「バーチャルキー」を活用したカーシェアサービスの実証実験をタイで開始

２０１９年１１月２５日



株式会社ＮＴＴドコモ



スマートフォンでドアの開閉ができる「バーチャルキー」を活用した

カーシェアサービスの実証実験をタイで開始

～国内外での新たなカーソリューションの提供をめざす～



　株式会社ＮＴＴドコモ（以下、ドコモ）は、ドコモのタイ連結子会社であるＭＯＢＩＬＥ　ＩＮＮＯＶＡＴＩＯＮ　ＣＯ．，　ＬＴＤ．（以下、ＭＩ）と連携し、タイでオートリース事業を展開する東京センチュリー株式会社の海外連結子会社ＴＣ　ＣＡＲ　ＳＯＬＵＴＩＯＮＳ　（ＴＨＡＩＬＡＮＤ）　ＣＯ．，　ＬＴＤ．（以下、ＴＣＣＳ）と、日本駐車場開発株式会社のタイ法人ＮＩＰＰＯＮ　ＰＡＲＫＩＮＧ　ＤＥＶＥＬＯＰＭＥＮＴ　（ＴＨＡＩＬＡＮＤ）　ＣＯ．，　ＬＴＤ．（以下、ＮＰＤタイ）がタイで展開するカーシェア事業の運用効率化をめざし、スマートフォンでドアの開閉ができる「バーチャルキー」を活用した、無人貸し渡しカーシェアサービスの実証実験をタイにおいて２０１９年１２月１日（日）より開始します。



　ドコモは、仏自動車部品・システムサプライヤーのヴァレオグループ（以下、ヴァレオ）と共同で、バーチャルキーソリューションを日本およびアジア市場向けに開発しています。

　同ソリューションでは、車両に専用の通信型車載器を取り付けることにより、モバイルアプリから予約した車両用のバーチャルキーをスマートフォンに配信し、ドアの開閉を実現します。これより、従来のように物理キーの受け渡しをすることなく非対面で車両の貸し出しができるようになります。さらに予約や車両の状況は車両管理者が、専用のポータルサイト上で管理ができることから運用の効率化が図れます。

　

バーチャルキーソリューションの全体像

【画像： https://kyodonewsprwire.jp/img/201911213826-O1-wQC9HUJa 】





　ドコモは、ＩｏＴのグローバル展開を支援する法人向けサービス「Ｇｌｏｂｉｏｔ™（グロビオ™）※」の一環として、ＴＣＣＳとＮＰＤタイが共同で展開する、オートリース車両を活用した法人会員限定カーシェアサービス「ＴＮ　Ｃａｒ　Ｓｈａｒｉｎｇ」に対し、ＭＩと連携して同ソリューションを提供し、無人貸し渡しカーシェアサービスに関する実証実験を行います。現在、ＴＮ　Ｃａｒ　Ｓｈａｒｉｎｇでは予約受け付けから鍵の貸し出しまで有人で運用しています。今回、既存のカーシェアサービスを無人化する本実証実験を通じて、非対面によるカーシェアの顧客価値やバーチャルキーの運用課題を把握し、デジタル化による運用の効率化について検証します。また検証結果を基にタイでの商用化をめざすとともに日本においてもカーシェア事業をはじめ多様な分野への展開も視野に入れた取り組みを行っていきます。　



　ドコモは、今後も社会的課題の解決と利用者の利便性向上、そして新たな価値の創造に向けて貢献していきます。



※　「Ｇｌｏｂｉｏｔ™（グロビオ™）」は、法人のお客さまのＩｏＴ製品のグローバル展開のために、ドコモがグローバル回線・オペレーション・コンサルティングをワンストップで提供するマネージドサービスです。

＊　「Ｇｌｏｂｉｏｔ」、「グロビオ」は、株式会社ＮＴＴドコモの商標です。