
「税理士サービスに何を期待する?―融資・補助金・ファクタリングに関する全国アンケート」 の集計結果を公表いたします。
本調査は、税務・資金管理のプロフェッショナルである税理士が経営者にどのような価値を提供しているのか、また今後どのような役割を期待されているのかを明らかにする目的で実施しました。インボイス制度開始や金利上昇などで経営環境が大きく変化する中、税理士の関与に対する意識と実態を把握することは極めて重要です。
■ 調査概要
項目 内容
調査名称 税理士サービスに何を期待する?―融資・補助金・ファクタリングに関する全国アンケート
調査対象 全国の「税理士と契約している/契約を検討している」個人・法人代表 60 名
調査期間 2025 年 6 月 1 日〜6 月 8 日
調査方法 インターネット調査
■ 調査項目と主な結果
Q1:税理士に最も期待するサポート
節税・決算対策 … 約 54.8 %
補助金・助成金情報 … 約 17.9 %
融資サポート … 約 14.3 %
資金繰りサポート … 約 10.7 %
事業承継・M&A … 約 2.4 %
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202506100252-O3-NpwVR59Y】
Q2:融資サポートを依頼したい理由(複数回答)
必要書類・資料作成のサポート … 約 46 %
融資可否の事前シミュレーション … 約 24 %
金融機関(政策金融公庫・信金等)紹介 … 約 14 %
初めての融資利用時の相談相手が欲しい … 約 9 %
依頼する予定はない … 約 8 %
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202506100252-O5-T1JaJ6CC】
Q3:補助金サポートに対する関わり方の希望
事業計画づくり・申請書類作成をサポートしてほしい … 約 49 %
専門家(中小企業診断士・社労士など)を紹介してほしい … 約 39 %
特にサポートは期待していない … 約 12 %
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202506100252-O2-3ZEvn977】
Q4:ファクタリング(売掛金早期資金化)の認知レベル
名前だけ聞いたことがある … 約 77 %
まったく知らない … 約 23 %
詳しく知っており利用経験がある … 0 %
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202506100252-O4-39508e4G】
ファクタリング即日アンケート結果グラフ
Q5:今後のファクタリング利用意向
興味はあるが費用次第 … 約 38 %
今のところ利用予定はない … 約 57 %
個人事業主として利用を検討している … 約 5 %
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202506100252-O1-tPTJ219w】
■ 総括・分析
調査の結果、経営者は依然として 「節税・決算対策」 を最重要視している一方、資金調達局面では 書類作成や融資可否シミュレーションなど“実務代行型”の支援 を税理士に強く求めていることが分かりました。補助金についても「情報提供」だけでは不十分で、申請書類まで伴走してほしい という声が半数を占めています。
ファクタリングは認知度が高まっているものの、費用対効果への懸念 が利用意向を押し下げており、手数料の透明化と客観的な助言が普及の鍵になると考えられます。
■ 今後の展望
小規模事業者やフリーランス人口の増加に伴い、税理士に求められる役割は「税務申告」から “経営・資金調達の伴走者” へと拡大しています。本調査結果は、税理士業界がサービスの質を高め、より経営に寄り添った支援体制を構築するうえでの示唆となるでしょう。
【お問い合わせ先】
株式会社 POLA-RIS 広報担当
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