いつも行くイオンでふとこんな考えがよぎりました…
しかし、
との疑問が浮かび、調べてみました。
ちなみに日本で大手スーパーと言えばセブン&アイもありますが、残念ながら株主優待制度がありません。
マックスバリュやザ・ビッグ、ダイエー、マルナカなどのスーパーはイオン系列ですので利用されている方はぜひご覧ください。
株主優待の内容
イオン(8267)には電子マネーWAONやクレジットカードのポイント制度があります。
わざわざ株主になるほどのメリットが本当にあるのでしょうか。まずは株主優待の内容を見てみましょう。
優待カード(オーナーズカード)の交付
半年間の買い物合計金額に、下記の返金率を掛けた金額をキャッシュバックしてくれます。返金対象限度額は100万円です。
・ 100~499株 … 3%
・ 500~999株 … 4%
・ 1,000~2,999株 … 5%
・ 3,000株以上 … 7%
長期保有株主優待制度
3年以上継続して保有している株主には、株数に応じてギフトカードを進呈してくれます。
・ 1,000~1,999株 … 2,000円
・ 2,000~2,999株 … 4,000円
・ 3,000~4,999株 … 6,000円
・ 5,000株以上 … 1万円
100株で検証開始!
2017年4月18日のイオンの株価(終値)は1,604円なので、長期保有株主優待制度を受けるには、最低でも約160万円が必要です。
一般的な家庭ではあまり現実的ではないので、100株(16万円程度)で検証してみることにします。
毎月3万円の買い物を1年間続けた場合
株主優待(100株保有)
3万円 × 6か月 = 18万円
18万円 × 3% = 5,400円(半年のキャッシュバック金額)
電子マネーWAONを使う
3万×12か月=36万円
クレジットカードを使う
3万 × 12か月 = 36万円
結果
100株の株主優待でキャッシュバックを受けると、クレジットカードの3倍、WAONの6倍もお得になりました。
株価が下がったら損をするよね?
株価が下がるリスクを抱えても、株主優待の方がお得と言えるのでしょうか。100株を16万円で購入し、お買い物額は毎月3万円として計算してみます。
株価が1割下がった場合
損失額 … 1万6,000円
キャッシュバック … 1万800円
1年間で考えると、実質5,200円の損となります。しかしもう1年株を持っておけばキャッシュバック合計が2万1,600円となり、トータルで考えると5,600円の利益です。
イオン株は長期保有で利益になる
もし株価が5割下がった場合8万円の損となりますが、8年間持っていればキャッシュバック金額で損失分を回収できます。
つまりイオン株は、株価が下がっても、売らずに持ち続けることで利益になる株だということです。
イオン株はやっぱりお得
イオンを利用する人にとっては、大変お得な株だということは間違いありませんでした。
買い物をすればするほど、キャッシュバック額が増え、損失のリスクが減ります。さらにイオンは配当金も出しています。
2016年の実績では1株あたり28円でした。株主への還元が手厚い会社ですので、皆様もぜひ検討してみてください。(執筆者:高橋 珠実)