新聞代の平均額は朝・夕刊セットで毎月約4,000円。毎月の固定費としてはけっこう大きいですよね。
最近では新聞を取らない家庭も増えているそうで、新聞代の節約というと「新聞をやめること」というのが一般的。
それでも新聞はやっぱりやめたくないという方もいます。わたしのまわりでも新聞を取っている家庭も多いです。
新聞がないと寂しいですし、テレビやネットでニュースが見られるという時代でも新聞ならではのよさがありますよね。
そこで、新聞を少しでもおトクに購読する方法をご紹介します。
1.朝刊のみにする
新聞の朝刊のみ購読にすると約1,000円安くなります。夕刊を読む時間がないということはありませんか?
夕刊の配達がない地域では選択の余地がありませんが、いま両方とも取っている方は検討してみてはいかがでしょうか?
わたしはずっと朝刊のみにしていますが、不自由はありません。新聞代を節約したいなら、朝刊のみにするのはおすすめの方法です。
2.新聞購読者向けの各種モニターになって謝礼をゲット
新聞広告調査モニター
テレビの視聴率を調査していることで有名な「株式会社ビデオリサーチ」が行っている、新聞広告についての印象や意見を募集するアンケート。
1回のアンケートに月200円分の謝礼があり、月に4回ほどアンケート依頼がくるので、年間9,000円以上のおこづかいになります。
朝日新聞・毎日新聞・読売新聞などのほか、地方紙でも募集されています。
募集時期は新聞や地域によって違いますが、年に1~2度募集があり、募集期間中に何度か新聞紙面にモニター募集の広告が掲載されます。
インターネットでも住んでいる地域を選択して応募ができます。
新聞広告調査モニターの応募条件は、以下となっています。
・ 年齢が満15歳~69歳の方
・ インターネットに接続できるパソコンを持っている方(パソコンが必須)
・ 現在モニターではない方
メールが届く2~3日前の広告に対するアンケートで、広告の印象を選択式で答えていくので回答にかかる時間は10分程度でとてもカンタン。
感想を記述で述べる項目について少し時間がかかるかなという程度です。
労力に対して1件で200円の謝礼は大きいと感じます。3か月ごとに商品券が送られてくるのでうれしいですよ。
新聞紙面モニター
新聞紙面の記事に対するアンケートが主です。
各新聞社が募集するもので、募集の時期やモニター期間もさまざま。謝礼はアンケート1件につき100円~数百円となります。
わたしがモニターをした時は、新聞のページごとによかった記事の順位をつけて感想を書いたり、紙面レイアウトについての意見を書いたりという内容でした。こちらも商品券などで謝礼をいただけます。
広告大賞の審査員
年に一度、各新聞社で「広告大賞」が発表されるのを見たことがありませんか?
広告大賞はさまざまな方法で総合的に審査されるのですが、一般審査員の公募も行われています。
新聞紙面やインターネットで募集があり、応募して選ばれると審査会場に召集されます。審査時間は2~3時間で、謝礼は5,000円程度。
わたしが参加した審査会では、一年間の新聞紙面広告の実物が用意されていました。
あらためてじっくり見る時間が取ってあったので、審査員に選ばれたけどどんな広告があったか覚えてない…という心配はありませんでした。
審査員一人ひとり、選んだ広告とその理由をプレゼンしていくのは緊張しますが、審査に関われるのはとても楽しい経験になると思います。
そのうえ、割のいいバイト並の謝礼までもらえるのでおすすめです。
3.新聞販売店とよい関係を築く
新聞販売には景品提供に制限ルールがあるので、一昔前のような過度なサービスはありません。
ですが逆に言えばルール内での景品提供は認められているので、契約時や契約更新時に洗剤やビールをもらったり、一か月分の無料サービスなどをしてもらえることがあります。
まったく何もないまま口座振替で購読を継続している方は、1年毎の契約などにして販売店の方と接する機会をつくるとサービスがあるかもしれません。
また、旅行や実家への帰省などで家を空ける場合は新聞を止めると、その分値引きをしてくれることがあります。
わたしの経験では、住んだ場所の違いか販売店の違いかわかりませんが、値引きはできず、まとめて後日配達する「取り置き」になる場合もありました。
これは10年以上も前の話ですが、新聞代が数百円安くなったことがあります。
九州から東京へ引っ越して、同じ新聞を取ろうとしたら値段が高かったので困惑していると、同じ値段にしてくれたんです。毎月のことなのでうれしかったです!
4.新聞社の資源回収でリサイクルする
読み終わった新聞紙は古紙回収に出しますよね。
住んでいる地域によってリサイクル回収の方法は違うと思いますが、なかには新聞店が定期的に回収を行い、トイレットペーパーなどをくれる場合があります。
昔ながらの「チリ紙交換」ですね。古紙をリサイクルに出して直接トクするので、回収活動をしている場合は利用するとよいでしょう。
町内会や子ども会などで回収している場合は、貴重な活動費財源になりますのでそちらを優先すると地域に貢献できます。
最後に
新聞は、一面をパッと見て重要なニュースが分かる美しい構成がステキです。
難しい記事までくまなく読むということはできなくても、毎日紙媒体でたくさんの文章が届くということで、やはり読解力や漢字力も自然に身につくのではないかと思います。
わたしのように新聞代は削らない固定費と割り切っている方にとって、少しでもおトクに購読できる参考になれば幸いです。(執筆者:野原 あき)