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社(やしろ)中世歴史シンポジウム 第2弾 3/26㈰             岡山県真庭市


なぜ、社地域には「式内社」が8つも残っているのか!? 仁和寺との関係は!?

2023年2月28日
岡山県真庭市

岡山県真庭市、全国露天風呂番付で西の横綱と認められた「砂湯」で有名な「湯原温泉」のほど近く、人口300人の小さな集落、「社(やしろ)地域」はあります。この地には平安時代に編纂された延喜式に謳われる「式内社」といわれる神社が8つも集中、また、当時、京都にある仁和寺の支配から、神の聖域に新たに仏教の要素が加わり、神仏習合の世界として歴史を歩んでいます。
このように中世の歴史遺産が色濃く残る社地域が、どのような場所なのか興味はありませんか。シンポジウムを開催しますので、ご参加ください。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202302273328-O1-622StPNA
社中世歴史シンポジウム「蘇れ!!神と仏が出会う里」  神と仏編
 平安時代の編纂書『延喜式』に記載された重要な神社を「式内社」と呼び、社地域には8つも集中して存在しています。神の領域として、古代から神聖視されてきました。
 一方、平安時代後期には、京都にある仁和寺(にんなじ)の領地となりました。仁和寺は社地区の支配を円滑に進めるため、多くの寺院施設を作りました。大御堂もそのひとつです。そのように、中世の社地区は、神と仏の世界が重なり合う「神仏習合」の地として歩んでいきます。
 では、実際の「神仏習合」の世界とはどのようなものなのでしょうか。
 また、それは社地区をはじめとす日本の農村社会にどのような影響を与えたのでしょうか。
いまだ中世の名残を感じさせる社地区を考える上でのキーワードともなる「神仏習合」について、専門家を招いて深めていきます。社地区で昔から大切に守られてきた式内八社をはじめとする史跡と景観を、広く知ってもらうためのシンポジウムです。

日時:2023 年 3 月 26 日(日)
場所:湯原ふれあいセンター(岡山県真庭市豊栄1515番地)
参加費:無料
日程:
【午前の部】中世史跡見学会  
   9:00中世史跡見学会受付(湯原ふれあいセンター)
   9:30出発現地案内「式内八社と中世史跡をめぐる」(案内人:社地区振興協議会の皆さん、前原茂雄氏)
   11:30 終了【各自昼食•休憩】

【午後の部】歴史シンポジウム 
     13:00 歴史シンポジウム開会主催者挨拶•趣旨説明
     13:10 基調講演「中世民衆にとっての神と仏について」
          衣川仁氏(徳島大学総合科学部教授/中世宗教史)
     14:20 基調講演「社地区に残る神仏の世界--歴史的変遷」
          前原茂雄氏(真庭市蒜山郷土博物館長/中世庄園•村落史)
     15:10 休憩
     15:20 コメント 久野修義氏(岡山大学名誉教授/中世宗教史)
     15:30 鼎談「中世社会における神と仏」久野氏•衣川氏•前原氏
   16:15 閉会挨拶
   16:20 終了

 
講師紹介
衣川 仁氏(きぬかわ さとし)
徳島大学教授中世宗教史京都大学大学院博士後期課程研究指導認定退学。徳島大学講師を経て、現在、徳島大学総合科学部教授。延暦寺など中世寺院史研究から出発し、現在は権門や民衆など中世社会全般に おける宗教の意義について研究を進めている。博士(文学)。

前原 茂雄氏(まえばら しげお)
真庭市蒜山郷土博物館長中世庄園•村落史九州大学大学院博士後期課程単位取得退学。九州大学学術研究員などを経て、2014年より真庭市蒜山郷土博物館館長。2021年より、蒜山ミュージアム館長、鳥取短期大学非常勤講師、東京大学共同研究者を兼務。中世庄園や村落のあり方を文献と現地調査から研究している。

久野 修義氏(ひさの のぶよし)
岡山大学名誉教授京都大学大学院博士後期課程研究指導認定退学。京都大学文学部助手、岡山大学文学部助教 授、同教授、同文学部長などを経て、2017年より同名誉教授。東大寺など中世寺院史研究 から出発し、重源や栄西など中世の宗教家や、岡山県中世地域史の研究を大きく前進させて いる。博士(文学)。

 
社地域とは
社(やしろ)地域には、中世の神社や御堂、石造物、城跡などの歴史遺産が数多く点在しています。
平安時代の編纂書「延喜式」に記載された重要な神社は、「式内社」と呼ばれていました。
社地域には実に8つの「式内社」が集中しており、古代から神聖な場所とされてきました。古い形をとどめる祭りや行事も残っており、古代から神聖な場所とされてきました。古い形をとどめる祭りや行事も残っており、今なお、地域の方々によって大事に守られ、次の世代へと受け継がれています。
平安時代後期の社地域は京都にある仁和寺の領地となりました。仁和寺は社地域の支配を円滑に進めるため、多くの寺院施設を新しく建築し、水田の開発も進めました。社地域は、神の聖域に新たに仏教の要素が加わり神仏習合の世界として歴史を歩んでいきます。
現在の大御堂は、仁和寺との関係が強く感じられる建造物です。柱の一部には12世紀末のスギが使われていることもわかりました。現在の建造物は、最終的に安土桃山時代に再建されたと伝わります。当初の規模、位置、役割などをめぐって多くの謎が残されています。

◇シンポジウムの申込はこちらから↓
 歴史シンポジウム申込フォーム 3月20日までに

◇社地区の詳しくはこちらから↓
社振興協議会ホームページ https://i-maniwa.com/area/yashiro/
 ※史跡や行事など写真や説明動画で分かりやすい解説で社地域の紹介をしています。
フェイスブックページ 「やしろ振興協議会」で検索
中世の歴史を受け継ぐ~社地区~(COCOまにわ)
 https://cocomaniwa.com/local-introduce_area-yashiro20200918/
湯原温泉の観光ホームページ https://www.maniwa.or.jp/yubara/
 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202302273328-O3-4bt985fJ
問い合わせ先
真庭市役所湯原振興局 担当:坂田崇 ℡0867-62-2011
主催:真庭市・真庭市教育委員会 共催:社地域振興協議会
 

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