ポルシェ919ハイブリッドがスパで3位と4位を獲得 ポルシェ919 RSRは5位と6位でフィニッシュ
FIA世界耐久選手権LMP1、WECレース 第2戦スパ・フランコルシャン(ベルギー)
ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:オリバー・ブルーメ)のポルシェ919ハイブリッドは、ル・マン24時間の前哨戦で3位と4位を獲得しました。この2台のプロトタイプは、スパ・フランコルシャン(ベルギー)6時間レースにおいて、トラブルに見舞われながらもレースを戦い抜きました。アール・バンバー(ニュージーランド)/ティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)組は、スローパンクチャーによるタイムロスにもかかわらず3位に輝きました。ポールポジションからスタートした現世界チャンピオンのニール・ジャニ(スイス)/アンドレ・ロッテラー(ドイツ)/ニック・タンディ(イギリス)組は、レースを中断する2回の「フルコースイエロー」の不運に見舞われながらも4位でゴールしました。ハートレーは総合最速ラップを打ち立てて919ハイブリッドの潜在力を示して一矢を報いましたが、トヨタが1、2フィニッシュを飾りました。
ポルシェは、シルバーストーンの開幕戦同様に再びル・マンのエアロダイナミクス仕様で参戦しました。ローダウンフォースはタイヤの磨耗の原因となります。トヨタは2種類のエアロ仕様で出場し、ル・マン仕様の1台は2台のポルシェより遅れてゴールしました。
スタート時は晴天でした。レース終盤には雨が予想されていましたが、ほぼドライコンディションでのレースとなりました。主催者発表によると3日間の観客は61,000人でした。FIA世界耐久選手権(WEC)全9戦中2戦を終了し、ポルシェは現在マニュファクチュラーズランキング2位。ドライバーズランキングでは2位と3位に入っています。
1号車のレース展開:
暖かい晴天(20℃)の下でロッテラーはポールポジションからスタートします。10周目終盤にはトヨタ7号車がバスストップシケインでアウトサイドから首位に立ちます。2周後にはラ・スルス入口でトヨタ8号車に抜かれ3位に後退します。21周目にはポルシェ2号車に抜かれます。22周目にタンディがロッテラーと交代し、5位で再開します。29周目にタンディがトヨタ9号車を抜き4位に浮上します。40周目にタイヤ未交換のチームメイトを追い抜き、47周目にタンディは燃料補給のためにピットインします。ドライバーチェンジンでピットストップ中のトヨタ8号車を抜いて2位に立ちます。64周目にトヨタ8号車がタンディを抜き3位に後退します。71周目に1号車は再び燃料補給し、タンディはジャニに引き継ぎます。94周を過ぎて燃料補給の直後に「フルコースイエロー」が発生します。ジャニは3位を維持しますが、116周目のピットイン直前にポルシェ2号車によって抜かれます。4位のまま4本のタイヤを交換して、ロッテラーが引き継ぎます。彼は173周の142周目と165周目に給油を行いました。
2号車のレース運び:
5番手からスタートしたハートレーは、セカンドローからスタートしたトヨタ9号車がグリーンライトの後にラ・スルスでブレーキングをミスしたことに乗じて順位を1つ上げます。21周目で3位のポルシェ1号車を抜き、24周目に燃料補給でピットインするまで先にピットインしたトヨタを抑えて首位に立ちます。ハートレーは3位を維持し、39周目の最終コーナーで抜かれて1号車のすぐ後ろに付けます。49周目にフルサービスを受けるためピットインし、バンバーが4位でコースインしますが、3位に1秒差まで迫った55周目、右リアのスローパンクで早めのピットインを余儀なくされます。チームは該当タイヤのみを交換して燃料を補給します。バンバーは2時間のあいだ4位で走行します。79周目にバンバーに代わったベルンハルトがレース残り半分強の時点で4位を維持します。チームは95周目の「フルコースイエロー」中に2台の919ハイブリッドの燃料を補給します。ベルンハルトは116周目にポルシェ1号車を追い抜いて3位に浮上します。119周で4本のタイヤを交換してベルンハルトが再びハートレーへと引き継ぎます。122周目に最速レースラップを打ち立てて、127周目にトヨタ7号車を追い抜きます。ハートレーは、ピットストップする直前のラップにLMP2と接触します。143周で燃料補給して新しいノーズセクションに交換します。再びコースに戻ったハートレーは残り1時間の時点で3位のトヨタ7号車の背後に付きます。167周後の最終ピットストップで給油のみを行いラストスパートを仕掛けたハートレーは、3位でゴールしました。
