ヘルスケア・教育活動で指導的役割を果たし地域社会に貢献した方々を顕彰「第16回ヘルシー・ソサエティ賞」
2020年11月12日
公益社団法人 日本看護協会
ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループ
ヘルスケア・教育活動の最前線で
指導的役割を果たし地域社会に貢献した人々を称える 「第16回ヘルシー・ソサエティ賞」 卓越した勇気と献身をもって地域社会の健康に貢献した7名を表彰
公益社団法人 日本看護協会(会長:福井トシ子)とジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループ(注1)は2020年11月11日、「ヘルシー・ソサエティ賞」の第16回授賞式を執り行い、受賞者7名を発表しました。授賞式は初めてのオンライン開催となりました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202011127006-O1-0AQ9pftK】
「ヘルシー・ソサエティ賞」は、2004年、健やかな社会、地域社会の幸せや国民のクオリティ・オブ・ライフの向上に貢献した方々を称える目的で創設されました。受賞者は、各方面の専門家等から構成される審査委員会の厳正な審査によって、全国から寄せられた多くの推薦候補者の中から選出されます。
昨日開催された「第16回ヘルシー・ソサエティ賞」授賞式には、政府関係者や科学者、賛同者、有識者など各界から多数の来賓が出席しました。授賞式では、「教育」、「ボランティア」、「医師」、「医療・看護・介護従事者」、「パイオニア」の各部門において、最前線で革新的な活動を行い、地域社会の健康増進に貢献した7名を顕彰しました。
本年度の受賞者は下記の通りです。
教育部門:
・磯部光章:公益財団法人 日本心臓血圧研究振興会附属 榊原記念病院 院長、
東京医科歯科大学 名誉教授、日本学術会議 会員
ボランティア部門:
・市川斉:公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会 ミャンマー事務所長
・故 河村進:NPO法人 骨形成不全症協会 理事長
医師部門:
・小笠原文雄:医療法人 聖徳会 小笠原内科・岐阜在宅ケアクリニック 理事長・院長、
日本在宅ホスピス協会 会長
医療・看護・介護従事者部門:
・樋口千惠子:NPO法人 たんがく 理事長
パイオニア部門:
・真田弘美:東京大学大学院 医学系研究科附属 グローバルナーシングリサーチセンター 教授・センター長
・宮野悟:東京医科歯科大学 M&Dデータ科学センター センター長・特任教授、東京大学 名誉教授
授賞式では、各受賞者のストーリーをお伝えするドキュメンタリー映像が上映されました。この映像は、第16回ヘルシー・ソサエティ賞 受賞記念サイト内の「バーチャル展示室」でご覧いただけるようになる予定です。このミュージアムは、各受賞者の活動の中で生まれた「大切な宝物」も展示しており、本年度の受賞者の功績を長く称えていくとともに、受賞者のストーリーをより多くの方々にお届けするために開設しました。
ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループ コンシューマー・ヘルス・ジャパン 代表 マリオ・スタインは次のように述べています。「新型コロナウイルス感染症の拡大により、ヘルスケアの最前線で活動する方々に注目が集まり、その非常に重要な役割への世間の認識が高まっています。このような時こそ、私たちジョンソン・エンド・ジョンソンは、かねてより信じ続けてきた、健康の原点は地域にあるということを強く実感しています。当社の他の取り組みや製品、テクノロジーによるサポートに加え、ヘルシー・ソサエティ賞は、医療や地域社会の最前線で指導的役割を果たしている方々を称賛し、そうした活動を後押しすることへの当社の長年にわたるコミットメントを示しています」
また、日本看護協会会長の福井トシ子氏は次のように述べています。「ヘルシー・ソサエティ賞は今回で16回目を迎えますが、受賞者の皆様をはじめとして社会をより良いものとするために日夜活動を続けておられる方々がいるからこそ、これほど長く続けることが出来たと思っております」
受賞者とそれぞれの方のストーリー、ドキュメンタリー映像については、以下のリンクから「第16回ヘルシー・ソサエティ賞」のデジタルコンテンツ「バーチャル展示室」にアクセスしてください。
(「バーチャル展示室」は近日中にオープン予定です)
第16回ヘルシー・ソサエティ賞 受賞記念サイト
https://16hsa.com/
「ヘルシー・ソサエティ賞」とは
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202011127006-O2-3O9pQb8O】
