株主総会での議決権行使の開示ルール改正の影響
早稲田大学と慶應義塾大学の研究により、議決権行使の開示ルール改正が国内外の機関投資家に与える影響が異なることが明らかになりました。2017年に日本で導入されたルール改正は、機関投資家が議決権行使を通じて企業のガバナンスにより積極的に関与することを促進するものでした。研究によれば、国内機関投資家はこの改正を受けて取締役選任への反対を強める傾向があるのに対し、外国機関投資家はそれほど影響を受けていないことが判明しました。また、企業業績が悪化している場合、国内機関投資家は反対票を投じる可能性が高まることもわかりました。
株主総会での議決権行使の開示ルール改正の影響 国内外機関投資家の異なる反応が明らかに
詳細は 早稲田大学Webサイト をご覧ください。
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M102172/202502184367/_prw_PT1fl_5PNjs2OO.png】
早稲田大学社会科学総合学術院の好川 透(よしかわ とおる)教授と、慶應義塾大学商学部の内田 大輔(うちだ だいすけ)准教授は、日本の取締役選任における株主総会での議決権行使の文脈で、規制当局がステークホルダーに発するシグナルが、株主の取締役選任議案への反対にどのように影響を与えるかを探求しました。日本では2017年に株主の議決権行使に関するルールが改正され、機関投資家は株主総会での議決権行使の内容を開示することが促されるようになりましたが、この意図は、機関投資家が投資先企業のコーポレート・ガバナンスに議決権の行使を通してよりコミットすることを促すことにあります。このような文脈において、国内機関投資家の持ち株が多い企業と外国機関投資家の持ち株が多い企業では、取締役の選任に関する反対票の比率で違いがあるかを検証したところ、国内機関投資家と外国機関投資家に与えた影響が異なるものであったことを明らかにしました。
本研究成果は『Corporate Governance: An International Review』(論文名:The differential effect of regulatory signals on shareholder dissent: The case of shareholder voting in director elections)にて、2025年1月22日(水)にオンラインで掲載されました。
■ 今回の研究で新たに実現しようとしたこと、明らかになったこと
この研究により、議決権行使の開示に関するルール改正が株主の取締役選任議案への反対を増加させる傾向は、国内機関投資家の持株比率が増加するにつれてより強化される一方で、外国機関投資家の持株比率が増加するにつれてその傾向は緩和されることが明らかになりました。図1と図2は、ルール改正前後で国内機関投資家と外国機関投資家による反対票の変化を示しています。
この結果は、議決権行使の開示を促すルール改正を受けて、国内機関投資家は規制当局の意図を汲み取り、株主総会での投資先企業の取締役選任提案により厳しく対峙するようになったことを示しています。しかし、外国機関投資家は規制当局の開示に関するルール改正の意図にあまり反応せず、改正後にも議決権行使の行動を大きく変えないという傾向が見られました。
追加の研究結果として、企業業績が悪化している局面、また取締役候補の独立性に問題がある場合は、国内機関投資家が反対票を投じる可能性が高まることも発見しました。企業の業績悪化は取締役の責任でもあり、昨今では社外取締役の独立性が投資家から求められています。また、業績悪化は「取締役が自らの役割を適切に果たしていない」、「独立性の欠如は取締役として適格でない」と見なされる状況を示しており、開示に関する規制改正の効果が顕著になることを証明しました。
■研究の波及効果や社会的影響
国内機関投資家と外国機関投資家の株主総会での反対票に関する異なる結果を、この研究では資源依存の観点から理論化し、株主の反対票が規制当局からのシグナル、つまり開示ルール改正の目的に沿う行動をとる動機によって形成されることを示唆しています。具体的には、国内機関投資家は規制当局との様々な関係から、ルール改正における当局の意図に敏感に反応する動機があるものの、外国機関投資家はそのような動機が比較的弱いと結論づけられます。これらの結果は、株主の議決権行使行動が規制当局の意図など、状況に応じて変化する可能性があることを示唆しています。
