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丹青社、ピクシーダストテクノロジーズと空間のDX促進による提供価値向上に向け協業


「HARTi Gallery」で開催中の個展において空間データ活用の実証実験を実施

2021年12月24日
株式会社丹青社

 商業施設・文化施設などの空間づくりをおこなう株式会社丹青社(本社:東京都港区、代表取締役社長:高橋貴志/以下:丹青社)は、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:落合陽一/以下:PxDT)と空間のDX(デジタルトランスフォーメーション)促進による提供価値向上に向けた業務提携に関する協定書を取り交わしました。PxDTが提供する空間データプラットフォーム「KOTOWARI™」を用い、空間にまつわるセンシングデータの収集とその分析・活用により、空間における課題抽出から解決策の提案までをワンストップでおこなうサービスの開発・提供を目指して協働します。

 協業の取り組み第一弾として、NFT(*1)アートのポップアップ型ギャラリー「HARTi Gallery」(*2)で開催中の土佐尚子氏の個展「NAOKO TOSA’s Sound of Ikebana」にてセンシング技術を用いてイベントの効果測定をおこなう実証実験を開始しました。会場内にカメラを含むセンサーを設置し、センシングにより来場者の属性や各作品の閲覧順、滞留時間などのデータを収集します。収集したデータの分析により、動線計画やレイアウトの改善、来場者の興味・関心に沿った展示企画の提案といったソリューション提供が見込めます。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202112225412-O3-dZ1yfRHt
実証実験が行われている「HARTi Gallery」

 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202112225412-O4-S87eZalC
会場にはカメラやセンサー等が設置され来場者のデータを収集する

 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202112225412-O5-K7TkKrKK
作品の閲覧順、滞留時間等のデータを可視化し分析することで
さまざまなソリューションの提供が可能になる

 両社は本協業を通じて、PxDTの持つデジタル技術と丹青社の持つ空間づくりのノウハウを掛け合わせ、テクノロジーを活用した空間における提供価値の向上に取り組んでまいります。

*1 NFT(ノンファンジブル・トークン):唯一無二の「世界に1つだけのデータ」の価値を生み出せる代替不可能なトークン。ブロックチェーン技術を活用することで、改ざんが困難なデジタルデータを作成できる。
*2 丹青社が資本業務提携を結ぶ株式会社 HARTiが東急不動産株式会社、東急不動産SCマネジメント株式会社とともに
2021年11月27日(土)から2022年1月9日(日)の期間限定で「東急プラザ表参道原宿」に開設したギャラリー。

 
協業の背景
 丹青社は、空間創造のプロフェッショナルとして事業主様や社会のニーズに応えられるよう、各種の研究や実証実験などにも積極的に参画することで、社会の変化やテクノロジーの進化への対応を進めています。その中で、空間データを活用し、新たな価値を生み出す取り組みをおこなっています。
 
 大学等との連携によりアカデミア発のテクノロジーを社会の課題・ニーズと結び付け、ビジネスによる価値創造をおこなうPxDTと協働することで、これまで培ってきた空間づくりの知見やセンスから導き出してきたデザインにデータドリブンの手法を取り入れ、空間づくりによる課題解決力を強化してまいります。感性に定量的なデータを掛け合わせることにより、事業主様の課題解決やエンドユーザーの更なる体験価値向上を目指します。

 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202112225412-O6-2sYhkjs7
協業による空間データ活用イメージ

 
今後の展望
 実証実験を通じて事業化に向けた課題の抽出・改善を進め、空間にまつわるセンシングデータを活用した、事業主様や社会の課題を解決するサービス・ソリューションの提供を目指します。

【期待される提供サービス・ソリューション例】
● 商業空間(百貨店、複合商業施設 等)
― 施設の来場者属性や回遊データに基づくレイアウト改善、運営改善、施設改装の提案

