【3歳~12歳のこどもがいる母親1,000人に検温実態を調査】現在検温をしている人は約70%
オムロン ヘルスケア株式会社(本社所在地:京都府向日市、代表取締役社長:荻野 勲、以下当社)は、3歳~12歳のこどもがいる母親1,000人を対象に検温の実態と体温計の使用状況の調査を行いました。本調査では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大にともなう検温意識の変化や、こどもの検温の状況を聞きました。
調査の結果、約70%の方が自身の検温をしていることがわかりました。さらに、そのうち約60%は毎日検温をしており、検温が健康管理の一環として定着していることがうかがえました。また、こどもの92.3%が検温していますが、自分で検温しているこどもを持つ母親の半数以上は、こども自身では体温が正確に測れていないと感じていることもわかりました。
当社では、1972年に医家向け電子体温計、1973年に家庭用電子体温計を発売して以来、測定精度と使いやすさの両立を追求してきました。今後も、体温計の開発に加え、体温計の正しい使い方の紹介や、健康管理をサポートするためのサービス提供をしてまいります。
【調査結果のまとめ】
1.現在検温を行っている人は約70%にのぼり、2人に1人は毎日検温をしている。検温している理由の3割以上は「勤務先、こどもの通学先への報告」。
2.検温を行っていない方のうち、約30%※1は新型コロナウイルス感染症の第1波、第2波には検温をしていたが、その後検温をしなくなっていた。検温していない理由は「熱があるとわかる」から。
3.こどもが検温をしている人は92.3%にのぼり、母親自身の検温(約70%)より多い結果に。検温の理由は95.0%が「学校や幼稚園、保育園への報告」となり義務付けられた理由がトップ。一方で、こどもが自分で検温する際に体温が正確に測れていないと感じる人は半数以上。
4.6割※2以上の家庭が、体温計を2台以上保有している。複数台もっている理由は「コロナ禍を理由に追加購入」「衛生面」の回答が3割以上※3。しかし、複数台を所持していても、体温計を持ち歩いてはいない。
5.95%の家庭が「わき」で検温する体温計を保有、他の部位と比較して圧倒的に多い。
6.現在検温している方の2人に1人が検温を「家族や周りへの配慮として重要」ととらえている。今後の検温への意識は「今後も検温は重要だと思うので続けたい」が62.6%。
1.現在検温を行っている人は約70%にのぼり、2人に1人は毎日検温をしている。検温している理由の3割以上は「勤務先、こどもの通学先への報告」。
現在ご自身が検温しているかを聞いたところ、69.8%が「はい」と回答しました。「はい」と回答した方に、検温の頻度を質問したところ、「毎日している」と回答した方が半数以上となりました。検温を行っている理由は、「新型コロナウイルスにかかっていないかの確認」が41.7%で最も多く、次に「勤務先への報告」が36.1%、「こどもの通園・通学先で保護者の検温が必要」が34.1%となり、新型コロナウィルス感染症の拡大をきっかけに、検温を積極的に取り入れていることがわかりました。
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現在検温を行っていないと回答した方325人に、過去に検温していたかを質問したところ、約30%※1は新型コロナウイルス感染症拡大時(第1波、第2波)に検温していたと回答しており、新型コロナウイルス感染症が流行しはじめた当初は検温を行うも、長期化することで個人差が出てきていることがわかります。
検温をしていない理由で最も多かった回答は「熱があるとわかる(発熱の自覚症状がある)」が50.8%、次に「習慣がなく忘れる」34.2%となっており、これまでの経験から、発熱時の症状がわかるため、検温を行っていないことがわかりました。
※1「2020年4月~5月ごろ」と「2020年秋ごろ」を選んだ人の合計(n=325のうち30.8%)
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3.こどもが検温をしている人は92.3%にのぼり、母親自身の検温(約70%)より多い結果に。検温の理由は95.0%が「学校や幼稚園、保育園への報告」となり義務付けられた理由がトップとなりました。一方で、こどもが自分で検温する際に、体温が正確に測れていないと感じる母親は半数以上。
現在こどもが検温しているかを質問したところ、92.3%が検温していることがわかりました。その理由は、「学校、幼稚園、保育園等への報告」が95.0%となり、提出義務により検温している家庭が多いことがわかります。また、日々の健康管理のために検温している家庭も13.6%あることがわかりました。こどもは7~9歳から自分で測定している家庭が多いこともわかりました。
しかし、こどもが自分で検温している家庭の母親806人に、こどもが自分で検温する際に体温が正確に測れていないと感じているかを聞いたところ、60.2%が正確に測れていないと感じると回答しています。
