伸びる寿命にどう対応?
年末が押し迫ってくると、先ず来るのが喪中の挨拶状。会社のOB会でお世話になっているF氏から「義母が100才、実母が94才で永眠のお知らせ」といずれも長寿で女性。我が家も義母が100才で健在と何故か男姓不在。
少子高齢化社会の当来が叫ばれて久しいが、各位の発想転換は大丈夫か心配になって来ます。
一方で長寿遺伝子を鍛えれば『寿命は30年延びる 白澤卓二著』もあり、双方のせめぎあいが激しくなってきます。
今回のコラムは前半で高齢化社会という集団、後半で寿命という個人のテーマを書いています。
「長生きする為」にはお金の収支計画が必要です。そこで小生の収支を以下に記してみます。
支出 家庭での年間必要経費
私も10年以上前FPになりましたので、毎月の消費分を妻分と一緒に記入しています。
始めは「毎日千円単位」で記帳しようとしましたが、妻が大変だと言うので、妥協して「月に千円単位」で把握するようにしました。
記帳1~2年経過
ネットの引き落としが、かなりの額になっていると思い計数して見ると、100万円以上なっていました。
内訳
・ 電気ガス水道料金他
・ 携帯通信費
・ 一部化粧品
・ スポーツクラブ会費等
記帳4~5年経過
ネット分を入れて、脳梗塞の病気になったことも有り、薬科代・入院費などを含めて、年間4~600万円必要なことが判明しました。
収入
・国民年金
・企業年金
・個人年金
これらが全てで、妻の年金は入っていません。
妻の年金がない理由
先妻が交通事故で亡くなったことも有り、受給開始時に年間数百万で小生分だけで賄えると思い、不足時に補填と考えています。
個人年金
50才時気が付いて年間60万円を10年貯蓄した後据置き、65才時から年間70万強で終身になってます。
国民年金は現役時成績が今一つの為低額で、企業年金にも退職金の半分程度補填したので、併せて450万強になってます。
我が家の収入額
520万円強(マイナス4~6万円)
不足する年もありますが、何とか使っています。
自分の反省を含めて思うこと
日本では「金銭教育」がありませんが、必須にした方が良いと思います。
「金銭」について思うこと
・ 個人年金は出来るだけ早く取込み、年間百万位を支給出来ると良い
・ 投資経験は大損しない限り、NISAに入るなどをして経験をしてみる
・ 国民年金・確定拠出年金・NISAも検討し入って見るのも一つの方法
2014年から始まったNISA
これから先は分かりませんが、100万弱の投資で今現在125万強です。
介護現場の体験
2000年に「介護保険制度」が出来てから、私もこの制度の恩恵にあずかっています。
(1) デイケア
私は半日デイ週2日で送迎を除き施設で2時間PT(理学療法士)やOT(作業療法士)の先生、同僚との会話や送迎を楽しんでおります。
(2) PT先生の訪問リハビリ週2日で各1時間
(3) 入浴介助等
拙い経験ですが、これでも寿命を延ばすのに役立っていると思っています。
自分の体験で疑問に思うこと
しかし現場ではリハビリ病院を通しての体験で、疑問に思うことも有ります。
職員の顧客(患者)満足を忘れた個人情報管理
公官庁の年金情報漏洩の余波かも知れませんが、公官庁の誤った指導の影響でリハビリ病院では個人情報に異常なまでの注意管理をしていることです。
医師や看護師の知識経験不足
私は何処でも血圧測定をしていますが、徐脈(不整脈)の私は簡易血圧計と正規(水銀式やアネロイド型)との差が40だったことも経験しました!
アネロイド式で120の血圧が簡易血圧計では160を示し、看護師がまとわりついて却って血圧が上昇した経験が有りました。
自分に合った血圧計を選んで確り健康管理し、看護師は血圧計の事、徐脈と血圧値の事を常識として知ってほしいと思います。
楽しいデイケアでのさみしい出来事
声を掛け合った人がガン末期の為とか、新たな病気を併発して亡くなってしまうことです。先日まであそこに座っていた方が突然いなくなるケースもあります。
特に普通に通っていたケースでは例年に比べ多いのかもしれませんが昨年2件あり寂しさがひとしおです。以上(執筆者:河村 富夫)