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オムロンヘルスケア 血圧計発売50周年


オムロン ヘルスケア株式会社(本社所在地:京都府向日市、代表取締役社長 岡田歩、以下当社)は、今年で血圧計発売50周年を迎えました。当社は、1973年に1号機となるマノメーター式電子血圧計HEP-1を発売して以来、誰でも簡単に正しく測れる血圧計をグローバルで提供し、家庭での血圧測定の普及に取り組んできました。現在では、当社の血圧計は世界110以上の国と地域で使われており、2023年4月末時点のグローバル累計販売台数は3億5000万台を突破しました。

当社は、血圧を病院で測ることが当たり前だった頃から、家庭での継続的な血圧測定が高血圧治療に役立つと考え、誰でも正確に測れる血圧計の開発に取り組んできました。1991年には世界初の「ファジイ技術」*1を搭載した血圧計を開発し、それまでの手動加圧設定を自動化することで測定精度の向上を実現しました。また、正しい位置にぴったりと巻けるように開発された「フィットカフ」や加圧時の痛みを軽減する「e-フィットカフ」など腕帯の改良も続けてきました。さらに、正しい測定姿勢をとるためのサポート機能を拡充するなど、使いやすさの向上にもこだわり続けています。

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また、医学会における家庭での血圧測定の理解促進にも努めてきました。1986年から岩手県花巻市大迫町で開始された「大迫研究」では、当社の血圧計約300台を提供し研究の実施をサポートしました。寒冷地である大迫町では循環器疾患患者が増加していたため、家庭で測定した血圧データを活用した保健師による面談を行うことで住民の健康改善に取り組みました。この研究は35年以上も続きました。研究の結果、家庭での血圧測定の有用性が確認され、その内容は国際的な高血圧治療ガイドラインに反映されています。

さらに、血圧管理のデジタル化にも挑み続けています。2010年には日本国内向けに健康管理サービス「ウェルネスリンク」をリリースし、現在ではスマートフォン健康管理アプリ「OMRON connect(オムロン コネクト)」をグローバル約140ヵ国以上に提供しています。さらに、2020年には医師と患者が血圧データを共有して循環器疾患の重症化予防をサポートする遠隔患者モニタリングサービスを米国で開始。家庭での血圧測定の普及に加えて、高血圧治療をサポートするサービスまで事業拡大しています。

革新的デバイスの創出にも挑戦しています。世界初の医療機器認証を取得した腕時計タイプのウェアラブル血圧計「HeartGuide」の発売や、心原性脳梗塞症の要因ともいわれている不整脈「心房細動」の早期発見を目的とした心電計付き上腕式血圧計などのグローバル展開も進めています。
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              オムロンウェアラブル血圧計        
                  HCR-6900T-M              
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202305095474-O8-5rMoFsZ8
                  HCR-7800T

これからも当社は循環器事業のビジョンである「脳・心血管疾患の発症ゼロ(ゼロイベント」」実現に向けて、家庭での血圧測定と心電図記録の普及とともに、より良い機器開発やサービス展開に取り組むことで、世界中の一人ひとりの健康ですこやかな生活に貢献していきます。
*1 自動加圧設定機能

■血圧計の歴史について
「脳・心血管疾患の発症ゼロ」を目指して、これまで取り組んできた内容と、これから新たに取り組む事業に関してまとめたグローバルウェブサイトです。
家庭血圧計の歴史|これまでの歩み|家庭血圧計累計販売台数3億台|オムロン ヘルスケア (omron.co.jp)

 

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