
2025年3月25日
株式会社 電 通
株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:佐野 傑)は、日本企業の価値向上支援を目的に、投資家とのエンゲージメントを高める従来型のIR(Investor Relations)支援にとどまらず、企業の「財務」「非財務」「IR」の3領域を統合的にコンサルティングするプロジェクトチーム(株式会社電通PRコンサルティング、株式会社電通コンサルティング、イグニション・ポイント株式会社、株式会社電通総研、株式会社ドリームインキュベータより構成)を組成しました。また同チームは、本日より戦略的IR支援プログラム「IR For Growth」の提供を開始します。財務・非財務の価値を統合し一貫性のある成長ストーリーを構築することで、戦略的なIRの実現に寄与します。
<「IR For Growth」コア・バリュー>
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202503246157-O2-T5ECN9TJ】
「資本コスト」や「企業価値」への関心の高まりを背景に、投資家向けのIRコミュニケーションに注力する企業が増加しています。一方、上場企業の約半数がPBR(株価純資産倍率)1.0倍を下回るといわれており、中長期的な企業価値向上のための事業運営と、ステークホルダーからの共感を得るIRコミュニケーションを連動させる経営の重要性が高まっています。
企業価値向上の実現には、経営陣だけではなく経営企画部門、IR部門、事業部門、広報部門など、さまざまな関係者の連携が必要です。しかし機能分化が進む上場企業においては、戦略策定から実行までを組織横断で十分に推進できていないケースが多く、部門を横断して統合的に支援・推進できるパートナーを求める傾向がみられます。
当社は本質的なIR活動を、「財務領域と非財務領域の企業活動が一貫した成長戦略やストーリーのもとで推進され、持続的に成果と共感や期待を生み、そのことが的確に社内外のステークホルダーに伝わり、企業価値の向上につながる活動」と捉えています。
「IR For Growth」は、国内電通グループ各社のアセットとパートナー企業※が持つ専門的知見を融合させることで、企業のIR支援に加え、財務・非財務の両面からコンサルティングを行い、中長期的な企業価値向上を支援するプログラムです。「財務価値の向上」に向けた資本戦略の立案、既存事業の変革、新規事業の創出、M&AやPMI(M&A後の統合プロセス)と、「非財務価値の向上」に向けた組織風土変革、社員エンゲージメントの向上、組織人事や採用戦略、サステナビリティの推進などを支援すると同時に、財務・非財務の価値を統合し一貫性のある成長ストーリーを構築することで、戦略的IR活動を実現していきます。
今後も当社は、広告・マーケティング領域のみならず、顧客企業のさまざまな部門・領域の変革支援を通して、事業成長・企業成長に貢献していきます。
※ ニュースリリース 2024年12月2日「(株)KINOCOS、(株)電通と業務提携を開始」(株式会社KINOCOS)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000091118.html
以上