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パナソニックと富士通がアメフト日本一をかけて激突 日本選手権プルデンシャル生命杯第75回ライスボウル


社会人チーム同士が王座を争う新方式の日本選手権ライスボウルが新たな歴史

2021年12月13日
公益社団法人日本アメリカンフットボール協会
一般社団法人日本社会人アメリカンフットボール協会

アメリカンフットボールの日本一を決める日本選手権プルデンシャル杯第75回ライスボウル(2022年1月3日東京ドーム)の出場チームがパナソニック インパルスと富士通フロンティアーズに決まった。

6年ぶり5回目の日本一を目指すパナソニックはX1 Superのリーグ戦を7戦全勝で終え、セミファイナルではIBM BIG BLUEとの激しい点の取り合いを38-31で制してライスボウルへの出場を決めた。

一方の富士通フロンティアーズはリーグ戦では唯一パナソニックに土をつけられて6勝1敗の総合2位で終えた後、セミファイナルでは前年優勝のオービックシーガルズを17-10で退けて2年ぶりにライスボウルへの切符を手に入れた。優勝すればチーム史上6度目の栄冠となる。

ライスボウルへの出場を決めた翌日の13日、両チームの監督と主力選手が東京ドームホテルで行われたプレスカンファレンスに出席し、今年度から新たに社会人同士で争われることになった日本選手権ライスボウルについての意気込みを語った。

富士通の山本洋ヘッドコーチは、「パナソニックはオフェンス、ディフェンス、スペシャルチームと良いタレントがそろっていて隙がない」と相手チーム全体を警戒する。対するパナソニックの荒木延祥監督は「富士通は9年連続で社会人決勝を戦う名実ともにトップのチーム。我々の持っている力を100%ぶつけて初めて勝負になると思っている。3週間しっかりと準備して、富士通という大きな壁を乗り越えたい」と、リーグ戦では勝利した相手に対しても慢心はない。

両チームは、レギュラーシーズン第6節で対戦し、その時はパナソニックが26-20で勝利した。社会人選手権ジャパンエックスボウルでも過去に3度顔を合わせ、パナソニックが2勝1敗とリードしている。

今季からエースQB(クオーターバック)として富士通の攻撃を指揮する高木翼は、「わくわくしている。昨年はジャパンエックスボウルでオービックに負け、(今年のリーグ戦では)パナソニックに負けているので、チーム一丸となって改めてチャレンジャー精神をもって挑みたい」とリベンジに向けて闘志を燃やす。

パナソニック攻撃ラインの要を務める小西俊樹主将は、「リーグ戦では全勝してチームとして成長していると思っているが、ライスボウルでは今までの結果に関係なく、(試合までの)3週間でどれだけ準備できるかが勝敗を分ける。しっかり最後まで勝ち切れるようにやりたい」と過去の成績に囚われず全力プレーで頂点を目指す。

ライスボウルはこれまで、「学生王者対社会人王者」という対戦形式だったが、今年度から社会人リーグ「Xリーグ」が王座をかけて戦う形式に変更された。

装い新たになった頂上決戦で、王座に就くのは富士通か。それともパナソニックか。

シーズン当初から「日本一」を唯一無二のゴールと公言してきたパナソニックにとってリーグ戦全勝での1位通過もセミファイナル勝利もあくまで通過点でしかない。オフェンスはRB(ランニングバック)ミッチェルビクタージャモーを中心としたランとQBアンソニー・ロウレンスがWR(ワイドレシーバー)レオンシャ・フィールズ、木戸崇斗、ブレナン翼らと形成するホットラインで高い得点力を誇る。

ディフェンスもセミファイナルでIBMに4TDを許したものの、LB(ラインバッカー)ジャボリー・ウィリアムス、DL(ディフェンスライン)デイビッド・モトゥが繰り出すパスラッシュは強力だ。

