1月25日の米国市場ではダウ平均が史上初の2万ドル越え。加えて、ナスダック総合指数、S&P500指数も市場最高値を更新してきました。
27日発表の米10~12月期のGDPは市場予想を下回る結果に。しかし、為替市場でドル高円安が進展していることを鑑みれば、それほど悪材料視されていないと言えるでしょう。
よって、引き続きマーケットの地合いは悪くない。日米問わず、押し目は積極的に拾って行くスタンスで問題ないと言えるのです。
世界中でAi関連のファイナンスが活発化
2016年にAi関連ベンチャーが資金調達を行った総額は、50億2,100万ドル。前年の31億2,500万ドルを遥かに上回りました。
また、資金調達件数も2015年の493件から、658件へジャンプアップ*。資金の出し手にも、引き続き、GEやグーグル等の超大手企業が名を連ねます。
更に最近では、Ai分野にメインに投資をするベンチャーキャピタルも現れており、世界的に見ても、このトレンドは継続する可能性が高いのです。
よって、国内におけるAi関連銘柄にも再度目を向ける必要があります。二度に渡るAiバブル崩壊後の今、久しぶりにAi関連における「ビッグウェーブ」が押し寄せているのです。
*出典:米調査会社CBインサイツ
国内のAi関連銘柄は上昇トレンド真っ只中
メタップス(6172)や日本サードパーティー(2488)の大相場は、投資家の皆様の記憶にも新しいでしょう。
直近ではブレインパッド(3655)も52週高値を更新。また、JIG-SAW(3914)についても昨年末から一時30%に迫る上昇を見せています。
出遅れ銘柄に勝機を見出す
つまり一番儲かる【旬】の時期は過ぎたのです。よって、ここからは「縦追い」ではなく「安値拾い」。
Ai関連と言う「投資対象」は変更せずとも、「投資スタンス」は変更しなければならない。個人的にはそのように考えています。
ここからの本命はFRONTEO(2158)と想定
直近決算では芳しくない状況が続いたものの、個人的には決して悪材料視していません。なぜなら、直近の赤字はAi分野への投資拡大に起因するものだからです。
実際に、今下期は売上、利益共に大幅な改善が市場のコンセンサス。徐々にその成果が実を結び始めた証左と言えるでしょう。2017年もAi分野への投資を活発化させる予定です。
FRONTEOが開発した人工知能KIBITに注目
時間は掛かる可能性が有りますが、安値で丹念に仕込み、腰を据えた投資をすることで、恩恵を受けられる可能性が高いと想定しています。
今や同社のビジネスにはKIBIT(FRONTEOが開発した人工知能の名称)の存在が欠かせません。徐々に、訴訟支援を行う企業からAi企業へ変貌を遂げようとしているのです。
よって、中長期スタンスでAi関連に投資するならFRONTEO(2158)。個人的にはそのように想定しています。(執筆者:徳田 陽太)