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プレスリリース


2017年3月16日



エクサ・ジャパン株式会社



次世代のシミュレーション主導型の設計を実現するExa PowerFLOW5.4



次世代のシミュレーション主導型の設計を実現するExa PowerFLOW 5.4



・ 精度、アプリケーション、自動化、アクセシビリティに関して画期的な機能を搭載

・顧客企業との広範なコラボレーションを通じた開発と検証

・エクサが提供する単一のソリューションで実走行時の運転、安全、法規制上の要件に対応可能



米国マサチューセッツ州バーリントン(2017年3月13日) - 製品開発向けシミュレーションソフトウェアのグローバルイノベーターであるエクサ・コーポレーション(Exa)は本日、主力シミュレーションソフトウェア「PowerFLOW」の最新バージョンを発表しました。新しいPowerFLOW 5.4ソフトウェアは、エクサが重視する4つの戦略的ソフトウェア開発領域(精度、アプリケーション、自動化、アクセシビリティ)のそれぞれにおいて、画期的な技術を実現します。



PowerFLOW 5.4は、リアルワールドの再現性とデジタルシミュレーションプロセスを改善する次のような新機能を搭載しています。



精度 ー リアルワールドの運転状況

・中核を担う解析技術の革新により、回転する車輪のタイヤトレッドパターンのほか、走行風や上流乱流といった実走行状況のシミュレーションが可能になりました。このような開発により、各メーカーは、車両の性能、燃費を正確に見積もり、あらゆる車両構成で法規制要件を満たすことができます。



アプリケーション ー ダスト付着/ウォーターマネージメント

・PowerFLOW 5.4は、汚れや埃、水はねなどをシミュレーションに組み込むオプションを新たに搭載しており、非定常ソルバーを用いた場合にのみ到達可能な実現象の再現性を備えています。PowerFLOW非定常CFDシミュレーターの機能拡張をベースとする次世代の粒子処理機能により、自動車やトラックのメーカーは、ダスト付着や水汚れの蓄積を適切に制御し、安全ではるかに優れた運転性能を実現できます。





自動化 ー ロバストで一貫性のあるシミュレーション

・エクサは常に、専門知識を直接ソフトウェアに組み込むことで、シミュレーションから確かな根拠もなく事実を推定することを排除する努力を続けています。新バージョンは、事前に設定された目標に基づいて、シミュレーションの最適な終了時間を自動的にモニタリングして判断します。これにより、ユーザーは一貫性のあるロバストなシミュレーション結果を手に入れることができます。



アクセシビリティ ー インタラクティブ性を高めた3D表示

・新しいPowerFLOW 5.4では、PowerINSIGHTを通じて、表面データを高速かつインタラクティブに3D回転できます。そのため、シミュレーション結果に迅速にアクセスし、部門間のコラボレーションを効率化することができます。



自動車やトラックのメーカーは常に、顧客のニーズや試験、法規制に関するさまざまな市場要素に応じることが求められています。ドライバーたちは、雨や雪、交通渋滞などが存在する実走行環境の下で、安全で快適な運転ができることを望んでいます。また、各モデルプラットフォームで広範なオプションを用意する必要があるため、試験要件が飛躍的に増大しており、従来の手法では膨大なコストと時間がかかることになります。さらに、最近の法規制では、車両構成それぞれについて認証を取得することが求められています。メーカー各社は、このような課題に対処する費用対効果に優れた方法として、デジタルシミュレーションに目を向けています。PowerFLOW 5.4の新機能は、メーカーに向けて、設計プロセス全体にわたってこのようなニーズに対応する単一のソリューションを提供します。



「PowerFLOW 5.4は、デジタルシミュレーションを大きく前進させるもので、さまざまな大手企業のお客様との長年にわたるコラボレーションをベースとしています。ロバストな新バージョンが誕生したことで、エンジニアの皆様は、新しい車両設計がどのような性能を発揮し、どのように環境と影響し合うのか、これまでよりもはるかに正確に予測できるようになります。新バージョンを採用すれば、センサーをクリーンに保つことで安全な自律走行が実現可能になり、さまざまな路面状況が車両の性能や燃費に及ぼす影響を正確に把握できます。これにより、想定どおりの性能を実走行で発揮する次世代の車両を開発できるようになります。」

エクサ コーポレーション 上級副社長 製品/マーケティング担当、Suresh Sundaram



BMWは、PowerFLOW 5.4の初期評価やシミュレーションと実験での相関解析で、フロントガラスのウィンドウォッシャーモジュールを対象に、PowerFLOWのウォーターマネージメント機能の潜在能力とロバスト性を実証しています。このウィンドウォッシャーモジュールは、サプライヤーからBMWに提供され、目標性能はシリーズ車両の導入構成に合わせて設定されます。そして、ウィンドウォッシャー噴霧性能の目標性能を決定する際には、さまざまな車両空力要素を考慮する必要があります。



「BMWは、Exa PowerFLOWのウォーターマネージメントアプリケーションがBMWの開発サイクルにおいてどれほどの潜在能力を持つのか評価しました。そして、ウィンドウォッシャーの噴霧特性に基づいて、車両の動作範囲全体にわたってウォッシャー噴霧範囲をシミュレーションで予測できるプロセスを開発しました。ウォーターマネージメントに求められる要件は増大しており、BMWでは、将来的には、サイドウィンドウの汚れやバックライトの視認性などのトピックでもシミュレーションで対応できることを期待しています。」

BMW社 Holger Gau氏



エクサ・コーポレーションについて

エクサ・コーポレーション(NASDAQ:EXA、www.exa.com)の可視化/シミュレーションソフトウェアは、優れた自動車や機械装置の製造をサポートします。エクサは、設計プロセスの進展に応じて、その設計の性能を正確に予測し、製品の性能を最適化するための実用的な情報を提供します。エクサのソリューションを採用することで、コストのかかる物理プロトタイプの作成や後段階での仕様変更を最小限に抑えることができます。



これにより、市場のニーズや法規制の要件を満たさない欠陥製品を製造するリスクから解放されます。エクサのソリューションを活用して優れた製品を開発している世界の主な企業としては、BMW、デルファイ、デンソー、フィアットクライスラー、フォード、日野自動車、本田技術研究所、現代自動車、ジャガーランドローバー、ケンワース、小松製作所、MAN、日産自動車、ピータービルト、プジョー、ルノー、スカニア、トヨタ自動車、フォルクスワーゲン、ボルボトラック(順不同、敬省略)などがあります。



なお、エクサ・ジャパン株式会社は米国エクサ・コーポレーションの 100%子会社であり、日本におけるエクサ・コーポレーション製品の販売、ならびにコンサルティング・サービスを行っております。

  

1991 年設立。本社:55 Network Drive, Burlington, MA, USA 01803.  Tel: 1.781.564.0200;Fax: 1.781.564.0299;Email: info@exa.com;URL: www.exa.com;NASDAQ:EXA



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