「師走=忙しい」人はたった半数!普段の掃除や中掃除次第で年末の「大掃除」が楽に
積水ハウス株式会社
積水ハウス株式会社は、師走に向けてより気持ちの良い年末年始の暮らしのご提案を目的に、全国の20~60代の既婚男女を対象に「年始に向けた大掃除調査(2023)」を実施しました。
積水ハウスの研究機関の住生活研究所では、暮らしにおける「幸せ」のさらなる追求のために「住めば住むほど幸せ住まい」研究として様々な調査を実施しています。まもなく訪れる12月は師走ともいわれますが、今回の調査では「忙しい」人と「普段と変わらない」人がそれぞれ半数近くと割れる結果になりました。また、師走を忙しいと感じるかどうかは、師走に行う大掃除に影響するようです。今回は「大掃除」を中心に、年末年始に準備することや大掃除や普段の掃除、定期的に行う中掃除*の実態、年末の大掃除に感じるメリットなどを調査しました。
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調査結果から年末の大掃除のためにも住まいや暮らしに取り入れたい「幸せTips」もご紹介します。
*中掃除…大掃除とは別に普段の掃除ではやらない範囲の掃除をすること
「師走=忙しい」は本当?「忙しい」「変わらない」と感じる人はともに48.2%と同数に
12月は師走とも呼ばれ、1年のうちで一番忙しい月のイメージがありますが、自宅の家事において他の月と比較し「非常に忙しい/忙しい」と感じる人が48.2%いる一方で、「変わらない」も同じ48.2%となりました。家庭で師走に行う家事として、約 9割もの人が年末年始の準備をすることもわかりました。また、師走を忙しいと感じている人ほど、師走に様々な年末年始の準備を行っており、年末年始の準備をたくさんまとめてすることで「師走=忙しい」となっているようです。
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師走に年末年始の準備をする7割以上が「大掃除」を実施。大変に思う準備も「大掃除」が最も多い結果に
師走に家庭で年末年始の準備のために、半数以上が「大掃除」(75.4%)、「年賀状作成」(58.3%)を行っていました。「大掃除」について、20~60代すべての年代で6割以上が行っていました。年代によって差が出るのは「年賀状作成」でした。40代以上は6割以上が準備するのに対して、20代は26.0%、30代は46.0%でした。
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また、師走に行う年末年始の準備において大変だと感じることも「大掃除」が約6割で最も多く、中でも「大掃除」を大変だと感じる人は大変だと感じていない人と比べて師走は「非常に忙しい/忙しい」と20.7ポイント高く回答しました。師走を忙しいと感じるかは12月に行う「大掃除」を見直すことがポイントかもしれません。
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大掃除の負担軽減には普段の掃除の見直しから。直近5年で家事を楽にするために半数が家電や設備を購入
師走に行う大掃除を大変だと感じる理由に「普段掃除しない箇所にたまった汚れの掃除」(50.9%)をはじめ、「時間がかかる」(49.4%)、「掃除する場所が多い」(44.9%)など普段以上の掃除量や時間に関する内容が多く目立ちました。大変だと感じない人の理由として「普段からこまめに掃除をしている」(33.8%)、「大掃除する場所を限定している」(28.2%)、「計画的に掃除をしている」(19.7%)、「12月より前に大掃除をしている」(18.3%)など普段の掃除が大掃除に影響していることや、師走の大掃除で全てを網羅しようとせず、計画的に掃除をしていることがわかります。また、師走の大掃除を大変だと感じない人は大変だと感じる人と比較し、普段の家の状態を「きれいに保てている/どちらかというときれいに保てている」と8.2ポイント高く回答しました。掃除やお手入れにより、普段から家の状態をきれいに保てていることで、師走の大掃除の負担軽減にもつながっていると思われます。
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普段の掃除が大掃除に影響しているようですが、直近5年で普段の自宅の掃除を見直した人は全体で43.0%でした。また、年代別でみると40代以降は見直しした割合が低くなりました。
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普段の自宅の掃除を見直した最も多い理由は「家にいる時間が増えた」(27.4%)で、新型コロナウィルスによる在宅率の増加で掃除のスタイルを見直した人が多いことが伺えます。その他、新型コロナウィルスの影響として「感染症対策への意識が高まった」という理由も多く見受けられました。「子どもが生まれた・増えた」「結婚した」などの理由も多く見受けられることから、ライフイベントが多い若年層の見直し率の高さにつながります。その他、「SNSによる情報取得」「メディアによる情報取得」や「家電の進化」「設備の進化」の割合も高いことから、最新の情報を取り入れて実装しようとする人もいることが考えられます。
