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伝統工芸×観光で拓く世界の扉! 中国の工芸品愛好家向けモニターツアーを実施しました


高岡商工会議所が中国の工芸品愛好家を対象に、高岡市の伝統工芸品の販路拡大を目指すモニターツアーを実施しました。参加者は12月2日と3日にわたり、地元の匠たちとの交流や工房見学、市内観光を体験。このツアーは伝統工芸士による実演や道具の説明を含む内容で、参加者から好評を得ました。高岡市は100年企業が多く、特に中華圏での高い評価を狙っています。国内市場の縮小を背景に、国外の愛好家をターゲットにしたツアーを来年度より本格販売する予定です。

~高岡の “匠” との交流・市内観光を通じた伝統工芸品の販路拡大に取り組んでいます~

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412041093-O1-w6YWyyP5
       
伝統工芸×観光で拓く世界の扉! 中国の工芸品愛好家向けモニターツアーを実施しました ~高岡の “匠” との交流・市内観光を通じた伝統工芸品の販路拡大に取り組んでいます~

高岡商工会議所(所在地:富山県高岡市丸の内1-40 会頭:塩谷雄一)では、高岡の伝統工芸品の海外販路開拓支援を行うため、中国・台湾等の中華圏の工芸品愛好家を招き、工房で直接交流と技の披露ならびに高岡市内の歴史文化の体感できる食と宿泊等観光体験をセットにした「工芸品に関心の高い層に刺さる観光商品」のモデルコースを作成いたしました。
今般、そのテストマーケティングとして12月2日・3日に、実際に中国の工芸品愛好家4名をお招きし、モデルコースを通じ、工房見学や観光を体験していただきました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412041093-O2-nk9Uc2xp】 △実演及び説明を行う 伝統工芸士 中山裕晃さん

高岡市五十里西町にある「しろがね屋裕翠」代表で伝統工芸士の中山裕晃さんは彫金など高岡銅器の仕上げに装飾を施す技法や道具について説明および実演を行い、参加者から「制作時間は」「素材は」と活発な質問がなされました。コースを体験した感想として「工房を見学できるのはユニークで勉強になる。直接交流できるのは面白い。」とお話いただきました。

実施背景
富山県高岡市には高岡漆器、高岡銅器という伝統工芸の生産者が多くおり、昔ながらの分業制で作品の制作を行っており、100年企業も多く点在しています。世界から見て、特に中華圏においては、100年企業の存在は価値が高く、また伝統工芸品を愛好する人たちには、高岡市は非常に魅力が高い街でもあります。国内市場が縮小する中、今回、高岡で伝統工芸士との交流や体験、歴史文化への理解を深める旅行コンテンツを造成し、中華圏の伝統工芸品愛好者のニーズと、高岡の伝統工芸品生産者の海外販路を求めるニーズをつなぐため、観光庁「地域観光新発見事業」の採択を受け、観光商品の作成およびテストマーケティングを実施することとしました。この事業ではこれまで存在していた、受け入れ窓口の課題、言語の課題、2次交通の課題解決に向けて取り組むことにより、一つのビジネスモデルとしての成立を目指しています。この事業を通じて「高額の伝統工芸品も価値を適正に認められ、購入されていく。」その流れを作りたいと考えています。このモデルコースは次年度より本格的にツアーの販売を行う予定です。

事業概要
■実施主体   高岡商工会議所
       (旅行造成・企画における連携先 ㈱ジェック経営コンサルタント)  
■採択事業名 「高岡伝統工芸品の心髄に迫る。匠に学び風土、歴史に触れるインバウンド向け周遊
       コンテンツ造成・魅力発信事業」
■参加者   中国の工芸品愛好家 4名(テストマーケティング実施時の参加者)
■実施日   令和6年12月2日(月)~3日(火)高岡市内
■行程(抜粋) ※伝統工芸士のいる工房を主に見学
1日目 ・しろがね屋裕翠 工房見学 ・金屋町散策
    ・高陵金寿堂 見学     ・四津川製作所 見学
    ・伝統工芸士 京田政春氏 工房見学
2日目 ・武蔵川工房 工房見学   ・銀祥堂 見学
    ・国宝瑞龍寺 見学     ・般若鋳造所 工房見学 など

■富山県高岡市について■
高岡市は、県北西部に位置する富山県第2の都市。加賀前田家2代当主前田利長が築いた高岡城の城下町として発展し、高岡城の廃城後は商工業都市として発展しました。伝統工芸「高岡銅器」に代表される鋳物の生産が盛んな他、山・川・海の豊かな自然を享受した食文化が根付いています。東京、大阪、名古屋といった3大都市圏からほぼ等距離に位置し、北陸新幹線の開業(平成 27 年3月、金沢延伸)により、首都圏との時間的距離が縮まり、飛越能そして環日本海諸国の玄関口としてこれまで以上に「ヒト・モノ・コト」の交流の拡大が期待されます。

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