大阪・関西万博の会場整備参加 サプライヤーに協賛決定
2024年6 月4日
昭和産業株式会社
大阪・関西万博の会場整備参加 サプライヤーに協賛決定
穀物の一次加工で発生する副産物を、会場内施設の屋根資材として活用、
バイオマスを配合したごみ袋「大地のMino-Re:」を提供
昭和産業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長執行役員 塚越英行)は、「2025年日本国際博覧会(以下 大阪・関西万博)」の会場内施設であるギャラリーwestの屋根資材として穀物の一次加工で発生する副産物(菜種粕、コーングルテンミール)と、バイオマスを配合したごみ袋(「大地のMino-Re:」)を提供することで、大阪・関西万博にサプライヤーとして協賛します。
今回の協賛において、穀物の一次加工で発生する副産物はfabula株式会社の技術により板状に成型され、tecoの設計に基づき、会場内施設であるギャラリーwest(写真1)の屋根資材として活用されます。また、当社グループでは、奥本製粉株式会社とボーソー油脂株式会社も各製造過程で発生する副産物を提供します。
バイオマスを配合したごみ袋「大地のMino-Re:」は、当社と株式会社バイオポリ上越との共同開発によるもので、当社が取り扱う穀物(小麦、トウモロコシ)由来の非食品用途バイオマスを20%配合しています(写真2)。提供するごみ袋は会場外の博覧会協会が整備する交通関連施設(万博P&R(パーク&ライド)駐車場や交通ターミナル、水上輸送用待合所等)で使用される予定です。
当社グループは、多種多量の穀物を扱う「穀物ソリューション・カンパニー」として、「食」の源である穀物を生み出す大地とその環境を守り、穀物を余すことなく最大限に有効活用していくことが社会的使命であり、責任であると考えています。今後も持続可能な資源活用に取り組むことで、サステナブルな企業として大切な資源を未来へ繋いでまいります。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406031701-O1-ED0UpRdc】
写真1 ギャラリー イメージ(2024年5月30日現在)
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406031701-O2-BpzX33PC】
提供物品内容(予定)
①当社副産物
・菜種粕
・コーングルテンミール
②バイオマスを配合したごみ袋
・大地のMino-Re:(90L)
大阪・関西万博 開催概要
テーマ :いのち輝く未来社会のデザイン
サブテーマ:いのちを救う、いのちに力を与える、いのちをつなぐ
実施期間 :2025年4月13日(日)~10月13日(月) 184日間
協賛① 穀物の一次加工で発生する副産物について
当社より提供する副産物は、fabula株式会社*¹の技術により板状に成型され、teco*²の設計に基づき、
会場内施設の1つであるギャラリーwestの屋根資材として活用されます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202406031701-O3-45033xzY】
*1 fabula株式会社 https://fabulajp.com/
規格外の野菜や加工食品の端材など食品廃棄物を熱圧縮成型して素材化する技術を有する。
*2 teco https://teco.studio/
協賛② バイオマスを配合したごみ袋「大地のMino-Re:」
「大地のMino-Re:」は、原料の一部に非食品用途のバイオマスを使用することにより、石油由来プラスチックの使用量を削減し、二酸化炭素(CO2)排出を抑えた設計となっています。
製品化にあたっては、千葉県船橋市役所や、当社がオフィシャルパートナーを務める鹿島アントラーズのホームスタジアムなどで実証実験を行い、ごみ袋に適したバイオマスの配合検討などを重ねてまいりました(2022年6月発売開始)。「大地のMino-Re:」という商品名には、大地で育った穀物から得られるバイオマスがごみ袋として活用され、その後も循環して再び植物が実るように、との想いを込めています。
※本製品は株式会社バイオポリ上越(本社:新潟県上越市、代表取締役 武田豊樹)との共同開発によるものです。
食品リサイクル率99.9%※の取り組み
昭和産業は1936年の創立以来、大地の恵みである小麦、大豆、菜種、トウモロコシなどの穀物を余すところなく、小麦粉、プレミックス、植物油、糖化製品、配合飼料などに加工して皆様の食生活にお届けする事業に取り組んできました。製粉、製油、糖質事業から発生する副産物を配合飼料原料として有効活用することにより、環境負荷の少ないビジネスモデルを実現しています。
※2022年実績値
環境への取り組み
当社グループは、環境目標としてCO2排出量を2025年度までに2013年度比で30%以上、2030年度までに46%以上削減する目標を掲げています。世界中から多種多量の穀物を調達し、多くのエネルギーや水などを使用して人々の生活に欠かせない「食」を提供していることから、環境への配慮は最重要経営課題の一つとして位置づけ、様々な取り組みを進めています。今回の協賛により、「大阪・関西万博」のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」への発信に貢献するとともに、環境への取り組みを推進してまいります。
<参考資料>
環境への取り組み https://www.showa-sangyo.co.jp/csr/environment/
「大地のMino-Re:」リリース(2022年6月) https://www.showa-sangyo.co.jp/news/pdf/22-25.pdf
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