富士通はX1 Superのリーディングラッシャーであるトラショーン・ニクソンのパワフルなランが大きな武器だ。空中戦ではリーグ屈指のパサーに成長した高木翼がWR松井理己、サマジー・グラント、宜本潤平といった豊富なレシーバー陣にロングパスを通す。多彩な攻撃を見せるオフェンスに対し、ディフェンスはインターセプト王のDB(ディフェンスバック)奥田凌大、キャプテンで守備範囲の広いLB趙翔来、相手のエースレシーバーとマッチアップするDBアリルワン・アディヤミらプレーメーカーがそろう。

トップリーグのNo. 1を決めるライスボウルでの戦いは、インパルスの堅いディフェンスがニクソンのランをいかに止めるかがカギを握る。一発のタックルではなかなか倒れないニクソンに対し、タックルのうまいインパルスのディフェンスがどう立ちはだかるか。お互いに得点力のあるオフェンスを持つだけに、点の取り合いとなる可能性もある。とすると、相手に有利なフィールドポジションを与える重大な反則や攻撃権を奪われるターンオーバーなどのミスは致命傷になりかねない。

堅実な戦いの中にも王座を手繰り寄せる思い切ったビッグプレーが必要だ。それを達成できるチームが社会人同士で争われる日本選手権を勝ち取るにふさわしい。

 

 
【開催概要】
大会名称:アメリカンフットボール日本選手権プルデンシャル生命杯第75回ライスボウル
     American Football Japan Championship Rice Bowl 75 by Prudential
         
日時:2022年1月3日(月) 15時00分 キックオフ(開場10時20分)
同日開催:女子タッチフットボール全日本王座決定戦第27回さくらボウル 10時30分
     関東中学生アメリカンフットボール オールスター戦 11時55分
会場:東京ドーム(東京都文京区後楽1-3-61)
主催:公益社団法人日本アメリカンフットボール協会
主管:一般社団法人日本社会人アメリカンフットボール協会
運営協力:一般社団法人関東学生アメリカンフットボール連盟
後援:スポーツ庁、アメリカ大使館、日刊スポーツ新聞社、読売新聞社
特別協賛:プルデンシャル生命保険株式会社
協力:株式会社東京ドーム他
対戦:パナソニック インパルス(一塁側)vs. 富士通フロンティアーズ(三塁側)
試合形式:1Q12分の4Q制、 ハーフタイム20分
     第4Q終了時点で同点の場合は「タイブレイクシステム」で延長戦を行う
放送:NHK-BS1 (生中継)※15時00分~試合終了まで(予定)
配信:XリーグTV Powered by Eleven Sportsで有料ディレイ配信および見逃し配信
   URL: https://xleaguetv.elevensports.jp/
入場料:◆バルコニー指定席      前売: 6,000円 当日: 6,700円
    ◆A指定席          前売: 4,500円 当日: 5,200円
    ◆B指定席          前売: 3 500円 当日: 4,200円
    ◆C指定席          前売: 3,000円 当日: 3,700円
    ※全席指定 大会プログラム無料配布
販売開始:先行販売は12月8日(水)から 一般販売は12月13日(月)から
前売券発売場所:◆Xリーグチケット URL:https://xleague.tstar.jp/
ハーフタイム:Xリーグチアリーダーズ【スペシャルショー】
その他:◆X LEAGUE AWARDS 2021
    ◆高等学校リーグ、学生リーグ優勝校表彰、監督表彰
備考:本競技会は、日本アンチドーピング規程が適用されます。
   大会名称は「アメリカンフットボール日本選手権プルデンシャル杯第75回ライスボウル」または「第75回ライスボウル by プルデンシャル生命」と呼称・表記いただきますようにお願いいたします。

問 合 せ 先: 日本アメリカンフットボール協会 電話:03(5843)0482
         日本社会人アメリカンフットボール協会 電話:03 (6455) 5272
ホームページ : 日本アメリカンフットボール協会オフィシャルサイト:https://americanfootball.jp/
         Xリーグオフィシャルサイト:https://xleague.jp/

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