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オープン勘定系システム「BankVision」の さらなる価値向上に向けた取り組みとして「BankVision2.0」に着手


BIPROGYは「BankVision」の価値向上を目指し、「BankVision2.0」に着手します。この新計画は、BCP対策とサイバーセキュリティの強化を主要な目標に掲げています。BCP対策では、クラウド技術を活用した東西リージョン間での環境自動切替技術を実装し、データの完全同期とシステム切替の自動化を実現します。これにより、金融機関は有事の際にも業務継続が可能です。また、サイバーセキュリティ対策では「BankVision-CSIRT Partnership」を設立し、金融機関と共同でセキュリティ対策を推進します。同時に、APIサービスの提供や生成AIの活用を通じて、外部連携と開発負荷軽減を図ります。これにより、金融機関のIT戦略と経営課題解決を支援します。

2025年5月30日

オープン勘定系システム「BankVision」の
さらなる価値向上に向けた取り組みとして「BankVision2.0」に着手

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M105480/202505309766/_prw_PT1fl_5lfXPggO.png

 

【「BankVision2.0」の取り組み】

1.BCP対策の高度化 -東西リージョン間の環境自動切替技術を実装-

「BankVision」では、金融情報システムセンター(FISC)の安全対策基準に準拠し、有事に備えたバックアップ環境の提供、およびバックアップ環境へ本番データをほぼリアルタイムで反映することにより、有事の際に必要となるデータリカバリー作業およびサービス中断時間の最小化を実現しています。しかし近年、金融機関を取り巻くリスク環境も複雑化しており、システム障害や自然災害などの有事においても、金融機関として重要な業務を最低限維持し継続できる能力であるオペレーショナル・レジリエンスの確保が求められています。このような背景から、BIPROGYは、クラウド環境を生かしたBCP対策のさらなる高度化を実現するため、以下3点をコンセプトとする東西リージョン(データセンターの所在地)間の環境自動切替技術を実装します。これにより、有事の際にも「BankVision」利用金融機関における銀行業務のサービス中断時間をさらに最小化しつつ、金融機関担当者に負荷をかけることなく切替前同様に業務継続することが可能となります。なお、本サービスは、2026年度の提供開始を予定しています。

 

①データの完全同期

オンライン、バッチともにデータの完全同期により、有事の際におけるデータ消失をゼロにし、データリカバリー作業が不要となります。

②システム環境切替の自動化

有事にシステム切替が自動で行われるため、手動オペレーションが不要になります。

③システム環境切替時間の最小化
上記②により、切替時間を最小化します。

 

<東西リージョン間の環境自動切替イメージ図>

両環境とも縮退なく本番構成で稼働可能で、切替後、必要に応じて切り戻しも可能。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202505309766-O1-nKR0149C

 

2.サイバーセキュリティー対策の高度化 -「BankVision-CSIRT Partnership」設立-

昨今金融業界では、サイバー攻撃や金融犯罪の脅威が拡大し続けており、今後は量子コンピューター技術の進歩に伴い耐量子計算機暗号(PQC)対応なども発生し、より高度なサイバーセキュリティー対策が求められます。そこでBIPROGYは、「BankVision」利用金融機関と、BIPROGYグループのユニアデックスとともに、世界最高水準の情報セキュリティーレベルを目指すセキュリティー協働組織「BankVision-CSIRT Partnership」を設立します。

「BankVision-CSIRT Partnership」では、「BankVision」利用金融機関のあらゆるセキュリティー対策に関する情報交換、共同検討、対策の実行を目的とした定例会の開催など、定期的な活動を通じて、勘定系システムにとどまらないサイバーセキュリティー分野における協働を推進します。

 

主な活動内容は、以下の通りです。

①参加金融機関が利用する、サブシステムを含めたサイバーセキュリティー対策の共通化

②金融庁から公表されている「金融分野におけるサイバーセキュリティに関するガイドライン」に対する「BankVision」の対応など、サイバーセキュリティー対策の実行

③参加金融機関の経営層などを対象とする、サイバーセキュリティーに関する勉強会の開催

④参加金融機関における取り組み内容共有や、担当者間のネットワーキングを目的とした定例会の開催

⑤新たな脅威や脆弱性についての情報収集と対策のディスカッション


■「BankVision-CSIRT Partnership」の参加企業 

・株式会社山梨中央銀行    ・株式会社北國銀行    ・スルガ銀行株式会社

・株式会社大垣共立銀行    ・株式会社百五銀行    ・株式会社紀陽銀行

・株式会社筑邦銀行      ・株式会社佐賀銀行    ・株式会社鹿児島銀行

・株式会社西京銀行      ・株式会社商工組合中央金庫

(2025年5月現在、金融機関コード順)

 

【「BankVision2.0」について】

これまでBIPROGYでは、2007年のオープン勘定系システム「BankVision」稼働開始以降、インフラ基盤の仮想化・クラウド化、API連携などを先駆けて実施してきました。このたび、これまでの取り組みに加え、「BankVision」のさらなる価値向上に向けた取り組み「BankVision2.0」を開始します。

BCPとサイバーセキュリティー対策をはじめとして、外部との連携を推進するAPIサービスの提供や、開発負荷軽減を狙いとした生成AIの活用など、さまざまな取り組みで、金融機関の課題解決およびIT・経営戦略の実現を、トラステッドパートナーとして支援し続けます。

 

<「BankVision」全体ロードマップ>

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202505309766-O2-B20kl88B

以 上

 

■関連リンク:

勘定系システム「BankVision」:https://www.biprogy.com/solution/service/bankvision.html

 

※BankVisionは、BIPROGY株式会社の登録商標です。
※その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
※掲載の情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

 

<本ニュースリリースに関するお問い合わせ>
https://www.biprogy.com/newsrelease_contact/

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202505309766-O3-QzEo49UR

 

【コア事業での取り組み】

BIPROGY グループが経営方針(2024-2026)で掲げるコア事業戦略として、五つの注力領域を定め、経営資源の集中により高い価値提供を目指します。本ニュースリリースの事業は、「ファイナンシャル領域」における取り組みと位置付けています。
BIPROGY グループは、多くのステークホルダーとの共創を通じて、地域経済の活性化を支援し、持続可能な社会の実現を目指します。
※BIPROGY グループ経営方針(2024-2026)
https://www.biprogy.com/pdf/com/managementpolicy2024-26.pdf

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