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脱炭素化に向けた目標設定と省エネ・再エネ導入が 「令和元年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰」を受賞


2019年11月20日



大和ハウス工業株式会社

代表取締役社長 芳井敬一

大阪市北区梅田3-3-5



脱炭素化に向けた挑戦的な目標設定と戦略的な省エネ・再エネ導入が

「令和元年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰」を受賞



 大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:芳井敬一)は、当社グループ一体で取り組む「脱炭素化に向けた挑戦的な目標設定と戦略的な省エネ・再エネ導入」が評価され、環境省が実施する「令和元年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰」(対策活動実践・普及部門)を受賞しました。

 なお、当社の「地球温暖化防止活動環境大臣表彰」受賞は、2007年、2009年に続き、3度目となります。



 大和ハウスグループは、国際イニシアティブ「SBT」(※1)の認定を受けた環境長期ビジョン「Challenge ZERO 2055」に基づき、「環境負荷ゼロ」に挑戦しています。その達成に向け、2021年度を最終年度とした3カ年の中期計画となる環境行動計画「エンドレス グリーン プログラム2021」を策定。「環境と企業収益の両立」に向けて、脱炭素化を中心にグループ・グローバル・サプライチェーン一体での環境経営を推進しています。

 そのような中、当社は2018年3月、住宅・建設業界としては世界で初めて国際イニシアティブ「EP100」と「RE100」(※2)の双方に加盟しました。「EP100」では、2040年に当社グループの事業活動におけるエネルギー効率を2015年比で2倍にすること、「RE100」では、2040年に当社グループの使用電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを目標に掲げ、脱炭素化を推進しています。

 このような環境に対する挑戦的な目標設定と戦略的な省エネルギーおよび再生可能エネルギー設備導入の取組みなどが評価され、今回の受賞になりました。

※1.産業革命時期と比べ、地球の平均気温上昇を2℃未満にするという「パリ協定」の「2℃目標」を実現するための目標を企業が設定することを推進する団体連合

※2.国連気候変動枠組条約「COP21」のパリ協定達成を目的に、エネルギーや気候変動適応などを推進するため、クライメイトグループが運営する国際イニシアティブです。「EP100」は、エネルギー効率の高い技術や取り組みの導入を通じて、事業のエネルギー効率を倍増することを目標に掲げる企業連合です。「RE100」は、事業運営に要する電力を100%再生可能エネルギーで調達することを目標に掲げる企業連合のことです。





●地球温暖化防止活動環境大臣表彰について

 環境省では、1998年度から地球温暖化対策を推進するための一環として、毎年度、地球温暖化防止に顕著な功績のあった個人又は団体に対し、その功績を称えるために地球温暖化防止活動環境大臣表彰を実施しています。今回は5部門において36件(個人3件、団体33件)が受賞しました。

 なお、授賞式は、2019年12月2日(月)に執り行われる予定です。





●脱炭素化に向けた取り組みについて

 当社グループでは「EP100」と「RE100」への加盟を機に、自社施設における省エネルギー設備の採用や再生可能エネルギーの取り組みを加速させています。



【省エネルギーへの取り組み】

 当社グループでは、新築・既存施設にて徹底した省エネルギー化を図るとともに、グループ一体での環境経営を推進しています。

 新築施設においては、2016年4月には、「ロイヤルホームセンター津島店」(愛知県津島市)で1万㎡超の大規模店舗で日本初となる「ZEB」(※3)を実現。2018年2月には、「大和ハウス佐賀ビル」での再生可能エネルギーによる電力自給自足の実証実験を開始しました。既存施設では、エネルギーを大量消費する工場・ホテル・商業施設において独自の省エネルギー診断を実施し、照明・空調・給湯、生産設備などの運用面での改善や環境配慮型設備の導入による省エネルギー施策を強化しています。

 また、年2回実施するグループ会社一体の合同ワーキングにおいて、最新の省エネルギー事例を共有することで環境マネジメント体制の強化を図っています。これらの省エネルギー活動により2018年度実績では売上高当たりCO2排出量を62%削減(2005年度比)しました。

※3.再生可能エネルギー発電量とエネルギー消費量が収支ゼロのビル。



【再生可能エネルギーへの取り組み】

 当社は「RE100」への加盟に伴い、2030年までに当社グループの使用電力量を上回る再生可能エネルギー発電設備を建設・稼働する目標を掲げ、「風」「太陽」「水」の自然エネルギーを活用した再エネ発電の開発を進めています。2018年度末現在、当社グループが運営する再エネ発電施設は全国218カ所、発電容量298MWに達し、その発電量は当社グループの購入電力量の約88%に相当します。

 大和ハウスグループは、今後も地球温暖化防止という世界共通の社会課題に対して、省エネルギー・再生可能エネルギーの取り組みを積極的かつ計画的に実施し、脱炭素社会の実現と企業収益の両立を果たしていきます。













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