日経平均1万9000円後の展開は?
目先メドの1万9000円どころ到達となりましたね。
金曜算出のSQも上回っての週末入りで、さらなる上値追いの雰囲気を残したままの週末入りとなっていますが、週明けはどうなるでしょうか?
日柄的な上値としては、メインを15日(木)として、サブで12日(月)としましたが、週明けからの展開に注目です。
現状の勢いだけで見ると、まだまだ上値追いの勢いは止まらなそうに見受けられます。
気になる為替の動き
ただ、為替に関しては、場中に円安を更新しているわけでなく、日経だけが切り上げているという事で、日本独自の上昇と、外国人の一部の買いが見受けられます。
ただ、ドルベースでの日経平均は166ドル近辺で週末入りとなり、本格的にあげているという所までは到達していません。
週明けヘッジファンドがクリスマス休暇に入ったところで、どのような動きとなるのか?
はたまた休暇に入らず、今年は休み返上で利を取りに来るのか?
2012年、2014年の再来となるのか?
気になるところです。
2万円を目指す可能性も
為替が1ドル115円台に突入し円安も更新となりました。やはり1万9000円も節目となれず、通過点となってしまうのかと思わせる状況となっています。
今 上げている節目(メド)は1年前の高値や安値なので、インパクトが弱いという事になります。
そうなると外部要因の勢いで、簡単に2万円を目指すことが想定されますが、やはり週明けも「もうは、まだなり」が継続するのでしょうか?
そして値段的節目は、トレンドラインとして指摘してきた、昨年の年末12月30日の高値も週明けには上抜けが想定されますので、次は普通に見るとやはり2万円を目指すだろうと値段的には想定されます。
現状足型としては、週末の木曜金曜でしっかりした陽線形成で、勢いが見えて2空作っての週末入りとなっています。
そして週明け窓を空けてくるので、寄り付いた窓を埋めなければ3空が完成となります。
そして日柄に関して触れてきましたが、週明け月曜 木曜日が一目的な天底一致でメドとしましたが、対等数値がはまってくるのが月曜、火曜となります。
8月3日から9月5日、9月27日から10月28日が23日間となっています。こちらも気になるポイントです。
そしてトレンドラインでは、上記にも述べた昨年の12月30日の横軸と昨年の12月1日近辺の高値(2万円処)と考えます。
さらに計算式で12月1日から12月5日までの押しに対してのV値で見ると、1万9265円という上値メドが算出されます。
もう一つ11月9日から12月1日の上昇、2635円を押した12月5日に足すと2万862円がメドとなり、昨年夏手前の高値と重なってきていることで、そのあたりも意識が必要なところまで来たと考えます。
テクニカル指標
一目均衡表では、週明け、雲のねじれが12月15日にやってきます。さらにはミニ天底一致が12月12日、大きい天底一致が12月15日となります。
未来を占う唯一の一目が示唆する転換示唆どうなるでしょうか?
ボリンジャーバンド
週前半に+1σまで押して割り込むことなく反発となり、再度+2σに届く寸前まで来ました。形としては完全にボリンジャーウオーク継続中です。
スローストキャスト
緩やかに売られすぎまで押してからのゴールデンクロスとなり、現在買われすぎゾーンを目指す形で上昇中となっています。形状は完全に上昇トレンド形成です。
総合判断
上昇トレンド継続中となり、かなり過熱感を出していますが、2012年、2014年と同じパターンを作るなら、まだ序章の可能性も踏まえつつ、過熱も踏まえる状況と判断します。
ダウも上場来高値更新と並んでの世界的に強い相場を形成しています。この動きが、どこまで、いつまで続くのか?
「もうはまだなり」、「もたざるリスク」を踏まえて、過熱感に対して敏感な姿勢で相場と向き合いたいと思います。(執筆者:殿村 純奈 )