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ITRIの支援により、 麗台(リードテック)が日本のヘルスケア企業と提携


2017年9月20日



工業技術研究院



ITRIの支援により、 麗台(リードテック)が日本のヘルスケア企業と提携



 工業技術研究院(以下、ITRI)の産業経済情報研究センター(以下、IEK)は10月20日、台湾企業の日本のヘルスケア産業市場への進出を支援するため、台湾大学病院インターナショナルコンベンションセンターにおいて「2017国際ヘルスケア産業ビジネスマッチング」を開催しました。日本の大手企業5社を招き業界の商機拡大を支援したほか、ビジネスマッチング成功例として、麗台集団(リードテック)と日本の(株)インテグリティ・ヘルスケア間の国際戦略的締結を発表しました。今後、日本企業と台湾企業との提携強化により遠隔診療の発展が期待されます。



 IEKは2015年から台湾経済部工業局の支援で、ヘルスケア産業発展推進プロジェクトを進めると同時に、海外パートナーと連携により、国際市場の開拓を推進してきました。2016年には数多くの台日企業が提携を結んだほか、業界団体である台湾医療・生技器材工業同業公会と日本医療機器産業連合会が提携協定を締結しました。今年はさらに交流を拡大し、大手企業のパナソニックグループをはじめ、日本の介護食品トップメーカーであるヘルシーフード(株)、在宅医療とヘルスケアの祐ホームクリニック、クラウドによる国際的なヘルスマネジメントのプラットフォームであるヘルスグリッド(株)、新しい生体センサーを開発したトリプル・ダブリュー・ジャパン(株)の5社の代表がマッチングに参加、台日双方の企業が戦略的パートナーシップを結び、共同でヘルスケア産業市場のビジネスチャンスを開拓することが見込まれます。



 IEK鍾俊元副センター長のコメント:世界的に高齢化が加速し、医療費の上昇が各国の重要な課題となっている一方、IoT、ビッグデータ、AIの発展と人々の健康志向の高まりが、グローバルなヘルスケア産業の成長をけん引しています。IEKは、台湾のヘルスケア関連の生産額は2020年には1200億台湾ドルを超えると予測しています。そのため、現在別々に発展しているヘルスケア・医療・ケアの統合モデルに大きな発展の余地が見込まれます。日本のヘルスケア分野の成長は世界の見本であり、業界は高度に相互補完されています。日本は台湾のヘルスケア産業にとって重要なパートナーであり、双方の協力により新たなビジネスチャンスの創造が期待されます。



 今回は、麗台集団(リードテックグループ)の盧崑山董事長(K.S. Lu, CEO)と(株)インテグリティ・ヘルスケアの武藤真祐代表取締役会長による、包括的な循環器遠隔診療プロジェクト提携について、MOUを締結しました。また、経済部工業局民生化工組の李佳峯科長(Chia-Feng Lee)、ITRI/IEK鍾俊元副センター長と、日本台湾交流協会台北事務所の橫田光弘副代表が、台日双方のヘルスケア産業に新たな提携とサービスが立ち上がる場面に立ち合いました。



麗台科技(リードテック・リサーチ)とインテグリティ・ヘルスケアによる提携

戦略的提携により、循環器分野の包括的遠隔診療プランを海外へ輸出



麗台科技(リードテック・リサーチ;Leadtek Research Inc.)は国際的なグラフィックスカードメーカーです。一方、(株)インテグリティ・ヘルスケアはTETSUYUグループ傘下の組織で、著名な循環器医で在宅医療を専門とする武藤真祐氏が医学の専門家を結集して設立しました。主に在宅医療、訪問看護、ヘルスケアとテクノロジーを組み合わせた事業を提供しています。双方は今後戦略的提携を結び、麗台(リードテック)が展開する循環器のウェアラブル・デバイスとクラウドケアプランを応用させ、(株)インテグリティ・ヘルスケアの遠隔診療とヘルスケア情報のプラットフォームと共に、循環器分野の遠隔診療プランを統合する予定です。中でもO2O(Online To Offline)サービスは、創設者である武藤医師が日本でフィールド検証を行い、双方の優れた技術と市場での経験を活かして、中国やシンガポール等の市場へと拡大させていく予定です。



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