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【家庭内感染実態調査】感染症を持ち込むのは大人!?小児科医と母親では感染源と対策方法の意識に乖離が


小児科医が推奨するのは、家庭における手洗いや十分な睡眠に加え、栄養バランスのとれた食事

新型コロナ感染の流行が少し落ち着いてきた今、インフルエンザをはじめとする感染症の流行が増えてきています。家庭内での感染予防対策が重要ですが、実態として家族間の感染拡大や感染経路はどうなのか、また、家族間での感染リスクを高める可能性が高いものへの認識はどうであるのか、お子さんがいる一般家庭の実態と小児科医の見解について、ゼネラルリサーチ株式会社(代表取締役:五條 寿朗、本社:東京都渋谷区)が調査しました。

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【調査結果サマリー】
・家庭内感染は感染症問わず高い割合で起こっており、これからの時期は油断を許さない状況
・とくに九州/沖縄ではインフルエンザ、中部地方ではコロナ、北海道/東北では風邪症状の家庭内感染率が高い傾向に
・母親の実感では、家庭内の感染源は「子」と答えた割合が多いが、医師の回答では「大人(父)」と「子」がほぼ同程度の回答率
・小児科医の8割が子どもの免疫力が下がっていると回答
・子どもに対して積極的行っている・習慣的に意識してほしい感染対策は、小児科医と母親で重要視する割合に相違が
・小児科医が子どものいる家庭で体調管理のために取り入れてほしい食品として、ヨーグルト等の乳製品、野菜・果物、肉類と回答
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【2020年4月以降のインフルエンザ・新型コロナ・一般的な風邪の罹患率比較】
2020年4月以降の各種ウイルスの家庭内罹患状況について、3歳~12歳のお子さんを持つ母親500人に聞いたところ、全体では風邪の罹患率が最も高く85.6%、次いで新型コロナ70.4%、インフルエンザ40.8%となりました。
エリア別ではインフルエンザ・コロナの罹患率が高いのは中国四国、風邪の罹患率が高いのは関東となり、多少の地域差があると言えそうです(グラフ1)。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202311293523-O1-aK5053k1
(グラフ1)

 
【各種ウイルス毎の親子間感染拡大率比較】
各種ウイルスの親子間感染状況はどうでしょうか。

家庭内で各種ウイルス感染があったと回答した方に、家族間(親子間)で感染拡大があったかどうか聞いたところ、全体では新型コロナが最も高く71.0%、インフルエンザと風邪がほぼ等しく52.5%・54.4%となりました。
エリア別ではインフルエンザは九州沖縄、コロナは中部、風邪は北海道東北と中部が同率で最も親子間感染拡大率が高いという結果でした(グラフ2)。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202311293523-O2-7vvE7p0e
(グラフ2)

 
【家庭内の感染経路実態と小児科医の感染源の認識には乖離が?】
お子さんがいる家庭内において、家族間(親子間)感染拡大の経路は親から子よりも、子から親が多いという結果がでました(インフルエンザ、風邪については子から親への感染拡大が80%代、新型コロナでは60%代)。

さらに、各種ウイルス毎に子から親への具体的な感染拡大経路を見てみると、子どもからご自身(母親)への感染拡大が多く、インフルエンザでは49.5%、風邪では54.0%でした。新型コロナにおいてはさらに三次感染率が高く、子どもからご自身(母親)、その後パートナー(父親)への感染拡大率が36.8%でした。(グラフ3)。

ここで注目したいのが、お子さんがいる家庭内と小児科医では、家族間(親子間)感染拡大について認識に差があるという点です。

小児科医に、患者の家族間での感染が疑われる場合、家族の誰が感染源となっていることが多いと感じるか聞いたところ、大人(父)が44.8%と回答しています(グラフ4)。
小児科医が診療現場で感じていることと、家庭内の実態に乖離があると言えそうです。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202311293523-O3-60fYR9Zw
(グラフ3)

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202311293523-O4-l7KSlMXQ
(グラフ4)

