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金沢工業大学(石川県野々市市)およびコード化点字ブロック推進チームのNPO法人日本インクルーシブ・クリエーターズ協会(東京都)とW&Mシステムズ合同会社(東京都世田谷区)は、このたび”しゃべる点字ブロック” 『コード化点字ブロック』を障害者総合支援センター ウェルポートせんだい(仙台市泉区泉中央2-24-1)の入り口前歩道と施設内1階の通路やトイレの12ヵ所に敷設しました。
当取組は、公益社団法人 仙台中法人会とその会員である大同生命保険株式会社の社会貢献活動である『ビッグハート・ネットワーク』の寄付を受けて行われるもので、東北地区でのコード化点字ブロックの設置は今回が初めてとなります。
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スマホ専用のアプリで読み取ることにより、現在位置や周辺の施設、設備を音声案内する
【今後3年間の実証実験を経て2階への延長も】
今回敷設されたコード化点字ブロックは、3月4日より約3年間の実証実験として行われます。仙台市障害者総合支援センター ウェルポートせんだいの入り口前歩道や、1階の視覚障害者支援センター(アイサポート仙台)までの通路やトイレまでの導線、トイレ内設備の案内、更に個室内では水洗レバーの位置などを案内し、周辺情報を把握しながら安心して歩行するために活用されます。現在は1階のみ設置されていますが、今回の実証実験を経て、今後は2階にも延長したいと ウェルポートせんだいの担当者から要望が出されています。
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【3月4日に贈呈式と松井くにお教授の基調講演を開催】
3月4日(火曜日)は、10時30分から11時までウェルポートせんだいにおいて関係者による贈呈式が行われます。
その後、11時15分から45分まで、コード化点字ブロックの開発に携わった金沢工業大学の松井くにお教授による『インクルーシブデザインでインクルーシブ社会を実現しよう』の基調講演が行われます。
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【コード化点字ブロックについて】
コード化点字ブロックは、金沢工業大学情報工学科の松井くにお研究室(専門分野:人工知能、知識情報処理)とW&Mシステムズ合同会社の共同研究によって実用化されました。点字ブロックに丸印や直角三角形のマーキングを貼り付け、スマホ専用のアプリで読み取ることにより、現在位置や、周辺の施設、設備を音声で聴くことが出来る新しいサービスです。 目の見えない人、見えにくい人が、この情報を頼りに一人で自由に歩ける社会になる事を目指して開発を進めてきました。
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現在、コード化点字ブロックは、金沢市役所や金沢駅から香林坊周辺の国道や幹線道路沿いに約200か所、東京近郊では、世田谷区・うめとぴあ、杉並区・セシオン杉並、川崎市視覚障害者情報文化センター、高田馬場・日本点字図書館入り口、京王府中駅・バスターミナルからけやき並木通りの一部、その他で150か所程実用化されており、今後もエリア拡大予定です。
【コード化点字ブロック認識アプリ『Walk and Mobile』は無料でご利用いただけます】
スマートフォンのアプリのストアで「コード化点字ブロック」で検索してください。
(iPhone、Android 対応)
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