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タイ・トップ校のチュラロンコン大学と大学院修士レベルのダブル・ディグリー・プログラムを開始


2019年7月23日



上智大学



タイ・トップ校のチュラロンコン大学と国際関係分野に関する大学院修士レベルのダブル・ディグリー・プログラムを開始



上智大学と、タイのトップ大学であるチュラロンコン大学は、本学の大学院グローバル・スタディーズ研究科とチュラロンコン大学Master of Arts in International Development Studies(MAIDS)との間で、2019年度より修士レベルでのダブル・ディグリー・プログラムによる学生の派遣および受入れを開始します。7月12日にチュラロンコン大学にて、本取組に係る協定締結の調印式が執り行われました。



ダブル・ディグリー・プログラムとは、連携先の大学と単位を相互認定することで、一定期間中に複数の大学の学位を取得できる制度です。本プログラムによる学生は、それぞれの大学への1年間の留学を通じ、両大学が定める所定の修了要件を満たした場合には、上智大学とチュラロンコン大学の両方の学位を取得することができます。本学と海外大学とのダブル・ディグリー・プログラムは、イギリスのロンドン大学アジア・アフリカ研究学院(SOAS)との修士プログラムに続き、2校目となります。



1917年創立のチュラロンコン大学は、タイ最古にして最高峰の国立大学です。首都バンコクに所在し、19の学部と多数の研究所を有する総合大学で、特に政治、経済、医学、化学工学、現代語、建築・建築環境分野において広く知られています。本学は2013年7月に、同大学と交換留学協定を締結し、これまでに本学から21人の学生を派遣し、同大学から学生17人を受け入れてきました。本学とASEANの有力大学による留学プログラムSAIMSにも参画するなど、交流を重ねています。



また、本学などを運営する学校法人上智学院は、今年4月9日付でバンコクに事業会社 "Sophia Global Education and Discovery Co., Ltd."(代表取締役:廣里恭史 上智大学グローバル教育センター教授)を設立し、教育支援事業を展開するなど、タイは本学のグローバル化の戦略的拠点のひとつとして位置づけられています。アジアのハブとしての地政学的な強みを持ち、かつ国際機関やグローバル企業の集積拠点でもあるバンコクでの学びは、本学で地域研究や国際関係を専攻する大学院生にとって、大きな利益をもたらすものと期待されます。



本学では、米国名門大のコロンビア大学・ジョージタウン大学・フォーダム大学との海外大学院特別進学制度や、国際関係分野の世界的名門校であるジュネーブ国際・開発研究大学院との3+2プログラム(学士と修士を5年で取得)の展開など、海外有力大学院との連携を強化しているほか、国際公務員を目指す学生や社会人を対象とした講座の開講、国際協力の分野で活躍を目指す次世代の人材育成を行う国際協力人材育成センターの設立、国連・国際機関との教育連携など、国際協力・国際関係分野における教育研究活動を活発に展開しています。



対象と取得学位について



本学側:

グローバル・スタディーズ研究科博士前期課程の全専攻(国際関係論専攻・地域研究専攻・グローバル社会専攻)が対象で、チュラロンコン大学では、M.A. in International Development Studiesの学位を取得できる。



チュラロンコン大学側:

Master of Arts in International Development Studiesの学生が対象。本学では、M.A. in Global Studies、M.A. in Japanese StudiesまたはM.A. in International Business and Developmental Studiesの学位が取得できる。



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