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電通、スポーツ&エンターテインメント領域のDX共創PJ始動


第1弾として、未来のリモート観戦席「Future Box Seatβ」の実証実験開始



 株式会社電通(本社:東京都港区、社長:五十嵐 博)は、スポーツをはじめエンターテインメント領域における、ファン起点でのDX(デジタルトランスフォーメーション)をさまざまなステークホルダーと共に実証実験を行いながら推進します。



 第1弾として、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、多くのプロスポーツで無観客試合や観客の人数制限が行われていることに対し、ロボットを活用したリモート観戦席「Future Box Seatβ」の実証実験をファイターズ スポーツ&エンターテイメント社と共に、2020年7月14日開催のプロ野球公式戦@札幌ドームにて行う予定です。



 この取り組みは、感染症拡大防止のため球場での試合観戦を楽しめないスポーツファンに、まるで現地で観戦しているかのような体験を、ロボットを通じて提供するサービスの実現を目指したものです。テレビによる放送やインターネットによるデジタル放送の映像体験とは異なる、現地の観戦体験をファンに提供します。そして、ファンと選手がフィジカルディスタンスを超えて交流できる新しいプラットフォームへと繋げていきます。 



【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202007021598-O1-24XfOlC1



 リモート観戦席「Future Box Seatβ」は、ロボットを通して遠隔で、①選手に応援の拍手を送れたり、②ロボットの頭についたカメラを自由に360度動かせたり、③モニターに自分の顔を表示し、選手と会話を楽しめるなど、まるで、会場にいるかのように観戦ができる仕組みです。病気や子育てなど会場に行きたくても行けない方、海外などの遠方にお住まいの方でも、本シートを使用することで、会場での試合観戦を楽しむことができる世界を目指しています。

 2021年の実用化を目指しており、スポーツだけではなく、音楽コンサートや劇場公演など、大小問わず、さまざまな会場で行われるエンターテインメントのイベントにおいて、活用することができます。無観客や観客制限を余儀なくされる中で、ファンにかけがえのない体験を提供するとともに、興行主のチケット収入の補填につなげていくことで、ファンも興行主もWin-Winのビジネス活用を可能にし、そしてその先で新しいファンサービスのあり方を共創していきます。



 また電通では今後も、テクノロジーの力でスポーツ観戦を拡張していく取り組みとして、多視点スイッチ観戦(視点を拡張する取り組み)、臨場感あふれるリモートシート観戦(座席を拡張する取り組み)、投げ銭等インタラクティブ観戦(応援手法を拡張する取り組み)、コミュニティー観戦(グループ観戦を拡張する取り組み)、データ観戦(観戦時の探求を拡張する取り組み)、5Gによる空間伝送観戦(体感を拡張する取り組み)、AR/VRを活用したバーチャル観戦(視聴空間を拡張する取り組み)、AIカメラによるマイクロスポーツ観戦(部活など中継のない大会の視聴を拡張する取り組み)などについて、さまざまなトライアルをステークホルダーと一緒に進めていきたいと考えています。



 

<ファイターズ スポーツ&エンターテイメント社について>

会社名 :株式会社 ファイターズ スポーツ&エンターテイメント

所在地 :北海道札幌市豊平区羊ケ丘1番地

設 立 :2019年10月

事業内容:新球場運営業務、ボールパーク全体のマネジメント業務、プロ野球関連興行業務など



・ファイターズ スポーツ&エンターテイメント エンターテイメント・クリエーション部 森野貴史部長

「Future Box Seatβ」は、テクノロジーの力で未来の新しい観戦体験をつくっていく、そんな大きな可能性を感じています。無観客および人数制限の試合の中で、会場で応援したくても入場できないファンの皆様に「試合の観戦体験」を提供しつつ、その先に、電通様と共に新しいスポーツ観戦の形を作っていき、今後、正式導入に向けて、様々な可能性も検討していければと考えております。



以上



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