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俳優の富田 望生さん、フリーアナウンサーの政井 マヤさんらが若者や環境省と議論!


2025年3月9日、福島県双葉郡のJヴィレッジで環境省主催の「『福島、その先の環境へ。』シンポジウム2025」が開催されました。このシンポジウムは福島の復興・環境再生への取り組みを振り返り、「いま、福島について伝えたいこと」をテーマに多様な視点で未来を考えるものです。俳優の富田望生さんやフリーアナウンサーの政井マヤさんをはじめとする登壇者たちは、福島の現状や除去土壌の課題、地域の魅力について意見を交わしました。オンラインでも、北海道・九州の大学や環境省東京とのディスカッションが行われ、未来の再生利用や社会の理解を促進するための意味深い議論が展開されました。

3/9(日) 環境省「『福島、その先の環境へ。』シンポジウム2025」開催レポート

2025年3月12日
環境省

「いま、福島について伝えたいこと」をテーマに
俳優の富田 望生さん、フリーアナウンサーの政井 マヤさんらが
若者や環境省と議論!
3/9(日) 環境省「『福島、その先の環境へ。』シンポジウム2025」開催レポート

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 環境省では東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所事故の発生以降、除染をはじめ、被災地の環境再生に取り組んでいます。加えて、環境再生の取組のみならず、脱炭素等の環境施策を通じて福島復興の新たなステージに向けて取り組むべく、福島県との連携協力協定を踏まえ、「福島再生・未来志向プロジェクト」を推進しています。このプロジェクトの一環として、1年間の福島の復興・再生の取組を振り返るとともに、「いま、福島について伝えたいこと」をテーマに県内外の方々と福島の未来について共に考えるシンポジウムを3月9日(日)に福島県双葉郡のJヴィレッジにて開催いたしました。

 当日は、昨年10月に実施した「『福島、その先の環境へ。』ツアー2024」参加者からの活動報告、「いっしょに考える『福島、その先の環境へ。』チャレンジ・アワード」受賞者等による発表、除去土壌に関わるワークショップの実行委員である福島大学の学生からの発表、さらにフリーアナウンサーの政井マヤさんをファシリテーターとして、ツアーに参加した俳優の富田望生さんらによるパネルディスカッションなど多彩な方を迎えて開催されました。また北海道・九州の大学及び東京(環境省)の3サテライト会場から大学生等とオンラインでディスカッションを交わしました。

シンポジウムでの発表内容
 シンポジウムは環境省 中野 哲哉(なかの てつや)参事官の挨拶から始まり2024年度の1年間の環境再生事業について活動報告が行われ、今後、さらに国民への理解醸成の推進が重要であることを話されました。

 続いて現地見学会に参加されたフリーアナウンサーの佐藤 彩乃(さとう あやの)さんからは「現地見学会は、参加者が実際に自分自身で見て、聞いて、体験することで、ニュースの中の出来事ということを超えて自分ごととして考えるようになるので、福島県と環境再生事業についての認知度・理解度の向上に確実につながっていく」と感想をいただきました。

 また「福島、その先の環境へ。」ツアー2024の参加者で大学生の高橋 怜那(たかはし れいな)さんより「除去土壌のことを知らない県外の方々へ伝えていくことで、福島への関心の種を増やし、各々が自分の故郷に思いを馳せながら目の前にある除去土壌問題について考える輪が広がればいい」と発表され、さらに社会人の熊倉 泰成(くまくら たいせい)さんからは「除去土壌の話を理解するためには、前提として放射線の人体への影響を正しく理解する必要がある。国民が科学的議論に加われる環境づくり、具体的にはサイエンスコミュニケーションといった科学技術を専門家から非専門家の間で翻訳し、わかりやすく伝えてあげる分野の強化を提案します」と印象的な発表がなされました。

 続いて、除去土処分に関する学生ワークショップ実行委員の福島大学の久保田 苺吹(くぼた いぶき)さんからは「今年度の活動では全国12大学から29名の学生が福島県に集まり共に学ぶことができ、除染土という一つの社会課題を通じて様々な立場の学生が協力し、メディア取材や各種イベントの参加を通じて、多方面に各学生の活動やアイデアを周知することができた」と報告をいただきました。

 そしてチャレンジアワード代表者の発表では、福島県立福島西高等学校の野本 結那(のもと ゆな)さんより「福島イコール震災や原発事故というイメージを持たれたくありません。県外の人に福島を重く考えてほしくはない。福島にも美味しい食べ物、美しい自然など楽しい要素がたくさんあります。私はそれを伝える活動をこれからしていきたい」と発表いただき、続いて半田市立半田中学校の那須 陽向(なす ひなた)さんより「被災したことがない、知らない子供達が沢山いるなかで、大人達が子供達に知っている体で話してしまっている部分もある。大人達もアップデートしていってほしい」と発表されました。