● 文化空間(博物館、美術館 等)
― 空間の温湿度データに基づく展示物の状態管理サービスの提供

● ビジネス空間(オフィス、工場、倉庫 等)
― 作業・行動履歴の可視化による人員配置の最適化、働き方改革の提案

● パブリック空間(駅、空港、サービスエリア 等)
― 行動データの収集・分析によるテロ対策の提案

 
2社によるコメント

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202112225412-O2-bEn8CuWE
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 代表取締役CEO 

PxDTでは空間認識技術や波動制御技術を活かした空間のDXを加速させています.
本試みでも,研究開発企業としての持ち味を活かし,今までに定量的評価が困難であった来場者の動的分析の一助となることで,デジタルと物理空間がより親和し,多様性を育みお客様の個別事例に最適化する空間構築へと貢献できるように邁進していきたいと考えております.

 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202112225412-O1-379PSJ6H
株式会社丹青社 CMIセンター 空間メディアマーケティング統括部
空間メディアプロデュース室 室長 

丹青社 CMIセンターでは、当社の空間づくりのノウハウにさまざまなテクノロジーをクロスし、その高い表現力やつながる力を活かした空間演出、体験拡張に取り組んでまいりました。さらに今回の取り組みによって、お客様に個別最適化された体験づくりの力をより高めていくことで、新しい時代の空間づくりを実践し、空間のDXを強力に推進してまいります。

 
「KOTOWARI™」について

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202112225412-O7-203rw3sk

 PxDTが開発した「KOTOWARI™」は、空間データ(例:3次元点群データや画像データ)を取得/保存/活用することで、空間にある多様な事象をデジタルデータとして取り扱い、統合的に解析する高度なアプリケーション(例:空間のデジタル化、リモート点検、異常検知、産業機器の知能化)の構築を可能とします。具体的には、KOTOWARI™プラットフォーム上の適切なモジュールを組み合わせることで、業種業態ごとの課題/ニーズに合わせたアプリケーションを構築できるほか、センサーの追加/統合/乗り換えも容易に行うことができるため、開発したアプリケーションを継続的に進化させることが可能です。これにより空間データを活用したDX(デジタルトランスフォーメーション)を種々の現場で持続的に実現することに寄与します。
* KOTOWARIおよび関連するロゴは、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社の商標または登録商標です

 
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社について
 ピクシーダストテクノロジーズ株式会社は、Digitally Rebalanced.——世界をデジタル技術の観点から俯瞰し、新たな均衡点へ導く原動力となることを目指す大学発ベンチャーです。デジタルと物理世界を繋ぐインターフェース技術を研究開発し、連続的に社会実装していくことで、その実現に寄与します。筑波大学及び東北大学との共同研究においては、新株予約権を梃子として大学で生まれる知的財産を企業に包括的に譲渡するという、新たな産学連携スキームを構築しています。今後も産学連携やオープンイノベーションを通じ、新たなインターフェース技術の社会実装を行っていきます。

   社名 : ピクシーダストテクノロジーズ株式会社
  所在地 : 東京都千代田区神田三崎町2丁目20番5号
   設立 : 2017年5月10日
   資本金: 40億6,232万6,100円(2020年5月1日現在/資本準備金を含む)
   URL : https://pixiedusttech.com/

 
丹青社について
 「こころを動かす空間創造のプロフェッショナル」として、店舗などの商業空間、博物館などの文化空間、展示会などのイベント空間等、人が行き交うさまざまな社会交流空間づくりの課題解決をおこなっています。調査・企画から、デザイン・設計、制作・施工、デジタル技術を活かした空間演出や運営まで、空間づくりのプロセスを一貫してサポートしています。

   社名 : 株式会社丹青社
   所在地: 東京都港区港南1-2-70品川シーズンテラス19F 〒108-8220(本社)
   創業 : 1946年10月
   資本金: 40億2,675万657円(2021年1月31日現在)
   上場 : 東京証券取引所市場第一部 (証券コード:9743/業種名:サービス業)
   URL : https://www.tanseisha.co.jp

※ニュースリリースに掲載された内容は発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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