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使用済みタイヤからの再生カーボンブラック生産/サムライカーボンズ株式会社


2024.8.2
サムライカーボンズ株式会社

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202408024560-O3-KNGGWd03

使用済みタイヤからの再生カーボンブラック生産! ゴム物性評価を致しました。販売致します! 再生カーボンブラックの「Samurai Black20」を本日発表 弊社のrCB 1tあたり使用で、3t-CO2削減 国内初の生産設備工場【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202408024560-O3-KNGGWd03

 

サムライカーボンズ株式会社(本社:横浜市港北区新横浜、会長:星山崇行)は、本日2024年8月2日(金)に、サスティナブル原料である再生カーボンブラックの「Samurai Black20」を発表し、国内では初めてのリリースとなります。

 

「Samurai Black20」(以下SB20という)とは、バージンカーボンブラックに20%までマスバランスとして混合可能な再生カーボンブラックとなります。もちろん、各ゴムメーカー様の基準値もあり、一概には言いきれない部分もございますが、社内にてゴム物性評価を行なった結果、vCBを80%とし、再生カーボンブラックSB20を20%までは、ゴム物性が許容範囲内だと判断しております。

 

再生カーボンブラックを使用すると大幅なCO2削減になります!

新品カーボンブラックと、再生カーボンブラックのCO2排出量の比較として、約3tのCO2削減となります。

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M108057/202408024560/_prw_PT1fl_VXB3uk6F.png

                                      差引3tのCO2削減

    

弊社の今まで歩み

・予備的研究では、再生カーボンブラックを詳細分析し、物性評価などを行ないました。

・基礎研究では、灰分の詳細分析や、チャー、バウンドラバー等のメカニズムの解明を行ないました。

・応用研究では、再生カーボンブラックを混錬して、ゴム物性評価を行ない、強度、伸び、粘弾性などの試験を致しました。

今後は、使う側の企業様のご要望をお聞きして、この度、販売致します。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202408024560-O4-kyy88BYp

■ゴム物性評価

vCBであるFEF 40(80%):弊社のrCB 10(20%)で8対2の割合で、ゴム試験を行なった結果、

市販カーボンブラックFEF 50(100%)と比較すると、

●引張強度については、(FEF100%)の26.2MPaに対して、(SB20)は24.2MPaとなり、7.7%数値が低い。

●引張伸び率については、494%に対して、536%と8.5%数値が高い結果となっております。

 

弊社の再生カーボンブラックであるSB20については、2次加工しており、1次加工のみの再生カーボンブラックとの比較すると、

引張強度で8.2%改善されております。

 

結果、vCBを80%とし、再生カーボンブラックSB20を20%までは、

ゴム物性が許容範囲内だと判断しております。

 

■対象企業様と参考価格

 

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M108057/202408024560/_prw_PT2fl_imv0B2dy.png

 

Samurai Black20参考想定価格 : 1kg / 326~500円 ※現段階の想定価格となります。 ※「この記事を拝見した」とお伝え頂ければ200gのサンプルを無償で発送致します。

 

価格の根拠として、再生カーボンブラックの一次処理、二次処理、三次処理等を行ない、手間暇かけて生産しており、さらに、工場内の消費電力については、抽出した再生油で発電機に使用し、バーナー燃料にて再利用し、極限までCO2の削減を行なっているため、販売価格を設定しております。

 

 

■サムライカーボンズ㈱の研究で分かったこと。

●チャーによるアグリゲート相互凝集物と揮発分の関係

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202408024560-O6-6TZIMhqp

チャーによるアグリゲート相互凝集体(以下、凝集体と略す)は、図2に示すようにアグリゲートがチャーにより部分的に結合した形と想定している。チャー部分は格子欠陥の多い構造と想定しているが、カーボンブラックのアグリゲート間が共有結合により強固に結合した部分があると考えている。

 

