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カザフスタン


遊牧生活から生まれた移動式テント住居「ユルト」の中で広大な草原から近代都市への変遷を映像で追体験

2025年7月29日
EXPO2025 News Vol.9 
大阪・関西万博メディアセンター

カザフスタン 遊牧生活から生まれた移動式テント住居「ユルト」の中で 広大な草原から近代都市への変遷を映像で追体験

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507292859-O4-SjfF256v

カザフスタン 移動式テント住居「ユルト」内部の展示空間

 

 中央アジアに位置し世界最大の内陸国であるカザフスタン。広大な草原地帯(ステップ)が持つ豊かな自然と、遊牧文化に根差した人々の暮らしが共存する国です。古くから人々の移動や牧畜、交流を支え、多様な歴史を育んできた広大な草原地帯「カザフステップ」は、国土の約3分の1を占める広さを誇ります。豊かな自然と伝統文化を持つ一方で、2017年に首都アスタナで「未来のエネルギー」をテーマとした国際博覧会を開催し、社会インフラのデジタル化も積極的に推進するなど、スマートシティーにも取り組んでいます。(※1)

 

 カザフスタンの国旗に描かれている、円の中に三本の線が交差したデザインは「シャニラク」と呼ばれ、遊牧民の移動式テント住居「ユルト」の頂部を表しています。これは親から子へ受け継がれるもので、「生命」「家庭の絆」「家系の継承」といった意味も持ち、今日では「共通の家」「一つの祖国」の象徴となっています。

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507292859-O6-0s8G5V7T

「ユルト」内部からみた頂部

 

■パビリオン紹介

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507292859-O7-p7O7HJsc

カザフスタン パビリオン

 

 「コモンズ F 館」に位置する、 カザフスタン パビリオンでは、約 3000 年前から使われてきた移動式テント住居「ユルト」体験、 多民族共生の取組から、 人工知能( AI )開発、先端医療の取組といった未来の技術まで、楽しく学ぶことができます。

 

 カザフスタンの国土の形をしたスクリーンでは、15世紀から19世紀にかけて存在した王朝、カザフ・ハン国の歴史や哲学者で詩人のアバイ・クナンバイウル、ボクシングや相撲の世界で活躍するスポーツ選手などが紹介されています。また、移動式テント住居「ユルト」の中では、広大な草原から近代都市への変遷を映像で追体験する事が可能です。ここでは、130を超える民族や遊牧民の暮らしをはじめ、社会インフラのデジタル化や同国初の原子力発電所建設計画(※2)といった現代の取り組みにも触れることができます。さらに、「ユルト」内に設置されたデバイスでは、来場者が自らの顔写真を撮影してスクリーンに映し出せる体験コンテンツを通じて、人々のつながりや団結の大切さを訴えます。

 

 また、カザフスタンで開発された医療装置「 ALEM ( Astana Life Ex-situ Machine )」 (※ 3 ) の実機展示では、世界に 3 台しかないといわれるうちの 1 台を見ることができます。広大な国土を持つ同国で、ドナー臓器の長距離輸送を可能にする装置として開発されました。臓器摘出後、機能を失い始めるまでに約 4 ~ 6 時間しかないとされる中、体温と同じ 36 ~ 37℃ を維持し、血液を循環し続けることで、長距離運搬を実現。現在、臨床応用に向けた取組や装置の量産準備が進められています。

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507292859-O10-sE4hBwS5

医療装置「ALEM」

 

■8月10日「カザフスタン」 ナショナルデー

 カザフスタン共和国のナショナルデーは8月10日。カザフ系民族の道徳的・知的基盤を築いたと言われる詩人で哲学者、アバイ・クナンバイウル(1845年8月10日生)生誕180年の記念日でもあります。


 ナショナルデー当日は、カザフスタンの精神性を伝えるアーティストによる特別コンサートを準備しています。そこで披露される伝統音楽「クイ」は、 2014 年ユネスコ無形文化遺産にも登録されました。叙事詩や伝説、童話などの物語を、音楽で表現する「クイ」は、遊牧文化を反映して、長きにわたり口伝によって伝承されてきましたが、今では、世界中の音楽ファンを魅了しています。伝統的な二弦楽器「ドンブラ」で奏でる、特徴的なリズムや音調にも注目です。

 

 古くはシルクロードの要所として活発に交易が行われ、現在もなお多様な民族が暮らす国カザフスタン。文化の多様性と共生の力を世界に発信する特別な一日です。

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507292859-O12-hZXwZx2J

伝統楽器「ドンブラ」

(写真提供:高橋直己)

 

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M106088/202507292859/_prw_OT1fl_796bOY3q.png

 

(※1) カザフスタン政府は、社会インフラのデジタル化を推進するための国家プロジェクト「Digital EL(Digital Era Lifestyle)」を進めています。

https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/04/25db0e5c351dfc97.html

