
2025年3月25日
アセンブラ合同会社
デジタルツインの現実空間データを
仮想空間に即時同期・更新する技術で特許取得
〜デジタルツインの現実空間にいる人とリアルに交流、観光体験も可能に〜
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M108615/202503185922/_prw_PT1fl_3tUndxSv.png】
※デジタルツイン(Digital Twin)︓現実空間と仮想空間を、まるで双⼦であるかのように、コンピュータ上で再現する技術
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202503185922-O2-Ft0A35X8】
■特許技術の特長
デジタルツインの仮想空間環境では通常、利用者がVRゴーグル等を使い、3Dデータに基づき現実のように作りこまれた仮想空間をアバターとして訪問します。アバター同士ならば会話をしたり、ECサイトに飛んで買い物をしたりすることもできますが、それはその時点での現実空間とリンクしているわけではなく、過去のシーン、または作られた背景です。
これに対し、都市緑地株式会社(後述)の特許技術では、仮想空間からのアバターが訪問先の現実空間にいる人とコミュニケーションできるよう、現実空間の位置情報と人物情報を特定し空間情報を更新して仮想空間に表示します(特許第7300220号)。しかし現実空間をそれぞれの訪問者が共有するために、仮想空間を更新するには一瞬で大量の3Dデータを演算・送信しなければならず、現在のコンピュータの能力や通信速度を考えると現実的ではありません。
そこで固定装置による取得済のデータに加え、ARグラスなどを使い、現実空間にいる人が、その時注目している対象や近くにある情報に絞って3D情報を取得し連続更新することにより、これを実現しました(今回の特許第7646116号)ー先行技術との差異はPDFデータに記載していますー
■利用シーン
弊社は2020年、⾼齢者福祉や障がい者福祉に⽣きがいの軸をもたらす目的で、ヨーロッパで普及しているケアファームをモデルに、農場を併設した⾼齢者住宅「⽇本型ケアファーム」の運営子会社、都市緑地株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:太⽥裕之)を設⽴しました。
農園では、農業を通じた近隣住民らも含めたコミュニティー作りを進めていますが、移動が困難になった高齢者や障がい者が、仮想空間から遠方や海外の農園を訪問したり、観光旅行をしたりできるデジタルツインを提供できないかと考え、そのための特許技術を開発しました。
観光のリアリティーを高めるには、旅先の⾒学、現地の人たちとの対⾯によるコミュニケーション、お⼟産の購入といった⼀連の体験が必要になります。
こうした体験は、遠隔地に存在するリアルタイムの現実空間とつながることで実現できます。高齢者や障がい者が「旅⾏にはいけない」とあきらめる必要はなく、北半球の春のガーデンと南半球の実りの秋を⼀⽇で巡ったり、整備された先進国の農園を散策し、その⽇のうちにジャングルに分け⼊ってグローバルサウスの過酷な農園を⾒ることもできるようになります。
またリモートワークに活用すれば、リモートワーカーもリアルオフィスワーカーもバーチャルオフィスではなく、リアルオフィスで一堂に会し、会議を開くことができます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202503185922-O8-W001AtPU】 【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202503185922-O9-t15DBlzI】
特許第7300220号についてはPCT(国際特許)で審査中ですが、特許第7646116号については利用シーンが広いため、PCT展開を含めたアライアンス企業を募集しております。
【関連リンク】
特許第7300220号 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/
特許第7646116号 特許情報プラットフォーム
都市緑地関連ページ https://ubgn.co.jp/
ケアファームジャパン https://carefarm.jp/
国⼟交通省「⼈⽣100年時代を⽀える住まい環境整備モデル 事業」選定