『口臭白書 2019』中高年男性より、若年女性の方が口臭が強い!?
ブレス・ハザードプロジェクト
全国47都道府県・4700人「口臭ケア意識調査」&
男女200人「口臭実態調査」で
「日本人の口臭の現状と課題」を大解剖!
『口臭白書 2019』
中高年男性より、若年女性の方が口臭が強い!?
~歯科通院でしか治せない!?
「ブレス・ハザード」対策の意義が浮き彫りに~
ブレス・ハザードプロジェクト<若林健史(日本歯周病学会 理事 専門医・指導医)、歯科医療総合商社である株式会社モリタ(大阪府吹田市 代表取締役社長・森田晴夫)、生体ガス測定システムのパイオニア企業である株式会社タイヨウ(大阪市 代表取締役社長・利川寶)>では、口腔(こうくう)トラブルの中でも大きなイシューの一つである「口臭ケア」啓発の一環として、全国47都道府県・4700人を対象とした口臭ケアに関する意識調査と、株式会社タイヨウの口臭測定器※を用いた首都圏214人を対象とした実態調査を行い、日本人の口臭の実態、各都道府県別の傾向などをまとめた『口臭白書2019』を編さんしました。
主な調査結果は以下の通りです。※株式会社タイヨウの口臭測定器=B/Bチェッカー Oral/Breath Gas Detector mBA-22
全国47都道府県・4700人にアンケート 「口臭ケアの意識」調査
●自分の口臭に対する意識・・・日本人の90.6%が「気になった経験あり」
-特に男性は、虫歯や歯並びなどを抑え、口腔内の悩み第1位が「口臭」
●口臭ケア習慣・・・主流は“セルフケア”、“プロケア”(歯科医院での診察・指導)予防者はわずか5%
-日本人の平均歯磨き回数は1日2.2回、3回以上磨く人も30%以上
-口臭予防にかける時間は1日平均9.5分、コストは月額平均600.8円
-歯科医院で口臭に関する診察・指導を受ける人は5.1%
●周囲の口臭が気になる場面・・・特に気になるのは「仕事の打ち合わせ」と「デート」
-割合が最も多かったのは「仕事の打ち合わせ」(69.6%)、日本人の7割が「口臭を我慢しながら仕事している」!?
-女性はデート中の相手の口臭に悩む経験が多い(男性32.5%:女性45.7%)、特に30代女性は過半数(50.6%)が経験。
●都道府県別にみる『口臭ケア意識』・・・県民性と口臭ケア意識の意外な関係性!?
-口臭予防意識が高い県 全国第1位は徳島県
-「阿波商人」が交易を通じて育んだ外向性・情報感度が、ケア意識の高さを育んだ!?
Web調査 ■実施時期:2019年4月17日(水)~4月23日(火) ■調査手法:インターネット調査 ■調査対象:全国の20~60代の男女4700人(各県100人)
男女214人を測定「口臭レベルの実態」調査
●性年代別にみる口臭レベルの実態・・・深刻なのは「男性より女性」
-基準値オーバー比率は女性(17.9%)が男性(8.3%)の2倍以上
-「中高年の男性」より「若い女性」の方が口臭のきつい人が多い!?
●「歯磨きの頻度」と口臭は無関係! 歯科医院に行かないと口臭は治らない?
-歯磨き回数の多い人の方がむしろ基準値オーバー比率は高い。セルフケアだけでなく、歯科医院に行かないと口臭は治らない?
●夫婦・恋人間コミュニケーションにも口臭は大きく影響?
-キス頻度が高い人は、基準値オーバー比率が低い結果に
測定調査 ■実施時期:2019年5月10日(金)、5月12日(日) ■調査手法:会場調査 ■調査対象:首都圏在住の20~60代の男女214人
歯周病予防の第一人者・若林健史氏に聞く
口臭の原因と効果的な対策
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201905296903-O2-EzMS2CVQ 】 若林健史(わかばやし・けんじ)
日本大学客員教授、日本歯周病学会理事・専門医・指導医、日本臨床歯周病学会・認定医・指導医。
医療法人社団真健会(若林歯科医院、オーラルケアクリニック青山)理事長。
1982年、日本大学松戸歯学部卒業。89年、東京都渋谷区代官山にて開業。
2014年、代官山から恵比寿南に移転。日本大学客員教授、日本歯周病学会理事を務める。
歯周病専門医・指導医として、歯科医師向けや一般市民向けの講演多数。テレビCMにも出演。
県民性研究の第一人者・矢野新一氏が解説
口臭意識と県民性
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201905296903-O3-87O4D0aB 】 矢野新一(やの・しんいち)
1949年東京生まれ、横浜市西区育ち。株式会社ナンバーワン戦略研究所所長。エリアマーケティングの第一人者で、かつ県民性研究の第一人者。専修大学経営学部(コンピュータ経営管理)卒業後、市場調査会社、ファストフード業界を経て、株式会社ランチェスターシステムズに入社。チーフコンサルタントとして活躍後、1985年に独立。
50冊の著作を持つ県民性研究の第一人者で、「ペケポン」「スクール革命」「月曜から夜ふかし」などTV番組の出演をはじめ、「秘密のケンミンshow」などへのアドバイスも数多く行うなど幅広く活躍中。
日本人の口臭に対する意識と悩み
■口臭は国民病?! 日本人の9割が気になる自分の「口臭」 男性にとっては口の中の一番の悩み
まず自分自身の口臭が気になった経験を聞くと、2割弱が「よくある」(17.9%)、6割が「時々ある」(56.7%)と答えており、「1度はある」(16.0%)を加えると、実に日本人の9割(90.6%)が口臭が気になった経験を持っています[図1]。
また、口の中に関する現在の悩みを聞くと、全体では「歯の黄ばみ」(36.3%)、「歯石」(27.9%)、「口臭」(27.3%)の順ですが、男性では「口臭」(27.9%)が一番の悩みのタネとなっています[図2]。
[図1]自身の口臭が気になった経験
