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酵素処理乳酸菌「LFK」でがんの転移を抑制、特許を取得


東京大学との共同研究※により、がん転移抑制効果を確認

お知らせ
2022年11月4日
酵素処理乳酸菌「LFK」でがんの転移を抑制、特許を取得 ~東京大学との共同研究※により、がん転移抑制効果を確認~
※東京大学 大学院 農学生命科学研究科 日下部守昭 特任教授との共同研究 

ニチニチ製薬株式会社(社長:森下政彦、三重県伊賀市、以下 ニチニチ製薬)は、東京大学 大学院農学生命科学研究科 食の安全研究センター 日下部守昭特任教授との共同研究により、酵素処理乳酸菌素材「LFK」のがん転移抑制効果を証明し、東京大学との共同出願により10月4日に特許を取得しました(特許第7152733号)。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202211049260-O4-3p82gdRb
LFKは、エンテロコッカス・フェカリス菌の細胞壁を酵素で溶解し、菌体内成分を溶出させた、ニチニチ製薬独自の乳酸菌素材です。今回、東京大学との共同研究により、LFKあるいはその水溶性の成分を経口投与することで、乳がんやメラノーマの肺への転移を抑制できることを確認し、「がん転移抑制剤」として特許登録を受けました。

本特許の実施例では、マウスを2群に分け、対照群には生理食塩水、LFK群には水に混ぜたLFKを連日経口投与しました。LFK投与3日目に乳がん細胞を静脈内に接種し、乳がん細胞接種7日目に肺を摘出しました。摘出した肺の切片上の腫瘍コロニーを観察した結果、対照群では全体にがんの転移巣が見られ、コロニーサイズも大きかったのに対し、LFK群では、がんの生着がほとんど見られませんでした。また、転移しやすいがんとして知られるメラノーマを用いた試験では、LFKの水溶性成分を投与しましたが、こちらも同様の効果が確認されました。

ニチニチ製薬は1987年の創業以来、エンテロコッカス・フェカリス菌の機能性について研究を重ね、がん細胞の増殖抑制や、抗がん剤使用時の白血球減少抑制、毒性軽減などの免疫機能を中心に13件の特許を取得しています(今回取得の特許を含む)。今後も企業理念である「健康で生きがいのある、素晴らしい人生への貢献」を実現するため、大学や医療機関との共同研究を推進します。
本件に関する一般の問い合わせ先
ニチニチ製薬株式会社
    E-mail:inquiry@nichinichi-phar.co.jp

 
報道関係者の問い合わせ先
広報宣伝部 伏木野(ふしきの)
電話03-5825-5211
E-mail:a-fushikino@nichinichi-phar.co.jp

 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202211049260-O7-S60LpRZW
※本資料は伊賀記者会、東商記者クラブで同時配布しています。
また、東京大学HP(https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/press/)にも掲載予定です。

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