この凝集体の凝集力は、カーボンブラックがゴムに分散する時に必要となるカーボンのゴムへの接着力(カーボン・ゴムのπ-π結合力)より強いと考えられる。この為、ゴム混錬過程で凝集体を破砕することは難しい。大きく、硬い凝集体はゴム物性を低下させる要因となるので、凝集体を破砕機で破砕する必要がある。ただし、チャーの格子欠陥は、熱分解と並行して起こる芳香族環化とその後の炭化が進むと強度が増して粉砕しにくくなり、大きく硬い凝集体が増える。

一方で、揮発分の存在もゴム物性低下要因となる。揮発分は熱をかけて飛ばすと減少する。

このように凝集体強度と揮発分の多寡は、揮発分を飛ばすために熱をかけると、一方で凝集体強度が増して、ゴム物性の悪化につながる大きく硬い凝集塊が増える関係にある。

※結果、Samurai Black20は二次処理、三次処理を行なう事で、ゴムへの補強性が改善されている。

 

■今後の展開

●年内をめどに、弊社の再生カーボンブラック(Samurai Black20)を各製造企業様と一緒に実証を行ない調整していきます。

さらに、第一弾として、再生カーボンブラックの物性を良くするため、特殊な技術を用いてrCBで問題となっている「チャー」や「バウンドラバー」と呼ばれる不純物を分解可能な技術改良を行なって行きます。

第二弾として、再生カーボンブラックの物性を改善される特殊な破砕方法で行なう予定です。これを行なうことで、再生カーボンブラックの物性も良くなり、設備投資の減額に繋がります。

以上のように、温室効果ガスの削減のため、世の中に再生カーボンブラックを普及する予定となります。

 

■担当者コメント

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202408024560-O8-H7n4PoYx

サムライカーボンズ株式会社 事業本部長 「伊藤」の コメント

 

弊社サムライカーボンズ株式会社の第一工場として、茨城県下妻市に昨年7月29日に無事竣工式を迎え早や1年が経過いたしました。当初は全てにおいて日本初の試みと云う事で、国内には参考になる企業も無ければ人も知らない状況でした。しかしrCBを高品質に変える事でrCBを使用していただきたいと強い思いと信念を持ってこの1年間を過ごしてきました。この1年間と云えば「CB、rCB」に対して深い知見をお持ちの方々を技術顧問として弊社に迎えて、日々rCBの改良に努めて参りました。

現状「Samurai Black20」の使用についてはマスバランスを以って使用となりますが、今後も引き続きrCBの高品質化に努めて参ります。

是非、この機会に「Samurai Black20」に、ご興味がある企業様はお気軽にお問い合わせ宜しくお願いいたします。

 

■サムライカーボンズ株式会社について

サムライカーボンズ株式会社は独自技術で廃タイヤから高品質な再生カーボンブラック「rCB」を生産、販売しているリサイクルベンチャー企業です。

 

私たちは使用済みタイヤ(廃タイヤ)を原料として、再生カーボンブラック、再生油、鉄鋼およびガスをリサイクル回収しています。これらは独自技術で精製し、高品質の原料製品であり、多くの製造業者で、商品をより安価に置き換えることができます。私たちの再生カーボンブラック(rCB)はグリーンで、より持続可能であり、世界のカーボンフットプリントを確実に改善します。

 

 

【会社概要】

社名:サムライカーボンズ株式会社

本社所在地:神奈川県横浜市港北区新横浜二丁目 17 番地 2

代表取締役会長:星山崇行

事業内容:

1. SDGs 持続可能な開発目標を達成する事業

2. 資源再生化事業

3. 資源再生プラントの販売 、企画、 開発、 建設、保守 全般

4. 再生資源 の運搬、収集、再利用化事業全般

5. 原料生産、及び、販売事業

設立: 2022年1月18日

工場操業開始:2023年7月29日

HP:https://samurai-carbons.com/

 

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202408024560-O10-32THknMQ

サムライカーボンズ茨城工場

茨城県下妻市半谷字中原 久762-2

 

 

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