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春爛漫の高知県で、 植物観賞や自然体験を目的とした観光需要が急上昇


ゴールデンウィーク期間中に 1日平均で過去最大級の観光客数を記録

2023年05月19日
連続テレビ小説を生かした博覧会推進協議会(高知県観光政策課内)

 
高知県ではこの度、2023年ゴールデンウィーク(GW)期間中の観光客数を調査し、4月29日(土・祝)~5月7日(日)までの9日間で計23万6,500人を動員したことが分かりました(※公益財団法人高知県観光コンベンション調べ)。1日平均26,288人で、2022年4月29日(金・祝)~5月8日(日)のGW10日間の1日平均23,541人から「前年比111.7%アップ」となりました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202305195750-O2-705EEYwd

特に入り込みが多かったのは、高知県立牧野植物園(高知市)で、昨年の1.5倍となる2万268人が来園。1日あたり2,252人が来園したことになり、高知県が同園来場者数のデータを取り始めた2002年以降、GW期間中の1日平均来園者数で過去最高記録となりました(昨年までの過去最高は、2008年の2,204人/日)。

高知県立牧野植物園以外でも、佐川町立青山文庫は例年の1.4倍、越知町立横倉山自然の森博物館は2.7倍の来館者数を記録。国の天然記念物指定の暖地性シダ植物7種が自生する伊尾木洞(安芸市※下段の説明参照)では2023年5月2日(火)・5月3日(水・祝)の2日間で1,600人が訪れました。来場者数を発表したのは今年が初めてで、関係者によれば例年の4倍近くの人が訪れたといいます。
いずれの場所も、高知県出身の世界的植物学者・牧野富太郎博士ゆかりの地。高知県では観光博覧会「牧野博士の新休日」を開催中で、牧野博士が主人公のモデルとなったNHK連続テレビ小説「らんまん」も放送中とあって、植物や自然体験を目的とした観光需要の高まりが顕著になっています。

観光博覧会「牧野博士の新休日」の特設サイト
https://kochi-tabi.jp/makino-expo/
高知県立牧野植物園の公式ホームページ
https://www.makino.or.jp/

この夏もさらに、植物鑑賞や自然体験を目的とした多くの観光客動員が見込まれます。新たに人気のスポットや観光需要の動向など、是非ご取材ください。

【横倉山】(高知県越知町)
源平合戦の壇ノ浦の戦いで入水したとされる安徳天皇が、放浪の後に越知町にたどり着いて隠れ住んだといわれる平家落人伝説の地。標高800mの山で、牧野博士が植物採集・研究フィールドにしていました。山中には、樹齢数百年のアカガシの原生林はじめ、世界的にも珍しい「コオロギラン」など草花が今でも自生しています。牧野博士によって発見・命名された新種は、「ヨコグラツクバネ」、「ヨコグラノキ」、「トサジョウロウホトトギス」などがあります。高知県では今季、地域ボランティアガイドの育成・整備に力を入れており、観光客のニーズに合わせたガイド同行型のトレッキングツアーを定期的に実施しています。



【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202305195750-O3-0eW1pgWy
<横倉山周辺のおすすめスポット>
●観光物産館おち駅
地元野菜や茶、山椒塩、芋けんぴなど販売。5月~10月にかけて、ここでしか食べられない「小夏ソフト」を期間限定販売。

●居食屋かどた
土佐あかうし(越知町・松田精肉店)の牛すじを使ったカレーが大人気。

●谷脇旅館
大正初期に創業した老舗旅館。遊説で越知を訪れた吉田茂も宿泊し、当時のままの造りを残している。

●横倉山自然の森博物館
横倉山を通じた地球のおいたちや牧野博士が愛した珍しい植物、そして越知の歴史を学ぶことができる博物館です。牧野富太郎博士のフィールドワークの様子をまとめた「牧野博士と横倉山コーナー」などがあるほか、無料で横倉山の登山が体験できるVRがあり、足腰に不安のある方でも気軽に楽しめる。

●浅尾沈下橋(あそおちんかばし)
細田守監督の最新アニメ映画「竜とそばかすの姫」をはじめ、さまざまな映画のモデルやロケ地になっている沈下橋。周囲を山に囲まれ、対岸の集落と橋のコントラストが美しいスポット。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202305195750-O4-P7APhg63
●WASHI ORIORI(わしおりおり)
土佐和紙作家が経営する、築100年の旧薬屋を改装した、手漉き和紙商品の制作・販売、ワークショップを行う店。雑貨の購入のほか、土佐和紙をつかったアクセサリーやランプシェードなどを作ることができる。
https://www.instagram.com/washi_oriori/

●Travel Kitchen SaruHachi(さるはち)
2021年4月オープンの、世界を2周した夫婦が作る「世界の味」を楽しめる飲食店。ランチとディナーの2部制で、ランチは世界各国の料理が週替わりで提供される。 
https://www.instagram.com/saruhachi/

【伊尾木洞】(高知県安芸市)
波の侵食によりできた天然の洞窟(海食洞)で、牧野博士が植物の採集で訪れた場所です。全長40mの洞窟を抜けると渓谷になり、300万年の歴史を刻む高さ5mほどの地層の壁が続いています。暖地性シダ植物7種が1カ所に生えそろう全国でも希少な場所で、国の天然記念物に指定されています。周囲には約50種のシダ植物が生い茂り、貝の化石も見られます。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202305195750-O1-q336bTF8
<伊尾木洞周辺のおすすめスポット>
●内原野公園
4月に約1万5000本のツツジが咲くほか、梅、桜、藤、アヤメなど春先から初夏にかけて花が咲き続ける。園内には土佐藩主の休憩所として建築された延寿亭が当時の趣を残して建っている。

●岩崎弥太郎生家
幕末に土佐藩で手腕を発揮し、三菱を創設した岩崎弥太郎の生家が修復保存されている。生家前には高さ3.3m(1.1mの台座を除く)の銅像が立つ(昭和60年の生誕150年を記念して建てられた後、同地に移設)。岩崎家は、田中光顕(佐川出身・元宮内大臣)とともに貧困にあえいでいた牧野富太郎を資金援助した。

●安芸しらす食堂「釜あげちりめん丼」
安芸水産のしらす加工場と一体化した食堂で、名産の新鮮なしらすを食べられる。たっぷりのしらす、ナスや大根やミョウガなどの薬味が乗った「釜あげちりめん丼」が名物。ちりめんじゃこを乗せたソフトクリーム「じゃこソフト」も人気。

●安芸グループふぁーむ「焼きなすアイス」
安芸市は、日本一のナスの産地。ナス農家らが中心となって創業。安芸市の名産・ナスをPRするために考案した「焼きナスのアイス」が人気に。酒かす、生姜、青のりなどを使ったアイスのラインアップも。抹茶やゆずジャムを使ったマフィン、クッキーも販売。

上記以外にも多数のスポットがございます。また、ご要望に応じて各施設や地域ゆかりの人物や関係者をご紹介させていただきます。下記までお問い合わせください。

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