■研究者のコメント
企業経営者は、現在の株主の動機や議決権行使の行動だけでなく、規制環境などの変化によって動機や行動が変わる可能性があることにも備える必要があるといえます。たとえば、投資先企業に比較的友好的であった国内機関投資家も、環境の変化のためより厳しく対峙してくる可能性も将来的に考えられます。企業経営者は、株主との関係を効果的に管理するための戦略が今後一層求められるでしょう。
■論文情報
雑誌名:Corporate Governance: An International Review
論文名:The differential effect of regulatory signals on shareholder dissent: The case of shareholder voting in director elections
執筆者名(所属機関名):内田 大輔(慶應義塾大学)*、好川 透(早稲田大学)*筆頭著者
掲載日時:2025年1月22日(水)
掲載URL:https://doi.org/10.1111/corg.12640
DOI:10.1111/corg.12640
シャビ・アロンソ監督、レバークーゼン退任を発表 「将来を話す時ではない」来季去就は明言せず
【日本ハム】新庄監督「しんじょう(心臓)に悪い試合」 二遊間「ガタピン」好連係で接戦制す
【DeNA】林琢真、涙のお立ち台「見に来るの最後かも」祖母の前でサヨナラ打、年明けは祖父死去
【ヤクルト】内山壮真が初4番で1発回答、自身も「ビックリ」の村上代役「楽しさを感じながら」
米国出身のローマ教皇選出「大きな意味がある」三輪記子弁護士が言及
【ソフトバンク】野村勇、猛打賞&1打点「必死に食らいつこうと」リードオフマンの役目果たす
5/10放送「タカトシ温水の路線バスで!」胸ときめく大人の休日! 赤坂~六本木
【ウンナナクール】リバティ社のリバティプリントを使用した新作が登場♪
ファミマ×ゴディバの新フラッペ、わずか8日間で4.3億円売上!GW疲れを癒す”500円以下”のスイーツが人気
「きたっ!!ご褒美ショット」百合川サシャ、ランジェリー姿で仰向けのM字開脚披露に大興奮
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
水谷隼氏、FXで“莫大な利益”確定 具体的金額も公開「GW最高」
“神ボディ”女優が肉体改造「えげつないくらい、すごい!」トレーニング動画に反響
ガーシー、佐野ひなこの暴露を示唆でネット騒然「ファンだったのに」
武井壮「人生になんか意味あるの?」の問いに“たった一言”で回答 反響の声集まる
多部未華子(30)結婚の裏事情あまりにも恐ろしすぎると話題に!
元グラドル女優が44歳の本気、大胆露出ワンピ姿に「未だ健在」「全盛期のまま」「現役より今」
山口智充、21年前購入の愛車公開「カッコいい」の声殺到「大人になったら乗る!ってずっと…」
「名探偵コナン」最大の謎、蘭姉ちゃんのあの角の正体がついに判明
岡田紗佳カラフル紐ビキニ姿で腕上げ両脇全開で反響「役満どころじゃない」の声
多部未華子(30)結婚の裏事情あまりにも恐ろしすぎると話題に!
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
「名探偵コナン」最大の謎、蘭姉ちゃんのあの角の正体がついに判明
【おすすめアニメ50選】完結済み!定番から最新作まで!
小澤征悦と再婚した桑子真帆アナ(34)黒い過去が流出、衝撃の過去にネット騒然
ガーシー、佐野ひなこの暴露を示唆でネット騒然「ファンだったのに」
77歳「ウルトラセブンのアンヌ隊員」76歳「仮面ライダーアマゾン」と結婚へ「地球も平和だ」
遂に買える!!【圧倒的存在感!】レクサスLM仕様のコンプリートカー|エイムゲイン
元フジアナ渡邊渚さんが黒ランジェリー姿披露 6月に初写真集発売「自分をまた愛せるように」
伊達みきお、“病名告白”の相方ねぎらう「ぶっ倒れない程度に…」
