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<Samsung Galaxy イベント開催レポート>AIオピニオンリーダーが大阪・関西万博2025でAIフォーラムを開催


真のAIパートナーになるためのユーザー中心AI:障壁を乗り越え次にめざすものとは。

 サムスン電子ジャパン株式会社は、今月9日、最新の 「Samsung Galaxy Z Fold7│Z Flip7」 を発表し、2025年8月1日(金)に発売を予定していますが、発売に先駆けて2025年7月18日(金)に、大阪・関西万博2025(テーマウィークスタジオ)にて、AIオピニオンリーダーによる進化した「Galaxy AI」がユーザーのニーズや懸念にどのように対応していくのかを探るパネルディスカッションを開催しました。当日は、サムスン電子(以下、Samsung) 常務兼モバイルエクスペリエンス事業部テクノロジー戦略チーム長 ソン・インガン(以下、ソン・インガン)及びクアルコムコリア副社長兼営業&ビジネス開発 キム・サンピョ氏(以下、キム・サンピョ氏)が登壇し、人間中心のAIと、消費者の日々の生活を形づくるモバイル技術の役割について話しました。

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507282837-O5-02ylL6nf

左から)Samsung常務兼モバイルエクスペリエンス事業部テクノロジー戦略チーム長のソン・インガン、

クアルコムコリア副社長兼営業&ビジネス開発のキム・サンピョ氏

 

●AIを頻繁に利用するユーザー数は直近6ヶ月間で2倍に。一方で「距離感」を感じるユーザーも

ソン・インガンはAI活用について「本当に速いスピード(で普及している)」とコメントしており、直近6ヶ月間で実生活においてAIを頻繁に利用するユーザー数は2倍に増加していることを説明。これらのユーザーの約50%以上は、AIを活用することで生産性向上を最も重要な項目として挙げていること、さらにユーザーの約40%が日常生活でクリエイティブな活動をするためにAIを活用していると回答していることを挙げ、また、2025年2月に発売された「Samsung Galaxy S25」シリーズの約70%以上が日常的に「Galaxy AI」を使用しているというデータを示しました。一方で、まだAIについて「距離感」があるユーザーがいることについても言及。その理由を「AIが本当に自分の役に立つのか」「使い方が複雑ではないか」「個人情報は安全に保護されるのか」とユーザーが実用性と使いやすさ、安全性の面で懸念を感じていることを指摘し、「ユーザーが持つこのような懸念を払拭することが真のユーザー中心のAIを提供するための鍵であり、ユーザーの立場に立って本当に意味のあるAIを具現化していきたい」と述べました。

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507282837-O2-POg75J2T

 

●距離感の解消には「オンデバイスAI」「マルチモーダルAI」が不可欠

こうした「距離感」についてどのように解消するのか、キム・サンピョ氏がお話ししました。キム氏は「人間はマルチモーダルという方法で世の中を認識する。人間のように思考して反応すること、それをAIで実現できれば素晴らしいソリューションとなる」とコメント。そのためには、「マルチモーダルAI」と「オンデバイスAI」が必要であると強調しました。また、クアルコムでは、AI開発者に向け「Qualcomm AI Stack」や150以上のAIモデルを提供する「Qualcomm AI Hub」を提供していることにも言及し、スマートフォンアプリの爆発的な普及背景として、開発者が開発した革新的なアプリを消費者が購入し、その利益をもって開発者がまた新たなアプリの開発をする「好循環な構造」が構築されたことを例に挙げ、AI開発においても同様に進めることがAIの成功において重要であると話しました。

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507282837-O1-OjG1ajdb

 

●インプットの最小化とアウトプットの最大化を図る「Galaxy AI」機能

続いて、ユーザーがAIをより簡単に、より自然に使えるようにするためにSamsungが具体的にどのような機能を提供しているかについてソン・インガンは、「ユーザーが努力をしないといけないインプットは最小化し、またアウトプットは最大化できるように力を入れている」と述べつつ、ユーザーが直感的に使用できる機能例として、「かこって検索」や、「Geminiを利用したアプリ間連携」、「Gemini Live」、「生成AI編集」、「オーディオ消しゴム」、そして「リアルタイム通訳機能」などのAI機能について日常生活での使用例を表した動画とともに紹介しました。