GTE-Proクラスではニュー911 RSR(91号車)が5位と6位でレースを終えました。リヒャルト・リーツ(オーストリア)/フレデリック・マコヴィエッキ(フランス)組は、土曜日のトラブルフリーでのレース展開と迅速なピットストップの後、わずかな差でチームメイトを破りました。それから1分も経たずにケヴィン・エストル(フランス)/ミカエル・クリステンセン(デンマーク)組が同じく911 RSR(92号車)でフィニッシュしました。
GTE-Amクラスでは、ポルシェ911 RSR(モデルイヤー2015)をドライブするプライベートチームのデンプシー・プロトン・レーシングが表彰台を獲得しました。2人のドイツ人、クリスティアン・リードとマービン・ディエンストに加え、ポルシェの若いプロドライバー、マッテオ・カイローリ(イタリア)が激しい走りを見せ、2位でフィニッシュしました。他方、イギリス人のマイケル・ウェインライトとベン・バーカー、およびオーストラリア人のニコラス・フォスターによるガルフ・レーシング・チームは、クラッシュ後にリタイアを余儀なくされました。
レース後のコメント
LMP1担当副社長のフリッツ・エンツィンガー:「私達はポールポジションからスタートし、最速レースラップを打ち立てて表彰台を飾りましたが、残念ながら2台ともにというわけにはいきませんでした。しかし、最初の2戦にローダウンフォース仕様で出場するという戦略決定は正しかったと考えています。来週の30時間にわたる最終テストを心待ちにしています。マニュファクチュアラー選手権はわずか数ポイント差なので、自信をもってル・マンに挑みます」
チーム監督のアンドレアス・ザイドル:「レース優勝を飾ったトヨタの皆さん、おめでとうございます。ポルシェの2台の車は、テクニカルトラブルなくゴールし、選手権ポイントを稼ぐことができました。スパのレースでは明らかに私達の最高のパフォーマンスを出し切ってはいません。2014年以来、毎年ここでポールポジションを獲得しましたが、優勝はしていません。ローダウンフォースのエアロ仕様の車両によって、ハイダウンフォース仕様のトヨタのスピードに対抗することはできませんでした。なぜならタイヤの磨耗が激しかったからです。しかしローダウンフォース仕様の3台目のトヨタを凌ぐことはできました。パンクによるピットインでロスタイムが発生しましたが、性能は確かでした。来週アラゴンで耐久テストを行いル・マンに備えます」
ポルシェ919ハイブリッド1号車のドライバー:ニール・ジャニ(33歳、スイス):「ペースはほぼ期待どおりでした。1台のトヨタを凌ぐことができましたが、他の2台には届きませんでした。フルコースイエローによる2回のタイムロスという不運もありました。レースを取り戻す唯一のチャンスが雨でした」
アンドレ・ロッテラー(33歳、ドイツ):「すばらしいスタートを切ることができました。トヨタが追い上げてきたときは驚きました。まさかラ・スルスのブレーキングで抜かれるとは思いませんでした。スティントの前半は好調でしたが、その後タイヤの磨耗が激しくペースを保つことができませんでした。最初のスティントの終盤にかけて、状況は改善しましたがムラがありました。最初のピットストップで戦略を変更し、終盤に雨が降る可能性があったので、タイヤ無交換でダブルスティントを走行する必要はないと判断しました。最終スティントは霧雨にもかかわらず好調でした。トヨタは強敵ですが必ず挽回します」
ニック・タンディ(32歳、イギリス):「セカンドドライバーとしては標準的なスティントでした。終盤に巻き返すはずだったタイヤ戦略が少し外れ、雨はほとんど降りませんでした」
ポルシェ919ハイブリッド2号車のドライバー
アール・バンバー(26歳、ニュージーランド):「私のスティントは好調でした。トヨタの8号車を追走しましたが残念ながらスローパンクチャーに見舞われました。その後は再び好調で前走車との差を少し縮めましたが40秒の差を取り戻すことはかないませんでした」