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 後半は、環境省 勝目 康(かつめ やすし)環境大臣政務官からの挨拶で始まり、その後行われたトークセッションでは様々なテーマについて、登壇者の感じた想いや福島での新しい動きなど多様な視点で活発な議論が展開され、最後に「いま、福島について伝えたいこと」をそれぞれフリップに記載し、発表の上で終了しました。

●天野 俊さん(あまの しゅん/除染土処分に関する学生ワークショップの実行委員会・委員長)
一つ目のトークテーマ「現地(中間貯蔵施設・浜通り)を見て印象に残ったこと」では、天野さんは「建物や道具が当時のまま残っていたこと」とフリップに記入し、「僕は津波の被害はなかった福島市出身なのですが、中間貯蔵施設などを訪れる度に、止まったような時間が再び動き出すためには自分には何ができるのか?ということを考えさせられます」と回答しました。

●小松崎 瑛太さん(こまつざき えいた/GOALs~学校協働SDGsチャレンジ~ メンバー)
二つ目のトークテーマ「除去土壌の再生利用について賛成?反対?その理由は?」に対して、小松崎さんは「賛成ー安全と安心の確保」とフリップに記入し、「中間貯蔵施設での安全性は確保されていると実感しました。一方で地域住民との十分なコミュニケーションを通じて理解や安心を高めることが一番重要だと考えています。安全は取組や政策によって確保できるもの、安心は1人1人感じ方や程度が異なるものだと思うので、1人1人が安心できる取組を行っていくことが大切だと思っています」と回答しました。

●富田 望生さん(とみた みう/俳優)
三つ目のトークテーマ「多くの方に除去土壌等の最終処分・再生利用を知っていただくにはどうしたらよいか?」に対して、富田さんは「誰かに話したいと思えるか」とフリップに記入し、「現地に訪れて自分ごとになって、本当に感じたことを次の誰か1人にでも話したいと思えるかがすごく大切だなと思いました。きっかけの一つになるその人の力、伝える力を信じてみるということが大切。現地に行ったら確実に受け取るものがある。私自身は帰って母に話しました」と回答しました。

●政井 マヤさん(まさい まや/フリーアナウンサー)
最後にトークセッションのまとめとなる四つ目のトークテーマ「いま、私たちが福島について全国のみなさんに伝えたいこと」に対して、政井さんは「”想い、ストーリー”を知ることから始めませんか」とフリップに記入し、「シンポジウムで如何に科学的なこと・事実・安全性について、感情を排除した上で捉え直していけばいいのかなと思っていました。今日、改めてこの福島で被災された方々、登壇された皆さんの思い、そして東京で使っていた電力だったという事実、色々な思いやストーリーを知った上で、考えていけたらいいなと思いました」と回答しました。

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環境省『福島、その先の環境へ。』シンポジウム2025 開催概要
■日程:2025年3月9日(日) 14:30~16:30
■会場:ナショナルトレーニングセンター Jヴィレッジ(福島県双葉郡楢葉町山田岡字美シ森8番)
■登壇者:
 富田 望生氏(俳優)
 政井 マヤ氏(フリーアナウンサー)ほか
■主なプログラム
 環境省プレゼンテーション(2024年度活動報告)
  環境省より、全国での除去土壌の再生利用・県外最終処分に向けた理解醸成活動や未来志向の環境施策の推進のための取組など、2024年度の活動報告
 見学会事業/ツアー参加者からの活動報告
  見学会に参加したフリーアナウンサーの佐藤さん、昨年10月に実施した「『福島、その先の環境へ。』ツアー2024」に参加した学生などからの活動報告
 除去土壌に関わる学生ワークショップ実行委員会/チャレンジアワード代表者からの活動報告
  除去土壌に関わるワークショップの実行委員である福島大学の学生及び「いっしょに考える『福島、その先の環境へ。』チャレンジ・アワード」受賞者からの活動報告
 登壇者トークセッション
  「いま、福島について伝えたいこと」をテーマに登壇者によるトークセッション
■サテライト会場からの配信
 北海道・九州の大学、及び東京(環境省)の3会場から、シンポジウムの様子をライブ配信し、会場に集まった大学生等とディスカッションを交わしました。

オフィシャル素材について
■以下URLに格納されておりますのでダウンロード下さい
 https://bit.ly/kankyosaisei(PASS:0528)

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