2019年夏のビールカレンダー この催しにはあのビール

2019年6月28日



株式会社酒文化研究所



【酒好きほぼ100人に聞く酒飲みのミカタ】

夏休みにプレミアムビール　ラグビーW杯にプレモル



【酒好きほぼ100人に聞くアンケート“酒飲みのミカタ”】

2019年夏のビアカレンダー

この催しでどんなビールを飲みたいですか？



さあ、いよいよ夏が近づいてきました。ビールがおいしい季節です。今年は暑気払い、夏休み、ラグビーワールドカップ日本大会と、ビールを飲みたくなる行事が続きます。そこで今回は、令和最初の夏にどんなビールを飲みたいかをお聞きしました。



■7月の暑気払い　一番人気は「屋上のビアガーデン」

　7月は「暑気払い」がビールを楽しむ大きなイベントです。仲間と暑気払いに料飲店で飲むならどんなお店で飲みたいかを聞いたところ、もっとも人気が高かったのは「屋上のビアガーデン」（23％）で、「庭園の中のビアガーデン」（19％）が続きます。両方合わせると4割を超え、さすが夏の風物詩、ビアガーデンは今も暑気払いの定番です。



　これに続いたのは「老舗のビアホール」、「空調のきいたビアガーデン」、「大手ビールメーカーの直営店」、「クラフトビールが充実したパブ」「おいしい生ビールにこだわった料飲店」「馴染みの料飲店」で、どれもほぼ同じ得票率（7％～8％）でした。蒸し暑い日や陽が落ちても気温が下がらない晩は、屋外よりも空調のきいたインドアが心地いいものです。

　また、「大手ビールメーカーの直営店」や「おいしい生ビールにこだわった料飲店」などがランクインしているのは、「神泡」（サントリー）や「パーフェクト生」（サッポロビール）など、メーカーの生ビールの飲用時品質を高く保つ取り組みが、一般にも浸透してきたことの表れでしょう。

【画像： https://kyodonewsprwire.jp/img/201906288114-O1-Amvsz4IG 】



■7月　家飲み暑気払いなら「冷やしたジョッキ」＆「飲み比べ」

　次に自宅での暑気払いならどんなビールが飲みたいかを選んでもらいました。

　トップは「冷やしたジョッキで生ビール」（43％）です。家飲みでもおいしく飲むためにひと手間かけるのは、酒好きの回答者ならではでしょう。前の晩に冷蔵庫にグラスを入れておくだけで、気持ちよくビールを楽しめます。

　これと並んで多くの人があげたのが「いろいろなビールを飲み比べ」です。銘柄の違いだけでなく、華やかな香りのエールやさわやかなヴァイツェン、ホップの効いたIPAなど多彩なスタイルのビールがあります。大勢で飲み比べると盛り上がります。

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■8月　リゾートで飲むなら「北海道で『サッポロクラシック』」と「沖縄で『オリオンビール』」

　8月といえば夏休みです。働き方改革の進む今年は山の日の3連休（8/10～8/12）から旧盆まで、長期休暇をとる方も多いと思います。そこでリゾートで飲みたいビールを聞いてみました。「予算が十分あって夏休みに海や山のリゾートに出かけるなら、どこでどんなビールを飲みたいですか？」という質問に、選択肢からいくつでも選んでもらいました。もっとも多く得票したのは、「北海道で『サッポロクラシック』」と「沖縄で『オリオンビール』」の2つです。どちらも約4割の方に選ばれました。第3位は「軽井沢で『よなよなエール』」、4位に「ハワイで『コナビール』」がランクインです。

【画像： https://kyodonewsprwire.jp/img/201906288114-O8-1yvj1Rtc 】



■8月　「自宅でプレミアムビール」が日本の夏休みの過ごし方

　さて、夏の長期休暇を自宅でゆっくり過ごす方も多いことでしょう。そんな時に飲みたいビールをひとつ選んでもらうと、プレミアムビールが上位を占めました。『ヱビスビール』（22%）と『サントリー ザ・プレミアム・モルツ』（20%）を合わせると4割を超えます。帰省した家族や旧友が集まる夏休みは、すこし贅沢な気分でプレミアムビールを選ぶ気持ちはよくわかります。

　もうひとつ注目したいのはクラフトビールです。第3位には「お気に入りのクラフトビール」（16％）が入り、「地元のクラフトビール」（7%）を加えると23％に達します。味わいのバラエティが豊富なクラフトビールは、世界中で続々と新しいブルワリーが誕生しています。毎年のように新しいスタイルのビールがブーム化して、ビールファンを楽しませてくれます。ワインのように食事に合わせてビールを選ぶ方も増えているとも言われています。

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■9月　ラグビーW杯テレビ観戦に『ザ・プレミアム・モルツ』

　今年は9月20日にラグビーワールドカップ日本大会が開幕、日本代表の活躍でラグビーファンが急増しそうです。ちなみに世界中から集まるラグビーファンは大のビール好きだそうで、前大会では複数のスタジアムのビールが完売してしまったという逸話が残ります。大会期間中は日本でもビール消費が急増することでしょう。そこで、ラグビーの試合をテレビ観戦しながら飲みたいビールを聞いてみました（「試合をテレビ観戦しながら飲むなら、あなたはどんなビールを飲みたいですか？（ひとつに〇）」）

　第1位は『サントリー ザ・プレミアム・モルツ』で18%の得票率です。サントリーは国内トップクラスのラグビーチーム「サンゴリアス」をもち、日本代表には同チームに所属する選手が多く選出されています。ラグビーのサントリーというイメージの強さが、2位の『アサヒスーパードライ』と『キリン一番搾り』に6ポイントも差をつけた理由かもしれません。「日本代表の対戦国のビール」や「ラグビー強豪国のビール」という選択肢も設けましたが、どちらも得票率は4％にとどまりました。

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■訪日客のおもてなしは「エクストラコールド」と「神泡」で

　ラグビーワールドカップ日本大会では海外からたくさんの旅行客がやってきます。11月初めまで続く大会期間中の訪日外国人は40万人という試算もあり、世界中から集まったラグビーファンと交流を深める機会も出てきそうです。そこで、「あなたが外国人観光客を料飲店でおもてなしするとしたら、どんなビールをすすめますか？（ひとつに〇）」と質問してみました。

　結果は上位２つが拮抗しました。まず「アサヒスーパードライのエクストラコールド」（24％）です。海外ではビールをあまり強く冷やさない国が多いと言われます。日本で体験してそのおいしさが話題になるかもしれません。そしてわずか1ポイント差の第2位が「神泡のサントリー ザ・プレミアム・モルツ」（23％）です。きめの細かいクリーミーな泡に麦芽で絵を描く「神泡アート」（「神泡」の上に麦芽由来の塗料で絵を描く神泡アート。同社のビール工場と一部の料飲店でのみ体験できます。は、海外からのお客様を驚かせることでしょう。■

【画像： https://kyodonewsprwire.jp/img/201906288114-O11-0Nv784Hy 】

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【調査概要】

調査時期：2019年6月18日～6月27日

調査方法：自記入式アンケート調査

調査対象とサンプル数：酒文化研究所のモニターほかお酒好きを自認する方（週に4～5日以上飲酒する方が8割）125人