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見直した最も多い内容は「収納を変えた」26.0%でした。続いて「掃除頻度を増やした」24.7%で、新型コロナウィルスによる在宅時間の増加や感染予防対策などの影響も考えられます。その他、「機能性の高い掃除用具家電に買い替えた」(22.3%)、「汚れ予防のための対策を始めた」(20.9%)、「汚れが付きにくい設備に変えた」(19.5%)、「掃除がしやすい家具や設備に変えた」(18.6 %)「機能性が高い掃除アイテムに買い替えた」(18.1%)など効率に影響する内容が見受けられました。なお、共働き世帯の人は片働き世帯と比較し、普段の掃除において「効率」「時短」を重視する割合が多いようです。
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昨今、家電や設備は目覚ましい進化をしていますが、直近5年で家事を楽にするために家電や設備を新たに「購入した」は50.4%と半数に及びました。「コードレス掃除機」は購入した1位、購入予定3位、欲しい6位と人気の高い家電でした。また、「掃除ロボット」は購入した人では7位でしたが、購入予定と欲しい家電の1位でした。「コードレス掃除機」や「掃除ロボット」など自動化や気になるときにこまめにさっと対応できるなど時短につながるアイテムが人気のようです。
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理想は「普段の掃除と定期的な中掃除に加え大掃除をする」が最多に。「中掃除」の理想と実態の差が19.4ポイントも
大掃除は普段からこまめにきれいにすることがポイントのようですが、家庭の掃除における理想の姿として「普段から掃除をして、定期的に中掃除*を行い、大掃除もする」が46.8%と最も多い回答になりました。現在の実態では「普段から掃除をして、定期的な中掃除を行い、大掃除もする」人は31.0%と理想との差が15.8ポイントもあるようです。実態の2番目に「普段から掃除をして、定期的な中掃除をせず、大掃除をする」が多いことから、中掃除の意向はありながらもできていない人が多く、理想とのギャップが生じていることが見受けられます。加えて、理想として2番目に多い「普段から掃除をして、定期的な中掃除を行い、大掃除はしない」23.2%に対し、現在の実態では9.8%であることからも中掃除のハードルが高いことが考えられます。全体では「中掃除をする」を理想とする人が76.8%に対し、実態57.4%と19.4ポイントの乖離がありました。
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理想や現在の実態として「大掃除」をする派が半数以上いますが、12月に「大掃除をする」メリットはなんでしょうか。師走に大掃除をする6割以上が「普段掃除をしない場所の掃除ができる」(63.3%)と「新年を新しい気持ちで迎えることができる」(60.7%)と回答しました。他にも、「家を清めることができる(厄払い)」(31.5%)、「1年の振り返りができる」(21.6%)、「暦を感じることができる」(20.2%)など、普段の掃除だけでは感じることができない、新年に向けた気持ちづくりの役割もあることがいえるでしょう。
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新年を迎えるために、年末に大掃除するのはメリットがありますが、まとめてすると大変な作業になり、 12 月が更に忙しくなるのも考えものですよね。年末だけに行っていた掃除を普段から効率的に行えば、年末年始のイベントなども家族でゆっくり楽しめそうです。そのためにも、今年は改めて普段の掃除の仕方を見直してみませんか。
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4つの「幸せTips」で気持ちの良い年末年始を過ごそう
調査では、年末の大掃除自体に対しては理想や実態からも前向きな傾向が見受けられましたが、大掃除が大変になるかは分かれるようです。普段の掃除からこまめに掃除を行うことで、大掃除で一から全てキレイにする必要はなくなり、選択と集中ができると考えます。普段の掃除を見直す理由として多かったライフイベントも何度も訪れることではないため、定期的に見直すタイミングを自分で決めたり、日常の中でアンテナを伸ばして情報収集を行ったりすることで常にアップデートしていけるといいですね。
積水ハウスでは、普段の掃除がしやすくなる動線や収納などの住まいの設計から暮らしのアイディアまで広く提案しています。ここでは、大掃除を気持ちよく行うための普段の掃除に取り入れたい4つの「幸せTips」をご紹介します。