「 ヘルシー・ソサエティ賞」は、日本看護協会と、日本で50年以上にわたり事業を展開してきたグローバルヘルスケア企業であるジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループが共催しています。公益社団法人 日本医師会、一般社団法人 日本病院会、公益社団法人 全日本病院協会による後援を受けるほか、同賞は、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省および経済産業省が後援しています。
日本看護協会について
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202011127006-O3-fO7GBjGr】
日本看護協会 は、看護職(保健師、助産師、看護師、准看護師)の資格を持つ個人が自主的に加入し運営する、1947年に設立された看護職能団体です。47都道府県看護協会(法人会員)と連携して活動する全国組織です。
ジョンソン・エンド・ジョンソンについて
私たちジョンソン・エンド・ジョンソンは、健康こそが豊かな人生の基盤であり、地域社会の繁栄と、発展を促す原動力であると考えています。この信念に基づき、130年を超える長きにわたり、私たちはすべての世代の、人生のあらゆる段階の人々の健康を支えてきました。今日、世界最大級で広範な拠点を有するヘルスケア企業としての強みを最大限に活かし、世界中の誰もが、どこにいても、心身の健康と健全な環境を享受することができるよう、私たちは適正な価格でヘルスケアにアクセスできる、より健全な社会の実現に向けて努力しています。ジョンソン・エンド・ジョンソンは、私たちのこころと科学の力、画期的な発想力を融合させ、ヘルスケアを飛躍的に進化させるべく取り組んでいます。詳しくは、www.jnj.comをご覧ください。
■「第16回ヘルシー・ソサエティ賞」受賞者 (敬称略)
教育部門
社会のあらゆる場において、教育を深め、本来の仕事の範囲を超えて特別な努力をされ、人々に更なる知識を与え、教育を通して、よりよい明日の実現のために貢献した実績のある方へ贈られます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202011127006-O12-1X1bi9Tf】
磯部 光章
公益財団法人 日本心臓血圧研究振興会附属榊原記念病院 院長
東京医科歯科大学 名誉教授
日本学術会議 会員
1978年東京大学医学部医学科卒業。東京大学医学部第三内科などを経て、1987年にハーバード大学マサチューセッツ総合病院心臓内科に留学。心臓移植の際の拒絶反応に関する研究で画期的な成果をあげる。帰国後、信州大学医学部第一内科助教授に就任。工夫を凝らした医学教育を次々と考案。2001年に循環器内科教授として着任した東京医科歯科大学では、これまでにベストプロフェッサー賞を9度受賞。研究のみならず、臨床においても「患者さんとのコミュニケーションが重要」であることを訴えると同時に、市民公開講座を行うなど、本務を超えた市民教育などにも勤しんでいる。
ボランティア部門
チャリティーや、国民の福祉を向上させる活動、もしくは地域福祉の向上や市民としての活動などにおいて指導的役割を果たし、多大な貢献をされている方へ贈られます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202011127006-O18-S0K09g88】
市川 斉
公益社団法人
シャンティ国際ボランティア会
ミャンマー事務所長
1985年静岡大学教育学部卒業。大学在籍時よりボランティア活動を開始。1990年公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(以下、シャンティ)に入職。1995年に発災した阪神・淡路大震災をきっかけに、緊急救援・復興支援に関わる。また、2001年9.11米国同時多発テロ事件後のアフガニスタンで緊急救援活動、2003年よりアフガニスタン事務所長として教育支援活動に携わる。2005年シャンティ東京事務所に復帰し、海外事業課長、事務局次長、常務理事に従事。2019年7月より現職。JPF副代表、JANIC副理事長などを歴任。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202011127006-O13-9DF73yv0】
NPO法人 骨形成不全症協会 理事長
1967年都立北養護学校高等部卒業。骨形成不全症という難病を抱えながら、障がい者などの生活や医療向上のためのサポート活動に従事。1994年「NPO法人 骨形成不全症協会(通称 ネットワークOI)」を設立。会報誌『お~あい』の発行を開始すると同時に、国際的な骨形成不全症の患者団体などとの交流を図った。また、同協会では骨を丈夫にする医薬品「ビスホスホネート製剤」の保険収載に成功している。広範で地道な活動は、多くの障がい者の保健・福祉に貢献。障がい者自身が他の障がい者をサポートするというロールモデルにもなった。
河村氏は2020年7月23日にご逝去されました。故人の業績を称え、追悼の意を表します。
医師部門
医師としての職責を全うしつつ、患者に対しさらに丁寧なサポートを提供したり、健康分野における個々のニーズや課題へ対応するなど、特筆に値する尽力や取り組みを実施された医師へ贈られます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202011127006-O14-AjDimbK7】