ティモ・ベルンハルト(36歳、ドイツ):「パンクの後にアールを引き継いでロスを取り戻そうと努めました。差は縮まってニールの前に出ました。フルコースイエローを利用しましたがトヨタも同様でした。最終的にブレンドンが見事なラストスパートを掛けましたが、今日はこれ以上の結果を出すことはできませんでした」
ブレンドン・ハートレー(27歳、ニュージーランド):「スタートからトヨタが速く、ダブルスティントを予定していました。温暖な気候で車のバランスは前日までとは異なりましたが最初のスティントの終盤に追い上げてピットストップ直前にアンドレを抜きました。1号車は戦略を変えましたが僕達はトヨタ8号車への接近を続けました。アールがパンクに見舞われて戦略がうまくいかなかったことは残念でした。終盤はチームのすばらしい仕事のおかげで見事なゴールができました。上段ではなくても表彰台に登ることができたのでル・マンへの自信となりました」
モータースポーツ部門責任者 フランク=シュテッフェン・バリサー博士:「GTE-Proクラスはとても期待外れな結果に終わりました。明らかにフェラーリとフォードについていくことができませんでした。私たちのチームは完璧な仕事をしてくれましたが、前との差が大きすぎました。GTE-Amクラスでは、デンプシー・プロトン・レーシングが予選ポジションを守り、2位でフィニッシュしました。ポルシェの若いプロドライバー、マッテオ・カイローリは、レースのたびに経験とプロ意識を身につけており、今後の成長が非常に楽しみです」
リヒャルト・リーツ(911 RSR #91):「6時間のタフなレースを、なんとか耐え抜きました。できることはすべてやり、まったくミスも犯さず、善戦しました。これから結果を分析し、もっと強くなってル・マンに戻ってきたいと思います」
フレデリック・マコヴィエッキ(911 RSR #91):「レースではベストを尽くしましたが、今日のフォードとフェラーリは次元が違いました。なぜこうなったのか、よく調べてみる必要があります」
ケヴィン・エストル(911 RSR #92):「私たちにとって、困難なレースでした。ライバルに比べて、単純にスピードが欠けていたのです。911 RSRはスムーズに動き、戦略もまさっており、メカニックもミスを犯さず、すばやいピットストップができたことは、確実なのですが」
ミカエル・クリステンセン(911 RSR #92):「ポルシェGTチームにとって、楽な日ではありませんでした。今日はタイヤのマネージメントが特に難しく、コーションフェーズも我々にとってアンラッキーなタイミングになりました」
マッテオ・カイローリ(911 RSR #77):「これがクリスとマービンと一緒に戦った、私にとって2回目のWECです。表彰台の2段目に立つことができ、本当にいい気分です。シルバーストーンで3位、スパでは2位。ル・マンでの目標は、言うまでもありません」
レース結果
LMP1 クラス
1.ブエミ/デイヴィッドソン/中嶋 トヨタTS050ハイブリッド 173周
2.コンウェイ/小林 トヨタTS050ハイブリッド -1.992秒
3.ベルンハルト/バンバー/ハートレイ ポルシェ919ハイブリッド -33.291秒
4.ジャニ/ロッテラー/タンディ ポルシェ919ハイブリッド -50.155秒
GTE-Proクラス
1. リゴン/バード(イタリア/イギリス)、フェラーリ488 GTE、151周
2. カラード/ピエール・グイディ(イタリア/イタリア)、フェラーリ488 GTE、150周
3. ミュッケ/プラ/ジョンソン(ドイツ/フランス/米国)、フォードGT、150周
4. プリオー/ティンクネル/デラニ(イギリス/イギリス/ブラジル)、フォードGT、150周
5. リーツ/マコヴィエッキ(オーストリア/フランス)、ポルシェ911 RSR、149周
6. クリステンセン/エストル(デンマーク/フランス)、ポルシェ911 RSR、149周
GTE-Amクラス
1. ダララナ/ラミー/ラウダ(カナダ/ポルトガル/オーストリア)、アストンマーチン、146周
2. リード/カイローリ/ディエンスト(ドイツ/イタリア/ドイツ)、ポルシェ911 RSR、146周
3. モック/澤/グリフィン(マレーシア/日本/アイルランド)、フェラーリ488 GTE、145周
ウェインライト/バーカー/フォスター(イギリス/イギリス/イギリス)、ポルシェ911 RSR、予選通過せず
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