初心者でも利益を上げやすいIPO。上昇確率が高い人気銘柄は、なかなか当選しにくいことも事実です。
IPOで当選を目指すには戦略が必要です。証券会社によっては、抽選方法も丸きり異なります。証券会社選びを考えることも当選に向けた立派な戦略なのです。
これが、IPO投資においては肝になるのです。
最低限押さえておきたい抽選方法の違い
大手証券の大口顧客でもない限り、有望銘柄の当選は難しいと言えるでしょう。ほとんどの投資家はネット申し込みによる抽選に臨むことになります。
よって、証券各社の抽選方法の違いを知ることは非常に重要。
もうすこし踏み込んで見ると、自身の資金力に合わせて証券会社を選ぶことが重要なのです。
IPOには資金力に左右される抽選方法と、資金力に左右されない抽選方法があります。
資金力に左右される証券会社の場合
資金力のある人
上昇の可能性が高い有望銘柄であれば、是が非でも手に入れたい。よって、資金力のある人は最低申込株数の何倍もの株数を申し込む訳です。
仮に、1,000万円口座残高があれば、100株10万円のA社株を10,000株申し込むことができます。そして、この申し込み株数はすべて抽選対象になるのです。
資金力のない人
逆に、口座に10万円しかない人はどうでしょう? 最低申し込み単元である100株しか申し込めない訳です。
前者の100口の申し込みに対して、後者は1口のみの申し込み。後者がこのIPOに当選する確率は前者の100分の1になる訳です。
資金力に左右されない証券会社の場合
一方で、資金力に左右されない証券会社であれば、仮に10,000株申し込んだとしても、抽選時に有効な株数は1口のみ。
つまり、1,000万投資しようが、10万円投資しようが抽選確率は全員平等な訳です。
証券会社選びを間違えてしまうと、IPOの当選確率は激減します。よって、証券会社選びは非常に重要と言えるのです。
IPOの取り扱い件数が少ない証券会社はサブ口座に
IPOの取り扱い実績に関しても、証券会社ごとに差があります。いくら証券口座を開設したとしても、お目当ての銘柄の取り扱いがなければどうしようもありません。
IPOの取り扱い実績も証券会社選びに際しては、非常に重要なポイントなのです。
ここで、誤解してほしくないことは、決してIPOの取り扱い件数が少ない証券会社を批判している訳ではないということです。むしろ、口座開設をすべきだと思います。
ただ、間違いなくメイン口座には向かない。当たり前ですが、そもそもの取り扱い件数がなければIPOに参加する機会すら逸してしまうからです。
しかし、デメリットばかりではありません。IPO取り扱いが少ない穴場証券をサブ口座にすることで、IPOの当選確率を向上させることもできます。
理由は、競合が少ないからです。
ほとんどの投資家が、名の知れた証券会社から申し込みを入れるのに対し、穴場証券ではそもそもの口座開設件数が少ない。即ち、穴場証券からも申し込みを入れることで、当選確率がグンと高まるのです。
サブ口座としてオススメなのは、例えば岩井コスモ証券です。⇒公式HP
メインはIPO取り扱い実績が豊富な証券会社で選ぶ
IPOの当選を目指すには、メイン口座とサブ口座の使い分けが非常に重要です。
サブ口座は上述したように、そもそもの口座開設数が少ない会社を選ぶことがポイントです。IPOの取り扱い実績はそれなりでも良いでしょう。
しかし、メイン口座はその限りではありません。当たり前ですが、取り扱い実績が豊富な証券会社を選ぶべきです。
また、上述したように自身の資金力によっても口座開設すべき証券会社が変わってきます。また、投資歴によっても選び方が変わってくるでしょう。
IPO当選には戦略的な証券会社選びが必要不可欠です。
特に投資初心者にはマネックス証券がおすすめ。IPOの取扱件数も抜群
個人的には、投資初心者のメイン口座にはマネックス証券がおすすめです。
私自身も初めて開いた証券口座はマネックス証券でした。ネット証券の先駆けで、いまやネット証券の“老舗”。
常に、最先端のサービスを取り入れ、商品ラインナップも豊富。ネットセミナー等のフォローも手厚いので、証券投資の入口には最適です。
マネックス証券で口座を開設する⇒公式HPへ
若干話が逸れましたが、IPOの取り扱い実績も申し分なし。とりあえず、口座開設さえしておけば、IPOに参加出来る機会は多数あるでしょう。
2016年の実績を振り返っても、大型案件から、話題の業種まで完全網羅。
また、IPOにおける抽選方式は資金力に左右されない完全平等抽選を採用。お金持ちを優遇する証券会社とは異なり、投資初心者にも非常にフレンドリーな証券会社と言えるでしょう。
投資初心者であれば、まとまった資金をつぎ込むことに抵抗がある人も多いでしょう。やはり、完全平等抽選の証券会社でコツコツ申し込みを入れることがIPO当選への近道です。
資金力で勝負出来ない場合には、戦略的な証券会社選びで当選を目指す。そのメイン口座にマネックス証券を据えてみて下さい。(執筆者:徳田 陽太)