です。国内外の研究者が、信頼性の高いリアルワールドデータへ安全にアクセスできる環境が整うことで、複雑な疾患の病態解明や革新的治療の創出がこれまで以上に加速すると確信しています。本学が長年培ってきた臨床研究基盤と、JPPが持つ先進的なデータ解析基盤が融合することで、医療の未来を切り拓く新しい知の創出に貢献してまいります。私たちは、すべての患者さんにより良い医療を届けるため、安全性・透明性を最優先に、研究と臨床の架け橋となるデータ活用を推進していきます。
NTT プレシジョンメディシン株式会社 取締役 データコンサルテーション事業部長 田畑 雅章
聖マリアンナ医科大学がJPPのデータパートナーとして加わることは、国内の医療情報活用にとって大きな前進です。難病・希少疾患を含む高品質な臨床データが、JPP上で安全に活用できるようになることで、製薬企業や研究機関による先進的な研究・開発が一層加速すると期待しています。NTTプレシジョンメディシンは、Trusted Research Environment(TRE)と分散解析技術を組み合わせたJPPを通じて、より多くの医療機関と連携し、日本の医療データの価値を最大化してまいります。
BC Platforms
Senior Vice President of Life Sciences and Healthcare Sales for JAPAC (Japan and Asia Pacific)
Andrew O’Brien氏
BC Platformsは、JPPと聖マリアンナ医科大学との連携を通じて、日本発の貴重な医療データを国際的な研究ネットワークとつなぐ役割を担えることを大変光栄に思います。分散解析技術と高度な分析を活用することで、データを院外に持ち出すことなく、高度なリアルワールドデータ解析を可能にし、難病・希少疾患を含む幅広い領域で新たなインサイトの創出に貢献できると考えています。今後もNTTプレシジョンメディシンおよび日本の医療機関とのパートナーシップを深め、国内外の研究者や製薬企業に対して、国際水準のデータ解析環境を継続的に提供してまいります。
各社の強み・役割
〇BC Platforms
・グローバルで実績のあるデータ活用サービス
・国内2機関への導入実績(理化学研究所、JIHS:国立健康危機管理研究機構(旧 NCGM/国立国際医療研究センター))
〇 NTT プレシジョンメディシン
・JPPのサービス提供主体
参考文献・注釈
※1 「JPP」について
JPPサービスウェブサイト
https://www.ntt-precisionmedicine.co.jp/service/jpp/
※2 分散解析技術(Federated Analytics)
国際標準準拠の「分散型解析(Federated Analytics)」技術で、個人データを外部に移動させることなく、複数医療機関にまたがるリアルワールドデータ(RWD)の安全な解析を可能にする基盤です。
データを一元的に収集したり外部に転送するのではなく、各医療機関にデータを保持したまま、共通仕様に基づく解析ロジックのみを配布し、必要な集計結果だけを返す仕組みを採用しています。これにより、個人情報やセンシティブデータの持ち出しを防ぐ高いセキュリティ施設間で統一されたデータモデルOMOP CDM 等)による再現性の高い解析国内外の医療機関・研究機関との連携容易性製薬企業による疾患横断のコホート探索・疫学研究の迅速化が実現されます。
また、Trusted Research Environment(TRE)と組み合わせることで、匿名化されていない院内データに対する「安全で検証可能なアクセスプロセス」を確保し、研究者がより高度な分析を行うための環境整備を支援します。
BC Platformsは、欧州・北米・アジア太平洋地域を中心に、数百を超える医療機関・研究機関ネットワークで利用されており、国際的なリアルワールドデータ解析の標準的技術として採用が進んでいます。
※3 TRE :Trusted Research Environment
医療データの持ち出しを技術的に防止する信頼できる研究/分析環境・コンピュータリソース
関連リリース
パートナーシップの締結:2023年10月3日
医療分野におけるデータ・ドリブンによる新たな価値創造に向けたパートナーシップの締結について
~次世代医療の進展に向けたメディカルデータセキュア共有プラットフォーム"Global Medical Data Highway"の構築~
https://group.ntt/jp/newsrelease/2023/10/03/231003a.html
https://www.ntt-precisionmedicine.co.jp/news/single/?id=20231003
https://prime-r.inc/newsrelease/658/
英語版
https://group.ntt/en/newsrelease/2023/10/03/231003a.html
JPP提供開始:2024年4月15日
医療データをセキュアに流通・活用可能なプラットフォームによる、データドリブンな次世代医療研究の推進
~NTTライフサイエンス社によるJapan プレシジョン・メディシン プラットフォームTM提供開始~
https://group.ntt/jp/newsrelease/2024/04/15/240415a.html
https://www.ntt-precisionmedicine.co.jp/news-jpp/single/?id=53r1loyjm
https://prime-r.inc/newsrelease/736/
英語版
https://group.ntt/en/newsrelease/2024/04/15/240415a.html
JPPセンター提供開始:2025年3月31日
医療データの利活用を革新する「JPPセンター」が本格稼働開始 ~次世代医療研究を支える高度なデータ探索・分析プラットフォーム~
https://www.ntt-precisionmedicine.co.jp/news-jpp/single/?id=20250331
参考
※BC Platformsについて
BC Platformsは、高度なテクノロジー、予測分析、そして包括的なヘルスケアデータを通じて、医療イノベーションを加速する企業です。統一されたマルチモーダルなデータセットと独自の分散解析技術と専用AI搭載プラットフォームを組み合わせることで、個別医療と医薬品ライフサイクル全体におけるデータドリブンな意思決定を可能にします。BC Platformsは大手ライフサイエンスとヘルスケア企業に独自ネットワークと技術を活用して35カ国以上、1億7,500万人以上の患者の臨床データおよびゲノムデータへの安全にアクセスできる世界を実現しております。
会社名 BC Platforms
所在地 チューリッヒ
設立 1997年
代表者 CEO Mukhtar Ahmed
https://www.bcplatforms.com/
https://www.linkedin.com/company/bc-platforms/
導入実績
・世界35カ国以上にて、1億7,500万人の臨床データをクラウド経由で分析可能
・2020年 理化学研究所、2023年にJIHS:国立健康危機管理研究機構
(旧 NCGM/国立国際医療研究センター)に導入
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