小笠原 文雄
医療法人 聖徳会 小笠原内科・
岐阜在宅ケアクリニック 理事長・院長
日本在宅ホスピス協会 会長
1948年羽島市生まれ。1973年名古屋大学医学部卒業。医学博士。名古屋大学第二内科(循環器グループ)などを経て、1989年に小笠原内科を開業。日本における訪問看護制度創設3年前より在宅医療と訪問看護を開始。数多くの在宅看取りの経験をもとに、2008年「THPケアシステム」を構築すると共に、情報共有アプ「THP+」を開発。オンライン診療(遠隔診療)や教育的在宅緩和ケアの実施、講演を通した在宅医療の啓発など、地域医療の分野で貢献。日本在宅ホスピス協会会長、名古屋大学医学部特任准教授、岐阜大学医学部客員臨床系教授など兼務。
医療・看護・介護従事者部門
広範な医療・介護分野において患者や高齢者、障がい者などの様々なニーズや生活の質の向上に資する特別な努力をされた医師以外のプロフェッショナル(看護師、保健師、助産師、介護士、ソーシャル・ワーカーなど)として活躍する方で、対象となる個人もしくは特定のグループの健康増進・福祉向上のために多大な努力をされた方へ贈られます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202011127006-O15-ay6p02Mz】
樋口 千惠子
NPO法人 たんがく 理事長
1977年神奈川県立看護教育大学校保健学科卒業。訪問看護師として京都西陣健康会堀川病院で3年間、保健師として久留米市内で30年間勤務。2010年「NPO法人たんがく」を立ち上げ、2011年に久留米市初となるホームホスピス「たんがくの家」を開設。医療依存度の高い人や他施設で受け入れを断られた人も積極的に受け入れ、終末期ケアに尽力。2013年には、デイサービスや訪問看護などを提供する複合型サービス施設「上村座(かんむらざ)」を開設し、入居者と近隣で暮らす人々とのコミュニケーションの場の創設と活性化を実現した。
パイオニア部門
人口の高齢化を含めた大きな社会の変化に直面する我が国において、健全な社会の実現のため、医療、介護、関連産業、あるいは社会そのものにおいて、病気への取り組み、病気になりにくいよう心身両面での健康を保つための取り組み、また高齢者介護の分野における劇的な進歩など、革新的な取り組みによって新しい価値を創造している方に贈られます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202011127006-O16-xMV816vA】
真田 弘美
東京大学大学院 医学系研究科附属
グローバルナーシングリサーチセンター 教授・センター長
1979年聖路加看護大学卒業。聖路加国際病院内科病棟勤務、金沢大学医学部研究生などを経て、1997年博士(医学)取得。1998年に金沢大学医学部保健学科教授に就任。以降、日本褥瘡学会設立の一員として「褥瘡に対するチーム医療」を確立。その功績は国際的にも高く評価された。その後、東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻老年看護学・創傷看護学分野の教授を歴任。2017年には、日本初となる看護学研究所「グローバルナーシングリサーチセンター」を東京大学に設立。センター長として、他領域の専門家と協調できる若手看護学研究者の育成などに尽力している。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202011127006-O17-j698Ms6Y】
宮野 悟
東京医科歯科大学 M&Dデータ科学センター センター長 特任教授
東京大学 名誉教授
1977年九州大学理学部数学科卒業。九州大学理学部教授などを経て、1996年東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター教授に就任。2014年同施設センター長となる。数学とスーパーコンピューターをがん研究に融合するという着想で研究を展開。小川誠司氏との共同研究「骨髄異形成症候群の原因遺伝子の解明」(Nature 2011)をはじめ、がん病態解明の分野で世界をリードする多数の成果をあげた実績を持つ。また、人工知能をがんゲノム医療に導入・活用した、日本におけるパイオニアとしてもその名を広く知られている。
(注1)ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループについて
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社(コンシューマー カンパニー、メディカル カンパニー、ビジョンケア カンパニー)、ヤンセンファーマ株式会社、エイエムオー・ジャパン株式会社、株式会社シーズ・ホールディングス並びにこれらの関係会社で構成。
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