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世界高血圧デーに各地で開催される血圧測定キャンペーンに、 心電計付き血圧計など約3,200台を寄贈


グローバル血圧測定キャンペーンで、高血圧と心房細動リスクの早期発見を支援

オムロン ヘルスケア株式会社(本社所在地:京都府向日市、代表取締役社長:岡田 歩、以下当社)は、国際高血圧学会が行う血圧測定啓発キャンペーン“May Measurement Month”(以下MMM)に協賛します。2024年5月17日の世界高血圧デーにあわせて世界各地で開催される血圧測定キャンペーンの支援を目的とし、世界80ヵ国に約3,200台の心電計付き上腕式血圧計などを寄贈します。当社は、啓発キャンペーンへの参画を通じて高血圧患者の継続的な血圧測定や、危険な不整脈といわれている心房細動リスクの認知向上と早期発見を加速していきます。

MMMは、世界高血圧学会が2017年から始めた、世界規模の血圧測定啓発キャンペーンです。当社はMMM設立当初から毎年この活動に参画しており、グローバルで累計約26,000台の血圧計を寄贈し世界約100ヵ国、累計600万人以上の血圧測定を支援してきました。

血圧は、気温や湿度の測定環境やストレスの状態などに応じて変動します。そのため、医療機関などで測定した血圧値に加えて、家庭で測定した血圧値を継続的に確認することが大切です。世界では、毎年1,000万人以上の方が高血圧起因の疾病で死亡しているといわれています。また、国内の高血圧患者の約4割が、自分が高血圧である認知がない、または認知していても治療を受けていないというデータもあります。*1高血圧を放置すると、脳梗塞や心不全など命に関わる脳・心血管疾患を発症するリスクが高まります。一方で、高血圧は早期発見と適正な管理により重症化を防げるといわれています。脳・心血管疾患の予防には、家庭での血圧測定を早くから始めて自分の血圧値を知ることが大切です。

今年の血圧測定啓発キャンペーンは、5月1日から7月31日まで開催されます。世界高血圧デーには、18歳以上の約100万人を対象とした血圧測定イベントを実施します。また、食事療法や生活習慣の改善、さらに適切な血圧管理に関するアドバイスも提供します。さらに、血圧測定に加えて心房細動のリスクチェックも行います。心房細動とは不整脈の一種であり、心原性脳塞栓症の要因といわれています。高血圧患者の場合、通常の人と比べて心房細動の発症率が約3倍高いことが確認されています*2。血圧測定イベントに心房細動の可能性を検出する心電計付き上腕式血圧計を寄贈することで、高血圧患者に心房細動リスクの高さや心電図記録の有用性を認知してもらう機会を提供します。
当社は、これまで脳・心血管疾患の発症ゼロ(ゼロイベント)実現のために、世界中で開催される血圧測定キャンペーンを支援してきました。今後も引き続き、家庭での血圧測定や心電図記録の啓発活動に積極的に取り組み、高血圧や心房細動などの循環器疾患リスクの早期発見をサポートしていきます。
MMMについて詳しくは下記のサイトをご覧ください。
www.maymeasure.org.
*1 日本高血圧学会発行「高血圧治療ガイドライン2019」
*2 Senoo K,Yukawa A, Ohkura T, et al. Screening for untreated atrial fibrillation in the elderly population: A community-based study. Pizzi C, ed. PLoS ONE.2022;17(6):e0269506.

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