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4.6割※2以上の家庭が、体温計を2台以上保有している。複数台もっている理由は「コロナ禍を理由に追加購入」「衛生面」の回答が3割以上※3。複数台を所持していても、体温計を持ち歩かない。
家庭にある体温計の台数は、2台が最も多く48.5%となりました。2台以上持っている716人の理由は、「紛失したと思い購入」が最も多く26.8%。次に「コロナ禍を理由に追加購入」が19.4%、「衛生面で使い分けるため」に購入しているが10.9%となり、3割以上が新型コロナウイルス感染症によって衛生面での意識が高まったといえる結果となりました。
しかし、体温計を外出時に持ち歩いているかを聞いたところ、95.5%が持ち歩いていないと回答。ほとんどの方が家で検温をしていることがわかりました。
※2 2台以上持っている方の合計(n=1,076のうち66.6%)
※3 コロナ禍を理由に追加購入と、衛生面で使い分けるための合計(n=716のうち30.3%)
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5.95%の家庭が「わき」で検温する体温計を保有、他の部位と比較して圧倒的に多い。
今使用している体温計の種類は「わき」で測るタイプが最も多く、95.0%となりました。次に非接触体温計のおでこが15.5%となり、新型コロナウイルスの流行により、新たに購入したことが予測できます。日本では、わきでの検温が浸透していることがわかります
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6.現在検温している方の2人に1人は、検温を「家族や周りへの配慮として重要」ととらえている。今後の検温への意識は「今後も検温は重要だと思うので続けたい」が62.6%。
現在検温している751人の検温する際の意識として当てはまるものは、「健康管理」が最も多く62.8%となり、次いで「家族や周りへの配慮として重要」と回答した方が55.4%という結果になりました。
また、今後のご自身とこどもの検温についての意識を聞いたところ、現在自身の検温をしている方は「今後も検温は重要だと思うので続けたい」との回答が62.6%となりました。一方、検温していない方は「計測の義務があれば測るが、義務がなければ測らない」との回答が43.7%となりましたが、「今後も検温は重要だと思うので続けたい」も24.9%いることがわかり、健康管理における検温の重要性が認知されていることがわかりました。
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今回の調査で、こどもが自分で検温する際に、体温が正確に測れていないと不安に感じる方が6割以上にのぼりました。そこで、家庭での検温習慣の定着化に向けて、今回の調査で家庭での使用が最も多かった「わき」のペンシルタイプの正しい検温方法をご紹介します。
<体温計(「わき」のペンシルタイプ)の正しい測り方>
① わきの下にこもった熱を冷まします
・厚着をしていると熱がこもりやすいので、注意しましょう。
・熱がこもると高めの値になるため、乾いたタオルなどで拭きましょう。濡らしたタオルで拭いてしまうと逆に皮膚温を下げてしまうため注意しましょう。
② 汗をしっかり拭き取る
・特にお子さんは汗をかきやすいため、注意しましょう。
③ 体温計をはさんだら、肘をわき腹に密着させる
・体温計の先端(感温部)を、わきの中心にしっかりあてます。下から上に向けてはさみましょう。
・わきを密閉するようにしっかり閉じましょう。
・手のひらを上向きにするとわきがしまりやすいです。
・お子さんを検温する場合は腕を軽く押さえましょう。
④ 検温中は体温計を動かしたり、はさんでいる位置がずれないよう注意しましょう
・体温計を持ちながら測るとはさんでいる位置が分かりやすくなります。
・体温計によって検温時間は異なります。取扱説明書に従ってください。
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【調査の概要】
■調査目的 :新型コロナウイルスの流行で検温の定着や体温計の所持状況、使用実態を調査する。
■調査対象 :関東、関西在住の3歳~12歳のお子さんがいる女性1,076人 20代 266人/30代 266人/40代 272人/50代 272人
■調査エリア :関東、関西
■調査方法 :インターネット調査
■調査期間 :2021年2月8日(月)~2021年2月12日(金)
【新商品のご紹介】
音波通信体温計 MC-6800B
音波通信機能搭載で、体温測定結果がスマートフォンアプリ「OMRON connect」にデータ転送できる15秒の予測式体温計です。いつでも検温データを見ることができ、日々の健康管理に活用できます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202103112132-O27-2ZJ84428】
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