 

●セキュリティ強化のために、クアルコムと連携してオンデバイスAIを推進

ソン・インガンは、今後AIの有用性をより高めるためには個人のニーズに合わせパーソナライズされることが重要であるとした上で、そのためには「ユーザーのデータ活用とその活用する個人のデータを安全に保護するということが大事」とセキュリティ面の重要性を語り、セキュリティを最高レベルで維持するため、クアルコムと連携してオンデバイスAIを推進していることを説明しました。

 

●「アンビエントAI」への進化 AIの展望を語る

ソン・インガンは「Samsungが考えるAIの未来は、より自然で直感的な方向に向かっていく」とし、「ユーザーが望むことを言わなくてもAIが予めユーザーの状況を理解することになるだろう」とコメント。

スマートフォンを中心に、パソコンやウェアラブルデバイス、IoT家電製品まで様々なデバイスが有機的に繋がりユーザーの生活の瞬間すべてに浸透する「アンビエントAI」の提供を目指すとビジョンを語りました。キム・サンピョ氏も「AIエクスペリエンスがスマホを超え、ウォッチ、リング、IoT、オートモーティブ、ヒューマノイドまで様々なデバイスにつながり、より統合した形で拡張されていくでしょう。また、スマートフォンは最もパーソナル且つ、頻繁に使用するデバイスであることから、スマートフォンはAI基盤の革新デバイスとしてさらに発展していくだろう」と展望を語りました。

 

最後に、「これからのAIは単なる技術の競争ではなく、ユーザーをどれだけ理解し、どのようにサポートするのかということが鍵になると思われ、本日のフォーラムが単にAI機能を紹介する場ではなく、私どもがどういった方向の技術を作り、それをユーザーにアプローチをしていくべきなのかご来場の皆様とご一緒に考察する時間になりましたら幸いです」と会を締めくくりました。

 

【登壇者について】

サムスン電子常務兼モバイルエクスペリエンス事業部テクノロジー戦略ーム長 ソン・インガン

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507282837-O3-Lu6TH4h6

ユーザーに最先端のモバイル体験を提供しつつ、Galaxy製品の可能性を最大限に引き出すことに注力している。製品競争力の強化に向けた戦略的イニシアチブを統括し、海外研究センターの運営を管理するとともに、開発インフラストラクチャとシステムの改善を推進。Galaxy AIを含むコアAI技術の確保をリードし、急速に進化するAI分野での競争力を維持するための取り組みを推進している。以前は、カリフォルニア州マウンテンビューに拠点を置くサムスン電子の関連会社であるサムスン・リサーチ・アメリカでオープンイノベーションを担当。この役職では、シリコンバレーの最も革新的なスタートアップ企業とのパートナーシップを築き、新たな技術とビジネス機会の発掘を主導した。

 

クアルコムコリア副社長兼営業&ビジネス開発 キム・サンピョ氏

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507282837-O4-Ay5PcY56

モバイル、コンピューティング、XR、RFFE、コネクティビティ、インフラストラクチャ、IE-IoT、自動車分野を中心に、韓国事業を統括している。責任範囲には、韓国における販売、事業開発、マーケティング、キャリア関係、PR、カスタマーサービスが含まれ、主要なパートナーや顧客と協力して、スマートフォン、コンピューティング/タブレット、デバイス内AI、RFFE、ウェアラブル、ヒアラブル、XR、 IE-IoT、ロボティクス、スモールセル、ネットワーク/インフラ、5Gプライベートネットワーク、テレマティクス、IVI、ADASなど、さまざまな分野で製品とソリューションの商業化に取り組んでいる。

 

●「Samsung Galaxy」はSamsung Electronics Co., Ltdの商標または登録商標です。

●その他、記載されている会社名、商品名、サービス名称等は、各社の商標または登録商標です。

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