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「みかんの皮は捨てないで!」カラカラに干してから使える意外な活用術6選



冬に食べる果物と言えば、みかんです。ビタミンCがたっぷり入っているので、風邪予防や美肌にも効果的ですよね。



家族全員が大好きで、いつも切らさないよう買い足しているというご家庭も多いのではないでしょうか。今回は、いつも捨ててしまうみかんの皮の活用法についてご紹介します。









1. 漢方薬


中国では、みかんの皮は「陳皮(ちんぴ)」という漢方薬として使われます。



みかんの皮を干した状態のもので、風邪予防のほかにも血流を改善したり、整腸作用やリラックス効果があると言われているんです。



陳皮の簡単な作り方




1. 食べ終わった後の皮をザルや網に広げる。



2. 日陰でカラカラになるまで干す。



乾燥したミカンの皮は、元の大きさの2~3割程度の大きさになり、密閉容器などに入れて保管します。





2. 陳皮茶や料理の香りづけ


みかんの皮を干して陳皮を作ったら、さっそく陳皮茶や香りづけとして利用しましょう。



陳皮茶




急須の中に陳皮を入れ、お湯を注いだら陳皮茶の出来上がりです。



うっすらオレンジ色に染まったきれいなお茶になります。



そのお味は…



みかんジュースのような味を想像して飲むと「あれ?」と感じてしまうので注意してください。



あくまでお茶なので、ほんのりみかんの味がする程度。はちみつなどを加えて飲むとまろやかな味になり、体がぽかぽかしてくるのでおすすめです。



香りづけ




また、陳皮を細かく刻んだり、フードプロセッサーで粉末状にすると、煮物やお菓子作りのときの香りづけとして使うことができます。



いつもの料理にちょっと深みが出るので、ぜひ試してみてください。





3. お風呂に入れる






陳皮はネットなどに入れて、お風呂に入れてもOKです。血行促進、リラックス作用があるので、冷え性の方にもぴったりです。



冬はゆずを入れてゆず湯を楽しむ方が多いですが、これは柑橘類の香り成分が疲労回復や冷えに効果があるとされているからだそうです。



ゆずと同じ柑橘類のみかんでも、同じような効果が得られるので、ぜひ捨てられる予定だったみかんの皮を使ってみてください。





4. 油汚れを落とすのに効果的


みかんの皮には柑橘類の香り成分である「リモネン」が含まれています。リモネンには油分を溶かす働きがあるので、油汚れを落とすことができます。

・ 壁に描かれた油性ペンのらくがきや

・ ガスコンロにこびりついた汚れ

汚れた部分にこすりつけてください。軽い汚れならすぐ取れるはずです。



食器棚や冷蔵庫について手垢も皮脂が原因なので、こすってみるとすっきり取れますよ。





5. 肥料としても使える


みかんの皮には栄養が豊富に含まれているため、肥料として再利用することもできます。



生のまま利用するとにおいが気になったり、土と混ざりにくいことがあるため、カラカラになるまで干した陳皮の状態のものを使用します。



細かく刻むか粉末状にしたものを肥料代わりに土の上にまいたり、土の中に混ぜたりしましょう。柑橘系の香りは虫が苦手な香りなので、害虫除けにもなります





6. そのまま食べるのもアリ


果物や野菜には、皮のほうに栄養がたっぷり含まれていると言われています。みかんの皮にもポリフェノールの一種が含まれており、アンチエイジングに効果的です。



そのため、みかんを食べるときに皮ごとそのまま食べてしまうのもおすすめです。私もたまに食べたりしますが、皮に含まれる適度な渋みが加わって、意外とおいしいです。



皮ごと食べるときは表面をよく洗うか、無農薬のものを選びましょう。









まとめ


いつもは捨ててしまうみかんの皮の活用方法をご紹介しました。みかんに含まれる豊富な栄養素のおかげで、食べる意外にも生活の中で使える活用方法はたくさんあります。



とくに、陳皮にして密閉容器に入れておくと、長期保存もできるのでおすすめですよ。(執筆者:垣内 結以)



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