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2023年度「日本経営品質賞」受賞組織を決定


顧客価値経営を目指した変革推進のモデルとなる「本賞」に2組織決定

2023年度「日本経営品質賞」受賞組織を決定 顧客価値経営を目指した変革推進のモデルとなる「本賞」に2組織決定

 

(公財)日本生産性本部(東京都千代田区、理事長:前田和敬)が設立した日本経営品質賞委員会(委員長:福川伸次 (一財)地球産業文化研究所 顧問/東洋大学 総長)は、12月19日、顧客価値経営の実践を通じて変革を進めるモデルとしてふさわしい組織を表彰する「日本経営品質賞」の2023年度受賞組織を発表しました。

「日本経営品質賞」は、国際的な競争力強化に向けた生産性向上を目的に、顧客価値を創造し続けるための自己革新能力を表彰する制度で、1996年度より年一回選出しています。

2023年度は、「日本経営品質賞 本賞」2組織、同「推進賞」2組織、同「奨励賞」2組織、合わせて6組織を決定しました。本賞受賞組織は、人材育成・活用やビジネスパートナーとの連携によって独自能力を高めながら、変革を通じて顧客・社会にとっての価値を創造し続けることで高付加価値経営を実現しています。

 

■日本経営品質賞 本賞

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M106914/202312184481/_prw_PT1fl_TV6g350c.png

■日本経営品質賞 推進賞

◇株式会社日本動物医療センター (中小企業部門/獣医療/東京都渋谷区)

◇医療法人社団厚済会 (非営利組織部門/医療/神奈川県横浜市)

 

■日本経営品質賞 奨励賞

◇株式会社保志 (大企業部門/仏壇・仏具等製造販売/福島県会津若松市)

◇丸栄運輸機工株式会社 (中小企業部門/貨物運送、重量物運搬・据付、機械設計・製造等/富山県富山市)

 

■各賞の概要

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M106914/202312184481/_prw_PT2fl_f37ReLW5.png

各賞受賞組織の詳細については別添を、「日本経営品質賞」については参考資料をご参照ください。

日本経営品質賞のサイトはこちら

 

 

 2023年度日本経営品質賞 本賞(大企業部門) 新日本ビルサービス株式会社

 

【新日本ビルサービス 概要】<新日本ビルサービス提供>

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M106914/202312184481/_prw_PT3fl_Ja26jMDJ.png

* パート、アルバイト等は8時間換算で算出

 

新日本ビルサービスは、「ファシリティに集う人々が愛と笑顔に包まれた躍動する世界の実現」をビジョンに掲げ事業を展開しています。当社は、清掃や設備管理などのビルメンテナンス業を中心に建物を経営の視点から総合的に管理するファシリティマネジメント、テナント誘致やビル運営全般を通じて建物の価値を高めるプロパティマネジメントを提供しています。当社の特長は、現場で働くさわやか社員による誠実なサービス、社員による清掃・設備の直営施工でのサービス提供、顧客の緊急時に社員が駆けつけるなど顧客期待を超えた対応が挙げられ、それらを通して顧客から高い評価をいただいています。

また、地域振興につながる「彩の国マルシェ」を開催して鉄道事業者、デベロッパー、行政と共に地域活性化に取り組んでいます。新規事業として、顧客の事業の成功を目的に立地に適した建物、用途、テナント構成、事業収支を総合的に分析提案する事業デザインにも取り組み始めました。

 

【経営品質向上活動への取り組み】<新日本ビルサービスのコメント>

埼玉県経営品質賞の知事賞を受賞された企業を訪問し経営品質の取り組みの素晴らしさに感動して、当社でも取り組みをスタートすることに決めました。

経営品質を学ぶ過程で、当社ではいろいろな面で仕組みづくりが遅れていることを再認識できました。現場では全体的に高いレベルで仕事ができていると思っていましたが、さわやか社員の一人ひとりを見た場合、サービス品質にバラツキが生じていることが大きな課題でした。そこで、社内褒賞制度における審査項目を見直したり、作業のポイントをコンパクトな動画マニュアルにまとめたり、社内認定資格を設定したりといった仕組みづくりを行いました。

また、埼玉県経営品質賞の知事賞を受賞した際のフィードバックで中長期的なビジョンが必要ではないかという提言を受けて、1年以上掛けて新しいビジョンを策定しました。社員にビジョンを共感してもらうために「ビジョンムービー」を製作し、ビジョン発表と同時に公開しました。ビジョンの浸透を深めるため、経営計画書へ反映するなど繰り返し取り組んでいます。

これからも経営品質向上に向けて継続的に取り組み、地域社会に無くてはならない愛される会社を目指して社員とともに成長していきます。

 

2023年度日本経営品質賞 本賞(中小企業部門) 西精工株式会社

 

【西精工 概要】<西精工提供>

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M106914/202312184481/_prw_PT4fl_83SkvvoN.png

西精工株式会社は、1923年創業者の西卯次八が「西製作所」を創業、切削加工でボルトを製造し大阪の流通問屋に販売したことに始まります。終戦を境に、欧米輸出用ナット製造に転換、1960年、「西精工株式会社」へ改組を機に、ベアリング事業へも参入。国内の弱電・家電業界の発展に高品質な小径の四角、六角ナットで貢献してきました。2006年には経営理念、2009年には経営ビジョンを策定し、2010年には創業の精神を明文化してファインパーツによる顧客価値創造へとシフト。2010年には徳島県経営品質賞を、2013年には日本経営品質賞・中小規模部門を受賞。その後も経営品質向上活動に取り組み続けています。直近では、社員の安全と製造工程・物流の整流化に考慮した新工場を2棟建設し更なる顧客価値創造が出来るメーカーへと邁進しています。

 

【経営品質向上活動への取り組み】<西精工のコメント>

当社は10年後のありたい姿を『ファインパーツ(FP)売上比率を70%にする』ことに定め、それを「FP70」とわかりやすく表すことで、全社的な浸透、達成への動機づけを行っています。全19チームそれぞれがありたい姿実現に向けたチームビジョンを策定し、その達成に向けた主体的な活動を通じてありたい姿の実現を目指しています。また、ビジョン策定では創業から100年の歴史を振り返り、チームの強みを洗い出し、成功のシナリオを作成しています。その作成過程においても社員一人ひとりが納得、腹落ちするまで1年以上に渡って対話を繰り返し、全員が参画する活動に進化させてきました。一方、顧客にとっても社員にとっても安全・安心な工場にするためのFFPJ(ファインパーツ・ファクトリー・プロジェクト)や世界基準の品質管理システムであるIATF16949認証取得を目指した活動もしており、これらを組織横断的課題として経営方針に盛り込み取り組んでいます。さらにFP創造の新しい形として当社がコーディネート役となり、ビジネスパートナーと連携し、技術力を掛け合わせた価値ある製品を創出することで、顧客の課題解決の面でも貢献しています。これら「ビジョンの追求」によって「大量生産・安定供給重視」から「高精度・高品質のファインパーツによるお役立ち」へ顧客提供価値を転換し、高付加価値経営を実現しています。現在、FP率を10年前に比べて大きく伸ばし、平均販売単価37%アップを実現しています。

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