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第2回 学習療法 実践研究シンポジウム 開催のご案内


2016年9月7日



株式会社公文教育研究会



第2回 学習療法 実践研究シンポジウム 開催のご案内

~SIB(ソーシャル・インパクト・ボンド)調査事業最終報告も実施~



株式会社 公文教育研究会(代表取締役社長 池上秀徳)は、以下要領にて「第2回 学習療法 実践研究シンポジウム」を開催いたします。



日時:9月18日(日)9:30~16:30

会場:大阪市 グランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)

プログラム:

午前 分科会…導入施設等による約60の実践研究発表

午後 全体会…基調講演(厚生労働省 老健局振興課)

       SIB(ソーシャル・インパクト・ボンド)調査事業の最終報告

       千葉県白井市 脳の健康教室(市民と行政が協同事例)など



◆学習療法 実践研究シンポジウムとは?

認知症高齢者の脳機能維持・改善をはかる非薬物療法「学習療法」の導入施設と、認知症予防のための「脳の健康教室」主催の自治体・NPO等の関係者が事例を元にした実践研究を発表し、実践者同士で学び合う場です。

毎年1回開催、全国各地、アメリカから実践者が参加して行われています。



◆今回のテーマは、学習療法・脳の健康教室を「活かす」「伝える」「学び合う」

2004年に事業展開当初は、認知症高齢者の脳機能の活性化が、学習療法の導入目的でしたが、その実践により、介護スタッフの観察力が高まり、ケア全体の向上と職員の人材育成にも寄与できるようになってきました。

今回のシンポジウムでは、全国各地の導入施設等から、学習療法をケアにどう活かしているか、利用者のご家族やケアマネージャーにどう伝えているか、脳の健康教室を地域コミュニティーづくりにどう活かしているか等、60の実践事例が発表されます。



◆厚生労働省から初めて登壇

2016年3月に厚生労働省・経済産業省・農林水産省の3省が連名で発行した『保険外サービス活用ガイドブック』の制作責任者のお一人である、厚生労働省 老健局振興課 課長補佐 加藤康平氏から、国が目指す地域包括ケアシステムの構築と保険外サービス活用の方向性についてお話しいただきます。



◆SIB(ソーシャル・インパクト・ボンド)調査 最終報告

2015年7月から1年にわたり実施した、介護予防分野におけるSIB調査の最終報告を、慶應義塾大学医学部の佐渡充洋専任講師ら研究者からご発表いただきます。学習療法が社会的便益にどうつながるかについてご発表いただく予定です。



◆学習療法 実践研究シンポジウム プログラム構成

午前中は施設等の実践者が参加する「実践研究プログラム」と、一般の方対象の「一般参加プログラム」に分けて実施。午後の全体会は一般の方もご参加いただけます。



【実践研究プログラム】…関係者の学びの場ですが、取材可能です。

◎10:00~10:30  学習療法セミナー

学習療法を実践している施設スタッフ向けの専門的な情報提供の場

◎10:30~12:30  分科会…10の分科会で、約60件の実践者による発表が行われます。



【一般参加プログラム】…学習療法に関心のある一般の方を対象

※参加費3,000円

◎9:30~10:20  東北大学 川島隆太教授 特別講演

「脳科学から見た認知症ケア・予防のあり方」

◎10:30~11:00  弊社社員による、学習療法・脳の健康教室 概要説明

◎11:00~12:30  ドキュメンタリー映画「僕がジョンと呼ばれるまで」特別上映

アメリカで行われた学習療法のトライアルの様子を撮影したドキュメンタリー映画(制作:仙台放送)



【午後のプログラム】 ※一般の方もご参加いただけます。

◎12:30~14:00 コミュニケーション&交流コーナー

各地の学習療法導入施設で実際に使われている掲示・展示物を集めたスペースにおいて、全国の実践者同士が直接交流し、コミュニケーションを深める場になります。

◎14:00~16:30 全体会

学習療法・脳の健康教室の実践が、導入施設や地域コミュニティーに活かされ、国が推進している地域包括ケアシステムにもどのように貢献できるか、をテーマに、基調講演、2つの事例発表、SIB最終報告、パネルディスカッションを行います。



<全体会の構成>

◆基調講演: 厚生労働省 老健局振興課 課長補佐 加藤康平氏

…地域包括ケアシステム構築と保険外サービスの今後についてお話しいただきます。

◆代表事例発表(1): 福岡県大川市 道海永寿会

…学習療法 導入施設第1号である介護施設の、15年間の歩みを発表。

◆代表事例発表(2): 千葉県白井市 脳の健康教室

…10年間継続し、高い成果を上げている脳の健康教室の主催者から、市民と行政が一体となった活

動について事例報告いただきます。

◆SIB調査 最終報告: 慶應義塾大学 医学部 佐渡充洋専任講師/

慶應義塾大学SFC研究所 落合千華上席所員

…1年にわたり実施した「SIB調査」の最終分析結果を報告いただきます。

◆パネルディスカッション: 上記登壇者にアメリカの導入施設の責任者が加わって、今後の実践研究や学習療法・脳の健康教室がいかなるチャレンジをしていくべきか、語っていただきます。



※参考情報

1.「学習療法」

2001年、東北大学・川島隆太教授、福岡県の社会福祉法人・道海永寿会、KUMONによる共同研究で、認知症高齢者の脳機能の維持・改善に効果が科学的に実証された非薬物療法。2016年7月現在、国内約1,600の高齢者施設で導入。また、2014年からアメリカでの展開を開始。2016年7月現在、アメリカの10州26施設で約270名の認知症高齢者が学習療法を行っています。

2.「脳の健康教室」

学習療法を応用した認知症予防プログラム。2015年度41都道府県 約240市区町村 約470教室が開講。主に自治体、NPO法人等が主催、実際の教室運営は、地域のボランティアなどが担っている。

3.SIB(ソーシャル・インパクト・ボンド)とは

https://www.fasid.or.jp/_files/activities/BBL207_Part1_PPT_SIB_140704.pdf

(参考資料:慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 伊藤健 特任講師)



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