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【確定申告】起業1年目の方こそ必見。「誤解されやすい3大項目」を理解して、時短できる帳簿を今から作ってしまえばラクになる。



いよいよ確定申告シーズンですね。起業1年目の方にとって、最大の難関は帳簿の記帳。時間を費やしても1円の儲けにもならない作業に毎年悩まされることになります。



だからこそ、帳簿の記帳を時短する仕組み作りが必要なのです。



誤解されやすい3大項目






Q1 青色申告のほうが白色申告より手間がかかりますか




いいえ。



双方の手間は全く同じです。会計ソフトへ入力すれば、青色申告で求められている帳簿は出力されます。白色申告も記帳義務があるので、結局やる作業は同じです。



Q2 青色申告をするために簿記の知識を習得するが最優先ですか




いいえ。



帳簿の記帳では、効率よく会計ソフトへ入力する仕組み作りが先決です。簿記の知識は序々に覚えても、スモールビジネスなら事業に影響しません。



むしろ、事業が拡大してからでは更に本業に追われて、取引が複雑になるために帳簿の記帳を時短する仕組み作りが余計に面倒になります。「鉄は熱いうちに打て」という諺どおりに、事業規模が小さい今が肝心です。



Q3 節税対策にはまず税金の知識ありきですか




いいえ。



まずは帳簿の記帳を時短する仕組み作りが先です。そもそも節税対策とは税務調査で間違いを指摘されないことです。単純な記帳ミスで指摘されるケースは多いのが現実。



仕組み作りが出来ていないと、申告期限ギリギリに慌てて会計ソフトへ入力するために、入金データの入れ忘れなどミスを誘発します。









帳簿の記帳方法のアウトラインをキチンと押さえましょう


記帳するべきことは大きく分けて2つあります。



(1) 日常の取引の入力




事業では、現預金の入出金、取引先に請求をして相手からもされますね。スモールビジネスとはいえ、日常と取引のボリュームが多いです。



この部分の入力を効率よくすることが帳簿の記帳を時短する第一歩といえます。そのために入出金方法などのルール決めが命と言っても過言ではありません。



(2) 決算を締める取引の入力



おもに3つの項目があります。



1. 年末時点の取引先に対する債権・債務を確定させます



・ 債権 = 所得金額がプラス



・ 債務 = 所得金額がマイナス



2. 事業とプライベート兼用の支払いを事業用にあん分します



たとえば自宅兼オフィスの家賃100万円なら、事業用の分しか経費に落とせませんよね。



3. マイカーなど30万円以上の固定資産は分割して経費に落とします



マイカーなど30万円以上の固定資産は減価償却により、耐用年数という税法で定められた使用可能期間の年数で分割して経費に落とします。



例)固定資産100万円(耐用年数10年)

減価償却費10万円 = 100万円 ÷ 10年

(1)~(3)まで、専門知識がどうしても必要ですね。





起業1年目こそ税理士を活用して青色申告を乗りきりましょう






専門知識なら本、税務署、青色申告会でも十分ですが、帳簿の記帳を時短する仕組みまでは対応してもらえません。



それでは毎年、時間がロスします。だから、将来の時間を買うためにも税理士は頼りになります。専門知識だけなく、時短するためのノウハウを持っているからです。



そもそも事業に投資はつきもの。青色申告会よりも料金が高めでも本業に専念できるために依頼する価値はあります。





税理士へ依頼するポイント




1. 脱税思考は嫌われます。税理士も人の子です。



2. 単発の依頼、帳簿の記帳を時短する仕組み作りという目的をハッキリ伝えましょう



3. 複数の事務所から見積もりを取りましょう。税理士が客観視できます。



4. 経理の合理化に明るい税理士を選びましょう。「経理 合理化 税理士」で検索すればたくさんヒットしますよ。(執筆者:阿部 正仁)



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