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201905296903-O4-P5l74y0Q 】
[図2]口の中の悩みTOP5
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201905296903-O5-9v5QedJL 】
都道府県別「口臭ケア意識」ランキング(総合)
■都道府県別「口臭ケア意識」総合ランキング 1位「徳島県」 2位「茨城県」 3位「高知県」
当プロジェクトでは「都道府県別『口臭ケア意識』ランキング」と題し、下記の3つの独自基準※を設定し、それぞれ1位を47点〜47位を1点として点数化し、総合得点を集計しました。その結果「口臭ケア意識」の高い県は、1位「徳島県」(120点)、2位「茨城県」(113点)、3位「高知県」(109点)となりました[図13]。
[図13]都道府県「口臭ケア意識」総合ランキング
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201905296903-O6-3Z1nMaZ8 】
※「口臭ケア意識」とは、次の①②③を基準とし、独自で算出したものです。
①3カ月に1回以上の予防目的での定期的な通院率…歯の予防を目的に3カ月に1回以上定期的に通院している割合。
②正しい口臭知識の認知率…若林先生の監修。口臭の原因として「歯磨き不足」「虫歯や歯周病など口の病気」「不規則な生活リズム」のいずれかを選んだ人が、口臭原因を正しく理解している口臭知識認知率の高い人であり、その割合。
③より積極的な口臭ケアの実践率…若林先生の監修。口臭ケアとしてより有効な「歯科医の診察」「デンタルフロスの使用」「歯間ブラシの使用」の3つのいずれかを日常的に実践している人の割合。
日本人の「口臭レベルの実態」
日本人の口臭レベルはどの程度の基準にあるのか? その実態を調査すべく、20〜60代の男女214人を対象に、株式会社タイヨウの口臭測定器「BBチェッカー」(写真①)を用いて、口臭測定を行いました。
(図①)のようにガス検出プローブを口腔内に直接挿入し(in situ方式)、呼気ガスとは区別して口腔内のガスのみを抽出、被験者の口臭レベルを0〜100に数値化して測定しました。口臭レベルについては、30を超えると周囲に臭いを発し始める、50を超えると周囲の人が気になるレベルの臭い、となっています。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201905296903-O7-667puXog 】B/Bチェッカー Oral/Breath Gas Detector mBA-22
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201905296903-O8-UGS2819f 】
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201905296903-O9-OhCmfx6B 】
「ブレス・ハザードプロジェクト」について
■発足背景
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201905296903-O10-yfCcmAZl 】
年間4000万人ともいわれるインバウンド観光客の急増や、さまざまな国際的イベントを控えるなかで、日本人にとって「きれいな歯・さわやかな息」でコミュニケーションを行うことの意義・重要性は急速に高まってきているといえます。
しかしながら、先進各国のなかでも日本人は、オーラルケア意識が高くないといわれています。とりわけ口臭については、外国人にとっての「嘲笑の的」になることも少なくなく、オーラルプロテクトコンソーシアムが2016年に実施した「オーラルケアの実態に関する調査」では、在日外国人の約7割が「日本人の口臭にガッカリした経験がある」と回答しています。
当プロジェクトでは、自身や周囲を悩ませる口臭、そしてその原因となる口腔内の疾患リスクなどを「ブレス・ハザード(Breath Hazard)」と銘打ち、そのケアに関する正しい知識の啓発を通じて、“口臭大国・ニッポン”の汚名を返上し、国民一人一人の健康でさわやかな口腔環境に貢献することを目指します。
■プロジェクトメンバー
若林 健史
https://wdental.jp/
株式会社モリタ
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201905296903-O11-8DhvceS4 】
1916年に歯科医療器材の輸入商社としてスタートし、2016年に創業100年を迎えた歯科医療総合商社。
歯科医療機器の販売から開業・経営コンサルティング、医療情報提供まで行う。
歯科医療機器卸国内でトップシェア(56.2%※)を占めるリーディングカンパニー。
https://japan.morita.com/
※『歯科機器・用品年鑑 2019年版(29版)』参照
株式会社タイヨウ
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201905296903-O12-A8w7QuXA 】
創業以来、一貫して生体ガス測定システムの分野で、医療に携わるすべての方々のためにお役に立てるよう専門機器の開発に従事。医療機械及び健康開発機材開発・製造、販売および、理化学機器の開発・製造、販売を行う、生体ガス測定システムのパイオニア企業。
http://www.t-taiyo.com/
※実態調査では、同社の口臭測定器「B/Bチェッカー Oral/Breath Gas Detector mBA-22」を使用。
調査の詳細はプレスリリースをご覧ください。
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