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①掃除道具は収納場所と形にこだわりを:掃除道具は気付いた人が気付いたときに掃除できるよう、使う場所の近くに収納することがポイントです。洗面所にフローリングワイパーを置いたり、TVの背面にホコリとりを置いたりするなども一つです。子ども部屋の近くに掃除道具をしまっておけば、子どもの掃除参加にもつながります。掃除道具はしまい込みすぎず、家族みんなで掃除道具の場所を共有しておきましょう。
また、さまざまな形状の道具を出し入れしやすいように、 収納の形にもこだわりたいものです。道具にぴったりの奥行きの棚にしまえば、取り出すときに手間がかからず、掃除に取り掛かりやすくなります。こまめな掃除習慣が身に付きやすくなるはずです。
②掃除前の片づけを省く:掃除をする前に、まずは散らかっているものをどかして…となっていないでしょうか。掃除に取り掛かりやすくするためにも、部屋を片付いた状態にしておくことはとても大切です。散らかりやすい物に居場所を作ってあげると、取り出しやすくしまいやすい収納になります。出しておきたいものにはトレーや棚で場所づくりをすると、戻したくなる居場所になり、インテリア性もUPします。
③掃除しやすい空間づくり:家具同士が密接していたり、床と家具との隙間が狭すぎたりすると、ホウキやモップ、掃除ロボットが奥までスムーズに入らず、ホコリを除去しにくくなってしまいます。掃除しやすい空間にするためにも、10cm程度の隙間が空くように家具を配置しましょう。また、家具を選ぶときは、背の高い家具はほこりがたまっても見えにくいので、背の低いものを選ぶのもいいですね。
④季節ごとの中掃除も取り入れて:師走に大掃除をすると、寒い中、水も冷たくつらい思いをすることがあるかもしれません。油汚れは、冷たいと固まってしまうので、換気扇などの油汚れがたまる場所は暖かいうちに中掃除できれいにしてしまうのがおすすめです。網戸や窓の掃除など、水を使う掃除も同様です。
冬は寒くて風邪をひいてしまいがちです。風邪をひきそうな掃除は違う季節にやっつけてしまいましょう。
ぜひ皆様も4つの「幸せTips」を参考に、普段の掃除や大掃除を工夫して、気持ちの良い年末年始を過ごしてください。
住生活研究をはじめとする住まいの専門家 河﨑由美子メッセージ
私は、大掃除は年末にまとめず、分散派です。雨の多い季節に網戸を掃除したり、桜や紅葉の季節に窓ガラスを掃除したり、魅せ時の前に部分的な大掃除をするようにしています。
しかし、不用品処分となると別です。とりわけ今秋は、買替えた家電や家具などの大型不用品の処分作業を数年分まとめて実施、やっとすっきりしたところです。
12月になると、クリスマス飾りや本格的な冬を迎えるために家具のレイアウト変更をする予定です。季節ごとのレイアウト変更は、床や家具などを丁寧にメンテナンスしたり掃除をしたりする大チャンスです。大掃除は大変ですが、ソファーの位置や食卓の位置を変えるなど、季節ごとのレイアウト変更も一緒に計画すると、そのための大掃除も楽しいものです。ぜひ、お試しください。
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フェロー R&D本部
1987年入社。高校入学までの12年間を海外で過ごした経験や子育て経験などを生かし、総合住宅研究所でキッズデザイン、ペット共生、収納、食空間など、日々の生活に密着した分野の研究開発全般に携わる。
執行役員、住生活研究所長を経て2023年4月より現職。一級建築士。
<「年始に向けた大掃除調査(2023)」調査概要>
調査期間:2023年9月1日~4日
集計対象人数:500人
集計対象:全国の20~60代の既婚男女
<記事などでのご利用にあたって>
・引用元が「積水ハウス株式会社 住生活研究所」による調査である旨と、引用元調査「年始に向けた大掃除調査(2023年)」の記載をお願いします。
・積水ハウス ウェブサイトの下記記事のリンク追加をお願いします。
https://www.sekisuihouse.co.jp/company/research/20231129/
< 住生活研究所について>
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202311293499-O21-g1KBepkg】
積水ハウスが2018年に開所した、日本の企業として初めて「幸せ」を研究する研究所です。
人・暮らしの視点で、ライフステージ・ライフスタイル、そしてこれからの住まいのあり方の調査・研究を行っています。今後迎える「人生100年時代」には、暮らしにおける「幸せ」のさらなる追求が重要と考え、時間軸を意識した「住めば住むほど幸せ住まい」研究に取り組んでいます。研究を通して、幸せという無形価値、つまり「つながり」「健康」「生きがい」「私らしさ」「楽しさ」「役立ち」といった幸福感を高め、家族やライフスタイルの多様な変化に対応する幸せのかたちをお客さまへご提案することを目指しています。
ウェブサイト:https://www.sekisuihouse.co.jp/company/rd/humanlife/
これまでの調査リリース:https://www.sekisuihouse.co.jp/company/research/
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