「冷蔵スカスカ冷凍ギュウギュウ」が節約&収納のコツ
冷蔵庫の光熱費を賢く節約するコツは、実は収納方法にあります。
冷蔵室
冷蔵室にギュウギュウにものを詰めてしまうと、冷気の循環が滞ってしまい、冷却に使う光熱費が高くなりがちです。
冷蔵室は、冷気がスムーズに循環できるようにすき間を作って収納するようにしましょう。
冷蔵室にすき間を作ることで、食材の置き場所がわかりやすくなり、冷蔵室の扉を開けている時間を短縮することも可能です。
冷気が逃げる時間が短くなれば、光熱費も節約できます。
冷凍室
冷凍室はギュウギュウに詰めることで光熱費を節約します。
冷凍室に入れる冷凍食品や氷は、それ自体に冷却効果があるため、詰めれば詰めるほど光熱費を使う必要がなくなるのです。
冷凍室に詰めるものは、特売に買いだめした冷凍食品でもかまいませんが、冷凍食品ばかり購入していては節約になりません。
特売で購入した肉は小分けにして空気と触れないように密閉して冷凍しておきましょう。
冷凍室に多くの食材を詰めるコツ
冷凍室を本棚と思うことです。
本棚のように、食材を縦に収納することでより多くの食材を詰めることができます。
野菜は賢い収納で新鮮長持ち!
野菜は、野菜室に収納します。そのとき、ちょっと気をつけるだけで野菜を長持ちさせることができるのです。
野菜は、土の上にできるものと土の中にできるものの二種類があります。また、産地が暑いところもあれば寒いところもあります。
野菜が育ってきた環境を考えて収納するだけで、鮮度を長持ちさせることができるのです。
暑い地方が原産地の「じゃがいも」、「たまねぎ」
冷蔵庫に入れることで傷みやすくなります。
玉ねぎは、乾燥させてから出荷されます。水分がつくことで傷みやすくなるため、かごに入れて風通しのいい場所で保存するようにしましょう。
冷蔵庫に入れなくていいものと入れるべきものを知ることで、無駄な光熱費を節約することができます。
春野菜のアスパラガスなど
春野菜は収納方法によって栄養を減らしてしまうこともあります。
アスパラガスは、土の上に縦に伸びる野菜です。収納するときに、横に収納してしまうと上に伸びようとするため頭が曲がってしまいます。
余計なエネルギーを使うため、せっかくのアスパラガスの栄養が減ってしまうのです。
野菜を正しく収納することで、栄養も光熱費も無駄な消費を抑えることができます。
賢い収納と設定を併用してさらに節約!
冷蔵庫にかかる光熱費は、全体の約15%といわれています。
温度調整で節約
冷蔵室や冷凍室は設定温度を調整することができます。
設定は、強・中・弱の三段階であることが多いでしょう。食材は必要以上に冷やしても、無駄な光熱費を使うだけです。
冬は弱に設定、夏だけは強に設定するだけでも光熱費を節約することができます。
買い替えで節約
最近の冷蔵庫は、節電や省エネ機能がほとんどに搭載されています。年代の古い冷蔵庫は、どんなに賢く収納しても光熱費が高くなりがちです。
古い冷蔵庫を使い続けている場合には、思い切って買い替えも検討してみてはいかがでしょうか。
設置方法で節約
新しい冷蔵庫を設置するときにも、光熱費をおさえる設置方法があります。
それは、壁から10センチ程度離して設置する方法です。
冷蔵庫は、使っていると熱を発します。熱は発散できないと冷蔵庫にこもってしまい、さらに光熱費を使って冷やす必要が出てくるのです。
熱は、冷蔵庫の上部からも出ています。冷蔵庫の上にダンボールなどを積んでおくと熱がこもる原因になるため、やめたほうがいいでしょう。
冷蔵庫は、熱が発散しやすい場所に設置するようにしましょう。
まとめ
冷蔵庫の光熱費を節約するコツは冷気を逃さず熱は逃がすことです。
冷気を逃さないために、こまめにドアパッキンを交換することも効果的です。(執筆者:式部 順子)