 
【子どもたちの免疫力は低下しているという小児科医の見解が明らかに】
小児科医に、2020年4月以降の新型コロナ流行全盛期と今を比較して、子どもたちの免疫力低下を感じるか聞いたところ、89.0%が感じると回答しました(グラフ5)。

新型コロナ流行以降、子どもたちの免疫力低下の実態は医療現場でも実感するところであると言えそうです。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202311293523-O5-TjyPUVRA
(グラフ5)

 
【家族間での感染リスクを高める可能性が高いものとは(母親と小児科医)】
では、家族間での感染リスクを高める可能性が高いものについては、お子さんがいる家庭と小児科医では認識相違があるのでしょうか。

お子さんがいる家庭、小児科医共に、家族で食卓を囲むこと、タオルの共有、コップや箸など食器の共有等、共通して多く選ばれている項目がある一方で、大きく差がついた項目は「寝室が同じである」です。小児科医が8.0%であるのに対して、お子さんがいる家庭では40.2%と数値に乖離が見られます(グラフ6)。

お子さんの面倒をみているお母さん達の実態が、小児科医よりも高い数字となって現れていると言えそうです。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202311293523-O6-51Sis28I
(グラフ6)

 
【子どもに対して積極的行っている・習慣的に意識してほしい感染対策の比較(母親と小児科医)】
家庭内の感染対策(そもそも持ち込まない防止策として)の意識の違いについても見てみましょう。

お子さんがいる家庭、小児科医共に上位に選ばれた項目に大きな違いはありませんが、重要視している割合は差が見られました(グラフ7)。
「免疫力を意識した生活」では小児科医が24.8%に対して、お子さんがいる家庭では10.4%、「手洗いの徹底」では小児科医が49.8%に対してお子さんがいる家庭では77.2%となりました。

小児科医はバランスよく対策することを重視する傾向があり、お子さんがいる家庭では手洗い等のお子さんが自分で行動できることを重視していると言えそうです。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202311293523-O7-1Cij9i82
(グラフ7)

 
【小児科医が考える、体調管理のために取り入れるべき食品とは】
小児科医がお子さんがいる家庭において意識してほしい対策として、栄養バランスが取れた食事や免疫力を意識した生活をあげていました(グラフ7)。

そこで、体調管理のために取り入れたほうがよい食品について聞いてみたところ、最も数値が高かったのはヨーグルト等の乳製品50.8%、次いで野菜・果物類43.0%、肉類30.4%となりました(グラフ8)。

忙しいご家庭でも朝食等に手軽に取り入れることができるヨーグルト等の乳製品は、小児科医としてもおすすめであると考えているようです。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202311293523-O8-2G9c16Nz
(グラフ8)

 
【総括】
お子さんがいるご家庭においては感染予防と感染拡大防止には積極的に努めたいものです。免疫力や体力が弱いお子さんは、そもそも感染しないように守ってあげることが重要です。
日々の手洗い等の習慣化はもちろん、身体の中から免疫力を高める食品を取るなど、多面的に対策していく必要があるでしょう。
これからますます寒さが厳しくなる季節。体調管理には十分気を付けていきたいものです。

 
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■調査概要:感染症流行時における家族内の実態調査
■調査期間:2023年11月14日(火)~16日(木)
■調査方法:インターネット調査
■調査人数:1000人(①②各500人ずつ)
■調査対象:①20代~40代女性(3歳~12歳のお子さんがいる方) ②小児科医※
■調査主体:ゼネラルリサーチ

※調査回答時に小児科医であると回答したモニター
この調査の内容は、あくまで医師の方を対象にしたアンケート結果の紹介であり、効果や効能を実証するものではありません。
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●記事等でのご利用にあたって
本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「ゼネラルリサーチ」である旨の記載

●ゼネラルリサーチとは
・国内モニター総数:1,022万人
・42項目の属性パネルでセグメント設定可能
・調査形式6種類×3種類のカスタマイズ機能
 調査目的に対して、最適な調査形式・機能をご提案いたします

●その他関連情報
・ゼネラルリサーチHP:https://general-research.co.jp/

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