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機械学習を活用した製造業向け自動予知保全ソリューションを提供するSenseye Ltd.への出資について


2020年10月8日

株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ

  



株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:稲川尚之、以下、NDV)は、同社が運用するファンドを通じて、製造業向け自動予知保全ソリューションを提供するSenseye Ltd.(本社:英国Southampton、代表取締役社長:Simon Kampa、以下、Senseye)に出資を行いました。



【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202010075432-O2-YHoW1a5V



製造業において、工場設備の故障によるダウンタイム(稼働停止時間)は、収益機会の損失とメンテナンスコストの増大に直結する要素として、長年の課題になっています。近年、ダウンタイムを削減する方法の一つとして、設備の稼働状況等のデータから故障リスクを予測する、予知保全ソリューションが登場しました。製造機械等の様々な稼働データを機械学習で分析し、自動的に状態監視を行いながら、耐用年数や故障時間・時期の予測を行います。しかし、多くの予知保全ソリューションは機械学習のモデルを機器ごとに都度開発し学習させる必要があるため、個別に教師データを準備するなど導入までに多くのプロセスを踏む必要があり、導入企業側の負担の大きさが課題となっていました。



Senseyeの「Senseye PdM」は、こうした課題に対応するための自動予知保全ソリューションです。独自の研究開発により蓄積された共通アルゴリズムライブラリ及び故障データベースを活用し、個別の教師データを必要とせず自動的に各機器に適した機械学習モデルを生成します。企業にとって簡易な導入を実現すると共に、機器の種類を問わずに対応が可能なため、簡単に工場全体へ適用でき、早期に導入メリットを享受することが可能となります。また2020年7月にはグローバル展開する再保険企業と連携し、製造業では初となるダウンタイム削減保証サービス「ROI Lock」の提供を開始しました。顧客と事前に合意した削減水準に達しない場合には利用料を返金するサービスであり、企業にとっての導入ハードルをさらに低減します。こうした製造業のニーズに即した様々な利便性が評価され、現在Senseye PdMはFortune 500企業*を含む多くの企業での導入が拡大しています。



株式会社NTTドコモは2020年6月に機器の故障予兆の検知や生産品検品の自動化など製造現場の生産性向上を目的に、5Gに対応した製造機器一括分析ソリューション「FAAP」を提供開始するなど、製造業向けの取り組みに注力しています。NDVはSenseyeとの連携がこれらの取り組みをさらに加速させるものと期待し、今回の出資に至りました。今後、SenseyeとNTTグループのサービス連携を支援することで、新たな価値創造に向けた取り組みを進めてまいります。



■Senseye Ltd.について

会社名    Senseye Ltd.

所在地    Epsilon House, Enterprise Road, Southampton Science Park,

Southampton, SO16 7NS United Kingdom

代表者    Simon Kampa

事業内容 製造業向け自動予知保全ソリューションの開発

URL       https://senseye.io/



*フォーチュン誌が毎年1回発表している、世界中の会社を対象とした総収益ランキング



掲載されている社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。



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