(※2) 参考 ジェトロ・ビジネス短信「カザフスタン初の原子力発電所、ロシア企業が建設へ」

https://www.jetro.go.jp/biznews/2025/06/e38d9b64fac9e807.html

(※3) 参考 HCF (Human Capital Foundation). "ALEM."

https://hcf.kz/en/projects/alem

 

 

直近の注目イベント

■「ジュニアEXPO2025教育プログラム発表会」開催

■日程=7月25日(金)※終了、 8月8日(金)、8月26日(火) 13時~17時30分頃まで

■場所=フューチャーライフゾーン サステナドーム(ジュニアSDGsキャンプ)

https://www.expo2025.or.jp/news/news-20250723-01/

 

これまでの歩み

 「ジュニアEXPO2025教育プログラム」は、学校教育と万博が連携し、「すべてのいのちが輝く未来社会」をテーマに、中高生が課題解決型の学びを深める場として、2020年から展開されています。2020年度は大阪府内の小学校及び中学校を対象に、2021年度は関西圏に、2022年度は日本全国に、2023年度以降は在外教育施設(海外日本人学校等)にまで拡大し、実施してきました。小学生はポスター、中学生はプレゼンと、段階に応じた発表形式で主体的な学びを支える構成になっています。本年度は、2020年度から続く参加型教育プログラムの集大成として開催します。

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507292859-O22-RCw272xK

発表会の見どころ

 この発表会では、生徒たちが、それぞれの生活や学びをもとに「未来の社会像」を自由に表現します。学校の枠を超えて集まった多様な視点と発想が交差することで、来場者に思わぬ気づきや新鮮な驚きをもたらすはずです。子どもたちの声を通して、社会を見つめ直す機会となります。

 

プログラム

13時~   オープニング、開会挨拶
13時30分~ 発表、講評、表彰
16時~   クロージング、閉会挨拶
(終了予定 17時30分頃)

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507292859-O17-wlI6j28M

 

発表校 計10校(14組)

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M106088/202507292859/_prw_OT2fl_F0qY269W.png

 

8月9日(土)以降開催 主な催事会場でのイベント情報(一部)

開催日時、内容は告知なく変更する場合がございます。最新情報はこちらから、イベント名を入力してご確認ください。

https://www.expovisitors.expo2025.or.jp/events

 

■ナショナルデー

 

「大阪・関西万博」の会期中、ほぼ毎日繰り広げられる「ナショナルデー」。

国ごとにテーマを定め、公式式典や多彩な文化プログラム、パレードなどが開催されています。

8月9日(土)  ペルー共和国

8月10日(日) カザフスタン共和国

8月11日(月) トリニダード・トバゴ共和国

8月12日(火) コモロ連合

 

■パフォーマンス

 

「Global MOM to MOMの多国籍キッズによるステージ 〜It's a Small World〜」

日時:8月10日(日)12時~15時(12時開場)

場所:東ゲートゾーン ポップアップステージ 南

内容:国際交流コミュニティ「Global MOM to MOM」の多国籍キッズによる、心温まる英語パフォーマンスをお届けします!さまざまな国や文化的背景を持つ子どもたちが、共通言語である“英語”を使って、観客とつながるステージです。

URL https://www.expovisitors.expo2025.or.jp/events/10abcdfd-a136-4220-bac6-59a4f576f1ea

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507292859-O23-oWH3MvH0

 

■展示

 

「日本・世界の子どもたちの『SDGs&万博ポスター』を展示!」

日時:8月11日(月)~8月17日(日)10時~21時

場所:フューチャーライフゾーン「フューチャーライフヴィレッジ」

(フューチャーライフエクスペリエンス&「TEAM EXPOパビリオン」)

内容:「TEAM EXPO 2025」共創チャレンジとして、「NPO法人子ども大学くにたち」が中心となって実施するポスター展。全国の小中学生(海外の日本人学校をふくむ)が、「SDGs達成へ込めた思い」や、「万博とSDGs」について描いたポスターをご覧いただけます。約1万点にのぼる作品を使ったモザイク・アートにも注目です。

URL https://www.expovisitors.expo2025.or.jp/events/d08c88d2-73f6-4ad3-8829-a948195e6597

   https://team.expo2025.or.jp/ja/challenge/1054

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507292859-O20-I0Q00YW4

■トーク

「高校生みんなの夢AWARD in 大阪・関西万博」

日時:8月11日(月)15時~19時(14時開場)

場所:東ゲートゾーン EXPO ホール「シャインハット」

内容:これは、高校生が自ら解決したいと考える社会問題に対するビジネスアイデアを競う大会です。ソーシャルビジネス学習プログラムを通じて、社会課題を発見し、それに対する解決策としてのビジネスを学ぶ機会を提供します。

URL https://www.expovisitors.expo2025.or.jp/events/8076a168-576b-461f-b0da-0797aa739fe8

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507292859-O21-3cQ2uTwD

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