岡山芸術交流2022来場者数延べ10万人に。11/3岡山城リニューアルオープンで後半に弾み。
9月30日(金)から11月27日(日)まで、岡山市の中心部で開催している、街歩きしながら最先端の現代アートに出会える国際現代美術展「岡山芸術交流2022」(主催:岡山芸術交流実行委員会〈会長:大森雅夫 岡山市長、事務局所在地:岡山市北区〉)は、昨日10万人目の来場者を迎えました。
11月9日(水)の朝、この日も9時から開館し、9時30分ごろに、10万人目の来場者様にお越しいただくことができました。10万人目のお客様は倉敷市からお越しくださった柚木(ゆのき)さんとお子様で、これを記念して、実行委員会事務局次長 江田美幸より、岡山芸術交流2022の各種グッズやコンセプトブックなど、記念品が贈呈されました。
10万人目の来場者となった柚木さんは集まった記者らに「とてもびっくりしましたが、子どもにも心に残る一日になるといいなと思います。子どもとも気軽に来られる場所なので、もっといろんな人に来て貰えるといいですね」と話していました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202211099453-O1-LaSP754L】
写真:作品の前で贈呈式。10万人目の来場者、柚木さん(倉敷市在住)に記念品が贈呈された。
11/3には岡山城がリニューアルオープン。 新たな作品も登場。
3年ぶり3回目となる今回は、アーティスティックディレクターにリクリット・ティラヴァ―ニャを迎え「Do we dream under the same sky 僕らは同じ空のもと夢をみているのだろうか」をタイトルに開催しており、会期も残すところ3週間弱となりましたが、去る11月3日(木・祝)には、本展会場の1つにもなっている岡山城が令和の大改修を終え、リニューアルオープンしました。
岡山城の中の段には、池田亮司の《data.flux [LED version] 》が展示されており、リニューアルオープンした岡山城へお越しの多くのお客様にもご覧いただけることを期待しています。
この岡山城 中の段の作品をはじめ、旧内山下小学校の校庭の作品や、岡山天満屋の片山真理の作品、石山公園の作品など、今回の岡山芸術交流では10会場のうちの一部の作品は、鑑賞券が無くても無料で見ることができますので、街歩きとともに気軽に作品鑑賞していただけたらと考えています。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202211099453-O2-o8453bsu】
写真:岡山城 中の段の池田亮司の作品は無料鑑賞できる。※開催時間16時~21時と変則。
Ryoji Ikeda, data.flux [LED version], 2021
Courtesy of the artist and TARO NASU
© 2022 Okayama Art Summit Executive committee
Photo: Yasushi Ichikawa
また、岡山県天神山文化プラザに、11月3日(木・祝)から、アブラハム・クルズヴィエイガス氏の《Three times three triangles together》という作品が新たに登場しました。本作品は、10月中旬にクルズヴィエイガス氏が来日した際に、岡山市内各所で撮影された映像作品です。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202211099453-O3-MQy80YZF】
写真:右の映像がアブラハム・クルズヴィエイガス氏の《Three times three triangles together》
パブリックプログラムも様々な展開を行っています。
10月の末からは、徒歩で10分以内にある表町商店街に、地元の中学生から大学生のグループが本展を独自取材して作った5つの壁新聞が2か所に掲示されています。これは「ジャーナルプロジェクト」によるもので、学生らが事前に新聞社から取材の仕方や記事の書き方等を学び独自の視点で本展を取材紹介したものです。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202211099453-O4-lWrP34uB】
写真:表町商店街に掲示されたジャーナルプロジェクトによる壁新聞
また、パブリックプログラムの公募事業で作成した「AFTER 6 EXHIBITION AND MORE」は、アーティスティックディレクター、リクリット・ティラヴァーニャや地元ソムリエ等がお勧めする会場周辺の飲食店マップで、「本展鑑賞後の楽しみを増やしてくれる」と好評を得ています。旧内山下小学校で配布していますので、本展にご来場の際は、是非、手に取っていただけますと幸いです。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202211099453-O5-U8csqbM7】
写真;AFTER 6 EXHIBITION AND MORE
その他にも、公募で決定した本展を盛り上げる様々な企画が展開されます。
11月12日(土)は「駅前地球儀プロジェクト」。学生や市民を巻き込み、岡山芸術交流2022のタイトルを駅前の噴水にプロジェクションマッピングで視覚化します。11月13日(日)には、表町キュレーションズによる芝居上演会「思い出はいそふと」を、11月19日(土)には、アピチャッポン・ウィーラセタクンとリジア・クラークの研究を行う2人の専門家を招き、作品への理解を深める体験型ワークショップを行います。
会期は11月27日(日)まで。クロージングイベントも。
最終日、パブリックプログラム クロージングイベント「ラウンドテーブル|世界が変わる、今、国際展と芸術祭の課題と可能性とは」を行う予定です。ゲストに今年開催された国際芸術祭「あいち2022」の芸術監督 片岡真実氏や批評家で京都芸術大学教授・ICA京都所長の浅田彰氏、アートプロデューサーでジャーナリストの小崎哲哉氏らを交えて、本展を振り返るだけでなく、ここ数年間の世界の変化のなかで、国際展や芸術祭にどんな課題があり、どんな可能性があるのか、考察を深めるトークで本展を結べればと考えています。
街を歩けば、過去開催時の作品も何点か見ることができます。岡山芸術交流2022へお越しになられたら、是非、現代アート作品を見て、触れて、感じて、食べて、岡山の街ごとアートを楽しんでいただけたら幸いです。
■開催概要
イベント名:岡山芸術交流2022(Okayama Art Summit 2022)
タイトル :Do we dream under the same sky(僕らは同じ空のもと夢をみているのだろうか)
開催日時 :2022年9月30日(金)~ 同11月27日(日) 開館日は計51日間。
9:00〜17:00(入館は16:30まで。但し、個別会場における変動あり)
※月曜日休館(10月10日(月・祝)は、翌日の火曜日休館)
※一部、開催時間が異なる施設がありますので公式ウェブサイト等で事前確認下さい。
会 場:旧内山下小学校、岡山県天神山文化プラザ、岡山市立オリエント美術館、
シネマ・クレール丸の内、林原美術館、岡山後楽園、岡山神社、石山公園、岡山城、
岡山天満屋
鑑賞料金 :一般:1,800円、岡山県民:1,500円、学生:1,000円、65歳以上・団体(8名以上):
1,300円、単館:500円、高校生以下で学生証をお持ちの方、障害者手帳等をお持ち
の方とその付き添いの方1人は無料
※学生とは大学生、専門学生。単館は1会場のみ鑑賞可。
[当日券販売場所] 旧内山下小学校、岡山市立オリエント美術館、
オンライン(岡山芸術交流ウェブサイト、ArtSticker)
[ 問い合わせ先 ] 岡山芸術交流2022チケットセンター TEL:086-206-2185
主 催:岡山芸術交流実行委員会(岡山市・公益財団法人石川文化振興財団・岡山県)
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